錦織「全豪OPに向けて、いい試合したい」 復帰戦は世界4位にストレート負け<男子テニス>
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ATPカップ
男子テニスのATPカップ(オーストラリア/メルボルン、ハード)は3日、グループDの日本はロシアに1勝2敗で敗れた。会見で、日本のエースである錦織圭は「全豪に向けて明日はいい試合をしたい」と意気込んだ。
この日、錦織は昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来 約4カ月ぶりとなる公式戦に臨んだが、2020年のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)を制した世界ランク4位のD・メドベージェフ(ロシア)にストレート負けを喫した。 オーストラリアへの便の同乗者が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことにより14日間の完全隔離を行っていた錦織は「体力的には意外とできました。日に日に調子はよくなっていて、いいリズムでプレーできている」と手応えを感じている。 「出だしはよくなかった。クリーンに打てなかったので『大丈夫かな?』とは思っていたんですけど、2セット目は全部よかった。ボレーは出るタイミングが悪かったのか、大事な時に落としたのもありました。いいポイントはあるけど、悪いポイントも同じくらいあるので、それが少し減ってくれればいいなと思います」 メドベージェフについては「簡単にポイントをくれない、ボールの質が高い、ボールが深い、100位くらいにいる選手とは違う」と印象を述べた。
また、世界ランク8位のA・ルブレフ(ロシア)に敗れた同57位の西岡良仁は「シングルスで自分のいい部分をみせられなかった。もう少しプレーをしたかった。中盤から少しつかんできましたけど、もう少しのところが取れなかった」と振り返った。
西岡とのペアでダブルスを制したマクラクラン勉は「ヨシ(西岡)と組むのは楽しかった」と語った。
日本vsロシアの結果は以下の通り。
<シングルス第1試合>
西岡良仁 1-6,3-6 A・ルブレフ
<シングルス第2試合>
錦織圭 2-6,4-6 D・メドベージェフ
<ダブルス>西岡良仁/ マクラクラン勉 4-6, 6-3, [12-10] E・ドンスコイ(ロシア)/ A・カラツェフ(ロシア)
日本は4日にアルゼンチンと対戦する。
ATPカップは、12カ国が予選で3カ国総当たり戦を行い、
上位4カ国が決勝トーナメントへ駒を進める。
日本は予選ラウンドロビンでロシア、アルゼンチンと対決する。
ATPカップの組み合わせは以下の通り。
【グループA】 セルビア ドイツ カナダ
【グループB】 スペイン ギリシャ オーストラリア
【グループC】 オーストリア イタリア フランス
【グループD】 日本 ロシア アルゼンチン