スピーカー(オーディオ)

 

ヘッドフォーン、

 

イヤーフォーン

 

など、

 

テスト(試聴)したり、

 

あるいは、購入してから、じっくりと、エージングも済ませて、

 

家で、時間を十分にとって、

 

買って、良かったのかなあ?ちょっと、失敗だったのかなあ???

 

なんてお思いながら、

 

色々な種類の音楽、

 

様々な楽器がフューチャーされた曲

 

良い録音、

 

まあまあの録音、

 

色々なソフトで、試します。

 

しかし、

 

よっぽどの、ドラム好き

 

ジルジャンなどの、「シンバル}好き

 

打楽器好き、

 

もちろん、プロや、セミプロ、先生たち、専門家たちを除きまして、

 

上記に、「フォーカス」して

 

聴く、

 

買う

 

何ていう人は、世界中の消費者の中でも、

 

5%以下でしょう。

 

その5%以下の人に、特に、特に、

 

あえて、注目してもらおうとして、

 

開発した、世界一のシンバルの専門メーカーが、

 

繰り出しますイヤーフォーン

 

 

 

非常に、期待します。

 

逆に、今考えますと、

 

録音が、非情の難しくて、

 

ほとんど、良い録音がないという現実の中で

 

ドラムやシンバルが、

 

超・リアルで、

 

超・最高なら、

 

絶対に、良いイヤーフォーンであるはずです!

 

 

 

通常は、女性ヴォーカル、

 

そして、ヴォーカル、

 

もちろん、クラシカル音楽の(ソロ)ヴァイオリン

 

むずかしいといわれている、

やはり、クラシカル音楽の「馬鹿デカいコンサート・ピアノ」の(ソロ)

 

ギターなんかは、あまりにも、ジャンルや音色が広すぎますので

 

分類して分けないと、ギターの音色だけの話で、試聴で、終わってしまいます。

 

アコースティックでも、クラシカル、フラメンコ、オカチめんこ、

 

フォーク、そして、オベーション、

 

や、12弦ギターまで、

 

50~60年前の昔は、2種類くらいで分けられた、同じフォークギター(スチール弦)でも、

 

マーティンの音色と、ギブソンの音色

 

今では、それに、テイラーほか、色々な会社の音色が加わり、

 

同じ、スチール弦を使った、ファーク・ギターでも、

 

分けて考えないと、むずかしいくらい、

 

広く、深く、シュシュ雑多なギターがあります。

 

それに、購入してから、後付けした、ギターマイク、

 

最初からついている、ギターマイク付きのアコギ、

 

エレキに至っては、本が一冊かけるくらいのシュシュ雑多な、音色があります。

 

 

 

 

 

 

シンフォニーなどのオーケストラ音楽に至っては、

 

あまりにも大きすぎますので、

 

(超広いアコースティックの良い部屋で、しかも、

超・馬鹿デカい世界最高のスピーカーで聴くのならともかくもーーーーー????)

 

 

最初から、

 

安い、

 

小さい、

 

ポータブル、

 

 

デスクトップ、二ヤフィールドなどの

 

スピーカーや、

 

イヤーフォーン、ヘッドフォーンなど

 

などでは、

 

当てにしておりませんので

 

テスト、としては、範疇外ですが、

 

(ジャズなどの) ドラムや、

 

(ウッド) ベース

 

そして、同じドラムでも、「あの、ジルジャン(などの)”シンバルの音”

 

ハイハットの音、

 

これの再現力が素晴らしいのなら、

 

絶対に、最高のイヤフォーンであるはずでしょう!

 

聴いてみたいですし、

 

試聴しなくても、、買いたいくらいです。

 

さて、お値段は????

 

2万円なら、手が出るかも????

 

 

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高橋敦のオーディオ絶対領域

ドラム好き必聴!あのZildjianのイヤモニを日本が誇るドラマー3人の曲でチェック

高橋 敦

 

 

 

 

 

 

 

 

あのジルジャンからイヤモニ登場!……いや、「ジルジャン」って何?

