米雇用、55万9000人増に加速 失業率は5.8%に改善 5月

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時事通信

アイスクリーム店の店先に貼られた求人広告=5月28日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(AFP時事)

 

 

 

 【ワシントン時事】

米労働省が4日発表した5月の雇用統計(季節調整済み)は、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が前月比55万9000人増となった。

 

  【図解】米雇用統計(2020年9月)  

 

 

回復に急ブレーキがかかった前月(27万8000人増に改定)から伸びは加速したものの、市場予想の65万人増は下回った。失業率は0.3ポイント下がり、5.8%に改善。新型コロナウイルス危機後で最も低い水準となった。  就業者数の増加は5カ月連続。好調の目安とされる20万人を大きく超えた。ただ、手厚い失業給付などが復職を遅らせているとされており、雇用の回復と人手不足の解消に時間がかかる恐れがある