世界のコロナ新規感染者数、この1か月でほぼ半減 AFP統計

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AFP=時事

英イングランド南東部メードストンで、閉鎖された店舗の横を歩く人々(2021年2月12日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

AFP=時事】

 

 

 

新型コロナウイルスの世界中の新規感染者数は、この1か月で半分近くに減少した。統計はAFPの専用データベースに基づく。 

 

 

【図解】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(12日午後8時時点) 

 

 

 

 

 

 

 AFPの統計によれば、世界中の新規感染者数は過去1か月で44.5%減少した。

 

これは新型ウイルスの感染拡大が始まって以来最大の下落で、減少期間も最も長い。

 

 

  今年1月5日から11日にかけては、1日当たりに確認された新規感染者数が74万3000人だったのに対し、先週も減少傾向がみられ、1日当たりの新規感染者数は平均で41万2700人だった。

 

これは昨年10月以来、最も低い水準にある。

 

  今週、新規感染者数が最も大きく減少したのは、

 

54%減のポルトガルと

 

39%減のイスラエルで、

 

どちらもロックダウン(都市封鎖)下にあった。

 

 

  一方、感染が拡大している国もあり、

感染拡大のスピードが最も速いイラク

では新規感染者数が81%増加し、

 

続いて近隣のヨルダンで34%、

ギリシャで29%、

エクアドルで21%、

そしてハンガリーで16%の増加が確認されている。

 

 

  スイス・ジュネーブ大学(University of Geneva)のグローバルヘルス研究所(Global Health Institute)所長で、疫学者のアントワーヌ・フラオー(Antoine Flahault)氏はAFPに対し、

「世界各国の感染拡大は、おおむね減退傾向にある」との見方を示した。

  一方で同氏は、昨夏の欧州諸国のロックダウン解除が早過ぎた結果について触れ、

各国政府が「過去の過ち」を繰り返した場合、

再び感染が拡大する危険性があると指摘した。

 

 

 

【翻訳編集】 AFPBB News