服用患者1人死亡~小林化工社長が謝罪 睡眠導入剤混入問題
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福井テレビ
福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤の成分を誤って混入した問題で、服用した患者1人が死亡した。 小林化工の小林広幸社長は12日「重大な過失を犯したことに関し、改めて深くおわび申し上げるとともに、責任の重大さを痛感している」と謝罪した。 小林化工によると、睡眠導入剤の成分が混入し自主回収している爪水虫などの治療薬、イトラコナゾール錠50「MEEK」を服用していた、首都圏の病院に入院していた70代の女性が、今月10日に死亡した。 服用との因果関係などを調査している。 混入は、厚生労働省の承認を得ていない「継ぎ足し作業」の工程で投入する試薬を取り違えたためとしている。 県などによると、
これまでに意識消失やふらつきといった健康被害が延べ133人確認され、
このうち34人が入院または救急搬送されたという。
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