淡路島で新種の恐竜化石 「ヤマトサウルス・イザナギイ」命名/兵庫県
兵庫県立人と自然の博物館などの研究チームは、洲本市の地層から発見された恐竜の化石が新種のものだったと発表しました。 県立人と自然の博物館や北海道大学などの研究チームによりますと、2004年に洲本市にある白亜紀最末期の地層から発見されたハドロサウルス科の恐竜の化石を再調査したところ、下あごの骨などの特徴が他のハドロサウルス科と異なり、新種と判明したということです。 見つかった化石は歯やしっぽなどあわせて23点あり、新属新種として「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名。 全長は7メートルから8メートル、重さは4トンから5トンと推定されています。 日本で名前がつけられるのは9例目で、姫路市の化石愛好家岸本眞五さんの熱心な調査が実を結びました。 海の地層から恐竜の化石が見つかることは世界的に非常に珍しく、海岸線に住んでいた恐竜の調査につながることが期待されています。 化石は5月12日から県立人と自然の博物館で7月11日まで展示されます
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地上動物[編集]
超大陸パンゲアの分裂が一層進んだが、これによって地理的な隔離が起きたため、陸上の生物の多様性を更に高めることとなった。地上の動物は、恐竜やワニなどの爬虫類が支配的地位を占め、ジュラ紀に続いて全盛期であった。地上、海洋及び空を含め多種多様な進化を遂げている。白亜紀前期まではジュラ紀に栄えた恐竜の系統も依然健在であったが、白亜紀後期においては、その多くは姿を消した(アロサウルス上科、ディプロドクス上科、ステゴサウルス類など)。代わってジュラ紀にはあまり目立たなかった系統の恐竜が新たな進化を遂げ、放散することになる。白亜紀後期の恐竜及び翼竜の代表的な種は、ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンなどが知られる。しかし白亜紀末期に他の多くの生物と共に恐竜は衰退し、最終的に現生鳥類を除いて絶滅する(後述)。また、翼竜類においては特に翼指竜亜目が白亜紀前期に多様化のピークを迎えていたが(翼竜の中でも嘴口竜亜目は前期を最後に姿を消した)、白亜紀後期には鳥類の発展と対照的に中・小型の翼竜類が衰え、プテラノドンやケツァルコアトルスなど大型種だけが残る状況となっていた。有鱗目 においてヘビ類が地中性又は水中性のトカゲ類から進化したのも、白亜紀であるとされる。
哺乳類は、この時代に形態を大きく進化させ、胎生を持つようになり、また、有袋類及び有胎盤類への分化を遂げた。中には恐竜の幼体を襲っていた種もある。ただし、それらの形態は、小さな形の種にとどまっていたものが多い。有胎盤類は、白亜紀後期には既に多くの系統へと分岐していたようである。
前時代に恐竜から分岐した鳥類では、この時代に真鳥類が出現している。しかし、大勢を占めたのは、古鳥類(英語版)であり、陸上性では孔子鳥、エナンティオルニス類などが繁栄した。なお、海鳥では、真鳥類のヘスペロルニス、イクチオルニスなどが栄えた。しかし、白亜紀に全盛を迎えたこれらの鳥類の集団は、白亜紀末期にほとんどが絶滅した。この時期に現生鳥類の直系の祖先も出現している。多くの目は、白亜紀後期には分化していたようだ。