神様、仏様、栗林様! 広島救う“スーパーセーブ” 8回満塁で登板、イニングまたぎでも無失点記録継続!
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<中・広(7)>8回、1死満塁のピンチでマウンドに上がる栗林(撮影・椎名 航)
◇セ・リーグ 広島4―3中日(2021年5月8日 バンテリンD)
広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が、8日の中日戦で、見事な救援を見せた。
【写真】ぐったり…イニングまたぎでセーブを挙げ、石原(右)に労われる栗林
8回に登板した塹江の制球が定まらず、3連続四球で1死満塁となると、佐々岡監督は継投を決断。これまでクローザーとして9回登板に限定していた栗林を投入した。 すると、このピンチで、栗林は代打の代打・井領を投ゴロ併殺に打ち取り無失点でしのぐと、9回も仁王立ち。無死一、二塁のピンチを招くが、滝野を見逃し三振、ビシエドを空振り三振、高橋周を二ゴロに抑えて、試合終了。負ければ7連敗となるチームを見事に救った。 これで栗林はデビューから15試合連続無失点。ドラフト制以降の新人では、19年のソフトバンク・甲斐野(13試合)を超えるプロ野球新記録を更新中で、どこまで続くかに注目が集まる。 栗林はオープン戦4試合を含む今春の対外試合は、7試合連続無失点。新人らしからぬ安定感を買われて、佐々岡監督からクローザーに指名され、開幕2戦目となった3月27日の中日戦で初登板初セーブ(プロ野球史上5人目)を挙げると、その後も持ち味を発揮する“ミスターパーフェクト”ぶりで、いまだに対外試合は無失点を継続している