たったの20畳で、”このカッコ良さ”
さすがイタリアのデザイナー
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ガラスキューブの寝室と隠れキッチン。イタリアの34㎡
グレタ・ラ・ロッカ
イタリアはトレントの旧市街、18世紀に建てられた建物の2階に、主に別荘として使用されるワンベッドルームのアパートがあります。4人が宿泊できるように、また短期で貸し出す際により魅力的になるように、オーナーはStudio Raro(スタジオ・ラロ)の建築家に2部屋目の寝室の増設を依頼しました。
建築家は、広いリビングエリアを活用して、賢明で実用的なソリューションを提案しました。追加のベッドルームを、リビングルーム内のガラスキューブとしてデザインしたのです。今回は、この多機能な環境内で、より多くのスペースを削り出したり、キッチンを隠したりするためのソリューションを見ていきましょう
建築家は、広いリビングエリアを活用して、賢明で実用的なソリューションを提案しました。追加のベッドルームを、リビングルーム内のガラスキューブとしてデザインしたのです。今回は、この多機能な環境内で、より多くのスペースを削り出したり、キッチンを隠したりするためのソリューションを見ていきましょう
写真:Studio Raro
どんなHouzz?
所在地:イタリア、トレント旧市街
面積:34 平方メートル
キューブ型の寝室:10平方メートル
改装年:2018年
予算: もともとあったベッドルームの改装を含めたプロジェクト全体で90,000ユーロ(約1,090万円)
建築家:Studio Raroのロベルタ・ディ・フィリポおよび ロベルト・サルビッチアーニ
家具、仕上げ、組み立て:Project Line Carpentry
照明:Lichtstudio Eisenkeil
「最も広いリビングルームに追加の寝室を設けることにしました。実は、アパートの中には寝室がもうひとつあります」と建築家のロベルタ・ディ・フィリポはいいます。「部屋のソファ側には、市内中心部に面した2つの窓があるため(3枚目の写真を参照)、キッチンの横に新しい部屋を置きました。
天井の高さは3.4メートルとゆったりとしていますが、中二階にするには不十分でした。リビングルームの真ん中にガラスキューブを置くという、この空間のアイデアが生まれたのにはそんな背景があるのです」
この写真の右奥には玄関があり、もうひとつの寝室に続いています。そしてその手前はバスルームのドアです。壁にかけてある額縁に入ったカメラはオーナーの所有物です
どんなHouzz?
所在地:イタリア、トレント旧市街
面積:34 平方メートル
キューブ型の寝室:10平方メートル
改装年:2018年
予算: もともとあったベッドルームの改装を含めたプロジェクト全体で90,000ユーロ(約1,090万円)
建築家:Studio Raroのロベルタ・ディ・フィリポおよび ロベルト・サルビッチアーニ
家具、仕上げ、組み立て:Project Line Carpentry
照明:Lichtstudio Eisenkeil
「最も広いリビングルームに追加の寝室を設けることにしました。実は、アパートの中には寝室がもうひとつあります」と建築家のロベルタ・ディ・フィリポはいいます。「部屋のソファ側には、市内中心部に面した2つの窓があるため(3枚目の写真を参照)、キッチンの横に新しい部屋を置きました。
天井の高さは3.4メートルとゆったりとしていますが、中二階にするには不十分でした。リビングルームの真ん中にガラスキューブを置くという、この空間のアイデアが生まれたのにはそんな背景があるのです」
この写真の右奥には玄関があり、もうひとつの寝室に続いています。そしてその手前はバスルームのドアです。壁にかけてある額縁に入ったカメラはオーナーの所有物です
「キューブ(の部屋)は、部屋の反対側の窓から光を取り入れるために、アルミの構造とガラス板で作られています。リビングルームの他の部分よりも高さを上げています。階段が部屋を視覚的に分離するのに役立っています」とディ・フィリッポ。
埋め込み式のスポットライトがキューブ内を照らします。
カーテンのセット(2枚のレースカーテンと3枚目の遮光カーテン)は、暗闇とプライバシーを提供します。部屋の奥の壁は、金色に近い黄色に塗られています。「キューブを強調して、存在感を与えたかったのです」とのこと。
埋め込み式のスポットライトがキューブ内を照らします。
カーテンのセット(2枚のレースカーテンと3枚目の遮光カーテン)は、暗闇とプライバシーを提供します。部屋の奥の壁は、金色に近い黄色に塗られています。「キューブを強調して、存在感を与えたかったのです」とのこと。
階段は3つのモジュールに分かれています。両端にあるものは、蝶番で開き、ストッパーで留めておくことができます。内部は高さ1メートルの収納スペースになっています。階段と黄色のユニットの間の幅20センチの短い壁は、この部屋における視覚的なフレームであり、これを中心に空間全体が構成されています。
キューブの右側はキッチンになっており、後方の壁には前板をグレーの化粧板で仕上げたキャビネットが設置されています。このキャビネットは、右列が冷蔵庫とパントリー、中央がオーブンと食器棚、左側が収納になっています。
「キッチンと壁のグレーは、黒いフレームと連動してガラスキューブを際立たせます」とディ・フィリッポは言います。
ベッドの手前、つまり寝室の外にはダイニングテーブルがあり、個性的な照明器具が目を引き、スペースに趣きを与えます。
キッチンエリアの埋め込み式スポットライトは、長さ3メートルのカウンタートップを照らすだけでなく、部屋の形状も強調します。
「隠れキッチン」 生活感を感じさせない7つのアイデア
キューブの右側はキッチンになっており、後方の壁には前板をグレーの化粧板で仕上げたキャビネットが設置されています。このキャビネットは、右列が冷蔵庫とパントリー、中央がオーブンと食器棚、左側が収納になっています。
「キッチンと壁のグレーは、黒いフレームと連動してガラスキューブを際立たせます」とディ・フィリッポは言います。
ベッドの手前、つまり寝室の外にはダイニングテーブルがあり、個性的な照明器具が目を引き、スペースに趣きを与えます。
キッチンエリアの埋め込み式スポットライトは、長さ3メートルのカウンタートップを照らすだけでなく、部屋の形状も強調します。
「隠れキッチン」 生活感を感じさせない7つのアイデア
黄色のユニットもキッチンの一部です。下部に食器棚があり、上部にコンロとシンクがあります(次の写真を参照)。マスタードイエローの化粧板で仕上げられていて、 ディ・フィリッポいわく、「このユニークな多機能ルーム内にキッチンを隠すための解決策として、ヒンジを使いました」