米検察、白人警官訴追せず 昨年8月の黒人銃撃事件―中西部ウィスコンシン州

2021年01月06日14時34分

黒人男性ジェーコブ・ブレークさんが白人警官に撃たれ重傷を負った事件を受け、暴徒が放火し炎上する車=2020年8月、米中西部ウィスコンシン州ケノーシャ(EPA時事)

黒人男性ジェーコブ・ブレークさんが白人警官に撃たれ重傷を負った事件を受け、暴徒が放火し炎上する車=2020年8月、米中西部ウィスコンシン州ケノーシャ(EPA時事)

 【ケノーシャ(米)AFP時事】

 

米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで昨年8月、黒人男性ジェーコブ・ブレークさんが白人警官に撃たれ重傷を負った事件で、検察は5日、この警官を訴追しないと発表した。ブレークさんを銃撃した際、自分が刺されるかもしれないという恐怖があったことに合理的な理由があると判断した。

 

 

 

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 ケノーシャ郡の検察当局者は、今回の決定が「非常に難しい判断だった」と述べつつ、法律に基づけば、正当防衛ではなかったと証明することは困難だと説明。

 

「ケノーシャの法執行機関の職員は本事件に関し、いずれの犯罪行為でも訴追されることはない」と語った