メルセデス戦略勝ち!レッドブル・ホンダ2位、角田リタイア/F1第4戦スペインGP
配信
F1第4戦スペインGP決勝レース(C)Red Bull Content Pool
F1第4戦スペインGP(バルセロナ・カタルーニャ・サーキット)決勝レースが行われた。
●【F1第4戦スペインGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
優勝したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、
2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、
3位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)だった。
ルーキーイヤーで注目の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)と、F1ラストイヤーのホンダ勢の結果は以下のとおり。
■レッドブル・ホンダ 2位 マックス・フェルスタッペン 5位 セルジオ・ペレス
■アルファタウリ・ホンダ 10位 ピエール・ガスリー リタイア 角田裕毅
===============================
2ストップ作戦大当たり!ハミルトンが今季3勝目をマーク、角田裕毅は7周目にリタイア…スペインGP決勝|F1
2ストップで驚異の追い上げを見せたハミルトンがスペインGPを制し今季3勝目/Getty Images
2021年のF1第4戦、スペインGP決勝が現地時間9日行われた。 決勝ではミディアムタイヤをチョイスしたキミ・ライコネン以外全車がソフトタイヤを選択。オープニングラップのターン1で2番手スタートのマックス・フェルスタッペンがインを付き、ルイス・ハミルトンを抜いてトップに立った。後方では16番手スタートの角田裕毅が一時18番手まで順位を落とす。 そこからトップのフェルスタッペンとハミルトンが3番手以下を離してレースを先行する。3番手シャルル・ルクレールはトップ2に比べて周回ペースが遅いこともあり、4番手バルテリ・ボッタスは周回ペースが上がらず。 7周目のターン11では16番手走行中の角田が突如エンジンストップ。イエローフラッグとなり、セーフティーカー導入。角田はそのままマシンを降りた。 レース再開後はフェルスタッペン、ハミルトン、ルクレールの順番で進み、フェルスタッペンは24周目にピットイン。ハミルトンはそのまま走行を続け、29周にタイヤを交換してコースに戻ると、トップはフェルスタッペンで2位ハミルトンとの差は5秒ほど。 そこから2番手ハミルトンはプッシュしてフェルスタッペンを猛追。34周目には1秒差ほどに迫るが、タイヤの消耗を意識しつつ、その差を保ちながら周回を重ねることに。 43周目に2番手のハミルトンがピットに入り、ミディアムからミディアムへと換え2ストップに。一方でソフトタイヤのストックを残しているフェルスタッペンはワンストップでそのままトップを走行。 残り23周時点で、ラップリーダーのフェルスタッペンと3位ハミルトンのラップ差は23秒ほどとなった。そこから新タイヤのハミルトンは猛プッシュをかけフェルスタッペンを追う。 52周目でハミルトンは同僚ボッタスを抜いて2番手に浮上。フェルスタッペンとの差を11秒まで詰めた。ボッタスはその直後にソフトタイヤに履き替え、1ストップから2ストップに切り替えてファステストラップを狙う流れに。 そして59周目にはフェルスタッペンとハミルトンの差が1秒以内に入ってくる。そしてフェルスタッペンのタイヤは消耗が激しく、60周目のターン1でハミルトンはオーバーテイクに成功。トップに浮上する。 フェルスタッペンは2番手に落ちたことでピットイン。ソフトタイヤに履き替えてファステストラップを狙いに出る。 ハミルトンがそのままトップでフィニッシュチェッカーを受け、今季3勝目。キャリア通算98勝目をマークした。2位にはフェルスタッペン、3位ボッタスが表彰台に上がった。 4番手はルクレール、以下セルジオ・ペレス、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツ、ランド・ノリス、エステバン・オコン、ピエール・ガスリーの順番となった。 7周目でマシンストップの角田裕毅は今季初のリタイア。同レースは他の19台がすべて完走しており、角田が唯一のリタイアとなった。