Zildjian。この文字列をさらっと「ジルジャン」と読めるのは何かしらの音楽経験者とかだけなのではなかろうか。そして読み方はジルジャンだと言われても「で、そのジルジャンって何?」と言う人の方が多いことだろう。

 

 

 

 

 


「ジルジャン」とは?


説明しよう!
ジルジャン!その歴史は17世紀初頭に遡る!当時のオスマン帝国皇帝に仕えていた金属工職人アベディス1世は、合金技術を用いそれまでにない独自のシンバル製造技術の開発に成功!それがこの21世紀においても世界三大シンバルメーカーの一角を成すジルジャンの始まりである!

というわけで、ジルジャンは伝説でありながら現役最強でもある的なシンバルメーカーだ。そのジルジャンが「すべてのドラマーの最初の一台として最適」として発表したのが、今回紹介するドラマー向けイヤーモニター「PROFESSIONAL IN-EAR MONITORS ZIEM1」

 

 

 

実売目安は税込で20,000円程度。

 

 

 

 

 


Zildjianロゴ煌めくケースを開けると……

 


本体には渋い色合いで「Z」が浮かび上がる


仕様を見ていくと、「ダイナミックドライバー×2基搭載!」というスペック面での特徴もある。しかしいちばん気になるポイントはそこではないだろう。

「ライブ・パフォーマンスや練習中でも楽曲の進行を捉えるのに最適なクリアな高域と中域、パワフルな低域を備え、ロックからアコースティックまで幅広いジャンルに対応するドラマー向けのチューニング」だ。

気になるのは、そのドラマー向けチューニングとは、我々音楽リスナーにもインパクトを与えるものなのか? ということ。

今回はそこを、まずはさらっといつも通りにサウンドチェック。続いて「ドラムがかっこいい曲のドラムをさらにかっこよく聴かせてくれるのか?」という、“ドラム重視” でチェックしてみようと思う。

「いやドラマーのモニターに必要な要素とドラムをかっこよく聴かせる要素は別でしょ?」と言われればその通りだがしかし!ジルジャンロゴの入ったイヤホンなんて着けたらドラムかっこいい曲聴きたくなるじゃないですか?! 試さずにはいられない!

 

 

 

 

 

 

説明は豪快だが配慮は繊細!

そんなテンションを抑えつつ、まずはスペック的なところなどの確認から始めるが……

楽器ブランドらしいというべきか、ダイナミックドライバー2基搭載というトピックを持ちながら、技術的な詳細の説明とかはほとんどない。

ここまでに述べた「ダイナミックドライバー2基搭載」「ライブ・パフォーマンスや練習中でも(中略)ロックからアコースティックまで幅広いジャンルに対応」「機能、価格の面で、すべてのドラマーの最初の一台として最適なイヤーモニター」というのが日本版製品ページにある情報のほぼ全てだ。

本国サイトにもその他やそれ以上の情報はない! 2基のダイナミックドライバーというのがフルレンジ×2なのか2wayなのかみたいな記載もない! クラッシュシンバル的豪快さだ!

なのでそこらへんはこちらもすっ飛ばしていくとして…実物をチェックしてみると、装着感や使い勝手などについては、豪快にならずしっかりとした配慮がなされている。製品の作り込みについては写真で確認していこう。

 

 


 

出荷時本体装着のものと合わせて3サイズのSpinFitイヤーピースが付属

 

 

 

 

 

 


 

リケーブル端子周り:埋め込み型2pinのリケーブル端子。左右や表裏を挿し間違えないように形状などが工夫されている

 

 

 

 

 

 

 

 


 

ケーブルの耳周りは金属ワイヤー入りなど、ケーブルはがっつりイヤモニ仕様

 

 

 

 

 

 


 

他の付属品は6.35mmへの変換アダプタとクリーニングブラシ

 

 

 



ジルジャンのイヤモニ、そのサウンドは?

