まん延防止措置適用 村井宮城県知事「独自の緊急事態宣言で止められなかった」

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村井宮城県知事 4月1日 宮城県庁

 

 

政府が改正新型コロナ特措法に基づく「まん延防止等重点措置」の宮城県への適用を決定したことを受け、村井宮城県知事は1日午後7時過ぎに取材に応じ、「独自の緊急事態宣言でまん延を防ぎたいと思っていたが、残念ながら患者の急増を止められなかった。国や県内の市町村と協力して1日も早く鎮静化を図らなければならない」と述べました。 宮城県で感染が広がった要因については、3月11日前後に多くの人が県内に訪れたことや年度末のタイミングも重なったことなどから、人の流れが増えたことを上げました。また、県内の新規感染者が一時ゼロになったこともあり「心のどこかに緩みがあった」と述べました。 宮城県では3月17日から人口10万人あたりの感染者数が全国最多となる状況が続き、感染症の専門家などから早い段階でまん延防止等特別措置の適用を求める声も上がっていましたが、村井知事は県と仙台市独自の緊急事態宣言と午後9時までの時短要請の効果を見極めるとしていました。この段階での適用について、村井知事は「適用の時期は早く要請していても変わらなかった」との認識を示しました