ではいよいよサウンドチェック! まずは筆者が試聴に使ういつものリファレンス曲で、いつも通りのチェックをした印象からお伝えしていく。

はじめに全体の印象をまとめると、

 

中高域は心地よいシャープネスとクリアネスを備え、低域側はタイトでスピーディ! だ。

 

 



中高域のシャープさは想像通りという方が多いだろう。

 

シンバルが良いのはもちろん、

 

女性ボーカルの清らかな爽快感みたいなところも持ち味と言える。

 

 

一方で、低域側のタイトさには「もっとバスドラムの太さとかをプッシュしてくれるかと思った」と感じる方もいるかもしれない。

 



しかし、ドラマー向けモニターとしては、

 

というかステージモニター全般に、

 

 

バスドラムやあるいはベースなどの低音楽器の再生に求められるのは、太さとか重さとかより、まずはリズムの正確さなのだろうと思う。

 

 

リズムを合わせ、さらにはほんのわずかなリズムニュアンスのやり取りでグルーヴを作っていく。そういった演奏には、そのリズムを正確に精密に届けてくれるモニター環境が必須だ。

その点、ジルジャンイヤモニはまさに、

 

低音楽器もこもらせたり、もたつかせることなく、

 

タイトにスパッとスピーディーに届けてくれる。アタックの速さだけではなく、音の消え方にも不要な響きを残しすぎない、素直な速さ感がある。

もちろん太さや重さも不足させることなくフラットに確保。低音の速さという要素があるおかげで、バスドラムやタム、ウッドベースなど響きの空気感みたいなところはむしろ充実していると言えるだろう。

総じて「これぞイヤモニ」というサウンド。基本的な方向性としては変に個性を打ち出すタイプではなく、イヤモニとしての素養を高めた上で、ジルジャンとして特に重視する部分を踏まえた仕上げがされている印象だ

 

 

 

 

 

ジルジャンイヤモニで聴くドラム祭り!一曲目は、X JAPAN「DAHLIA」

しかし!ここからが本番!
その「モニターサウンド+ジルジャン仕上げ」なイヤモニで、ドラムがかっこいい曲を聴きまくっていこう!

ということで初っ端から聴くのは、X JAPAN「DAHLIA」
YOSHIKIさんのハイスパートドラミングが究極形態に到達したと言える曲であり、またそのハイスパートドラミングが収められた音源としては最高の録音クオリティな曲でもある。


X JAPAN「DAHLIA」


スネアとバスドラはオンマイク集音した音と、それを大型スピーカーを通してスタジオルームに響かせたサウンドを合わせて録音し、それらをミックスして理想の音にするという試みも行われているとのこと。

早速聴いてみると……
チタンシェルドラムをハードヒットすることで叩き出される、

 

ドライでスピーディーな音色。

 

その質感と速さをジルジャンイヤモニは見事に届けてくれる

このドラムスは大きめに目立たせたミックスはされておらず、

 

むしろやや奥の方に定位しているのだが、

 

 

その距離感からの耳元というか、脳内への音の到達の速さが! 

 

そして存在感が存分に引き出される!

低域側のアタックや抜けのクリアさについては、イントロのギターリフやAメロの裏に効果的に挿入されてくるあの「YOSHIKIの2バス」を聴いてもらうのがわかりやすいだろう。

この曲のBPMは173とのことだから、1拍=4分音符の長さは約0.35秒。2バスは16分音符でぶち込まれているので約0.35秒に4発。1秒換算で約11発/秒の速さだ。その速さと密度でぶち込まれてくる2バスのアタックを、ジルジャンイヤモニは変に強調して耳に痛い音にすることもなく、気持ちよく確実に届けてくれる! これはいいぞ!

 

 

 

 



続いては! 凛として時雨「abnormalize」

勢いに乗って続いては、凛として時雨「abnormalize」。ドラマーはオーディオ界隈でもおなじみピエール中野さん。


凛として時雨「abnormalize」


この曲の特徴的でいてオーディオ的に難しいポイントは、ミックスにおけるドラムスのポジショニング。「DAHLIA」と同じく基本的に奥に置かれている上に、特にサビでは、前方の他の音がぶわっと広がることで、ドラムスは相対的にさらに奥に行き、それらの音にマスキングされていく印象となる。後半のサビではその度合いがさらに強まり、スネアの音さえ聴こえなくなってきたぞ=手数の多いフィルインとかもうほぼ聴こえねえ! ってくらい他の音に溶け込んでいく瞬間さえあるのだが……

しかし聴こえる! 脳内的には聴こえる!

 


どういうことかというと、リスナーの頭には、前半サビではまだ聴こえてたフレーズが、壮絶なフィルインが、そのインパクトが残っているのだ。なので後半サビでそれらが耳からはほぼ聴こえなくなっている場面でも、微かに聴こえてくる音をガイドに、前半で聴いたあのドラミングの残像が脳内に浮かんでくる!

それによって「ボーカルやギターが普通じゃないくらいぶわっと前に来て曲の世界を変質させる」という思い切った演出と、「しかしその後ろでは強靭なビートが続いている」という感覚が両立されているのだ! たぶん!

だがその感覚を生み出すためには、
「前半のサビの時点でも奥に定位しているドラムを、それでもしっかり印象付けて残像を残す」
「後半のサビでは背景にかなり溶け込んでいくドラムを、溶け込ませつつ『でも何となく聴こえてくる』ようにはすることで、前半の残像を呼び起こす」
ということが必要。

ジルジャンのイヤモニはそれを成し遂げる! 「DAHLIA」でもそうだったように、奥めに定位するドラムスのその配置はそのままに、その奥からクリアな音を飛ばしてきてくれる。ドラムの凄さだけでなく、こうしたアレンジやミックス、サウンドデザインの凄さも、ジルジャンイヤモニはしっかり表現してくれるのだ

 

 

 

 

 

 

 

最!高!峰!高橋幸宏さん「End Of An Error」

最後は高橋幸宏さん「End Of An Error」。ここまでとは打って変わって速くも激しくもなく、曲の雰囲気や展開も穏やかなものなのだが……


高橋幸宏さん「End Of An Error」


シンプルなビートにニュアンスを与えまくることにおいて最高峰にあるお一人が、高橋幸宏さん! スネアだけに耳を凝らすなんて分解的な聴き方をしても、フレージングの巧みさとか以前に音色だけに耳を凝らしてみても、その凄みはわかると思う。

例えばAメロとサビのスネアを聴き比べてみてほしい。Aメロのスネアは沈み込むような重めの響き。対してサビのスネアはパッと抜ける軽やかな響き。その響きの違いが、サビでのふっと軽くなるような雰囲気を生み出す要素の一つとなっている。

その響きの違いはおそらく、Aメロでは打面をぐいっと押し込むようにして音を押さえ込み、サビではヒットの反発で自然に離れるようにという、スティックコントロールによるものだ。

…とはいっても、話として分かりにくいかもしれない。ならばスマホの背面などを指先で叩いてみて、「叩いた指先をスマホから離さずそのまま押さえ込む」「叩いた反発で指先をぱっと跳ね返らせる」というのを試してみてほしい。叩き方での音、響きの変化を実感できると思う。そういうコントロールによってドラムのニュアンス、曲の雰囲気を作ることもできるというわけだ。

音楽的なドラミングというものは、そういった要素が有機的に組み合わせって構成されている。それは幸宏さんに限ったことではないが、幸宏さんのそれは驚異的な高みあると思う。ジルジャンイヤモニはその見事さもはっきりと再現し、届けてくれた。






ジルジャンイヤモニは、ドラマーにもリスナーにもフィットする!

というわけで……
結論! ジルジャンのイヤモニはドラムを叩くドラマーだけでなく、ドラムが好きなリスナーにもフィットします!

そういう意図での音作りではないのだろうが、結果的に、ドラマーのためのチューニングはドラム好きにも響くものとなっている。その上に「あのジルジャンのイヤモニ!」という嬉しさまで付いてくるのだ。

ドラマーな方も、ドラムが好きな方も、これはぜひチェックしてみてほしい。

 

https://www.phileweb.com/review/article/202010/03/3999_4.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中




 

https://www.phileweb.com/review/article/202010/03/3999_4.html