もし、本当に効果があるのなら、

まああ、少し、”お高い”

ですが、
 
我慢して、
 
22,800円出しちゃいましょう!
 
3つセットで、5万円にしてくれますと、
 
「(貧乏人には)ありがたいのですがーーーーー!!!!」
 
 
 

==================

フルテックの新アイテム「NCF Clear Line」とは? “空きコンセントに挿すだけ”の効果を試す

 
 
鈴木 裕
 
 
さまざまな端子はもちろん、ケーブルインシュレーターなどオーディオシステム周りの接続環境まで、理想的に整えてくれる画期的なアクセサリー、フルテックのNCFシリーズ。相次いで発売されている製品のいずれもが好評を得ているが、今般さらに強力な製品が加わった。それも、効果の顕著な電源関連だ。その、これまた一度使ったら外せなくなるといえる、衝撃の効果をいち早くレポートしよう。
 


FURUTECHの「NCF Clear Line」(NCFクリアライン、22,800円、税抜)。ACオプティマイザーというジャンルの新しい製品になる

 

 

 

 

 

フルテックNCF Clear Lineの概要と特徴
■エアコイルを採用し入念に設計、挿すだけで表現力を大幅に向上(Text by鈴木 裕)
 


FURUTECHの電源ボックス「e-TP609NCF」(158,000円、税抜)への使用例。空いたコンセントに「NCF Clear Line」を挿すだけの簡単さがいい

フルテックの新しいオーディオアクセサリー、「NCF Clear Line」(NCFクリアライン/パッシブ型)。筆者の言い方だと「並列型電源フィルター」というジャンルになる。使い方は「最良の結果を得るにはNCF Clear Lineをシステムと同じACライン/電源で使用し、システムに最も近い空きコンセントで使用するか、システムに電源を供給する壁コンセントの1つにプラグを挿し込む」ことだという。
 


構造図。1)特殊制振T10ステンレスネジとワッシャー 2)NCF調合ナイロン樹脂(ボディ部)/α純銅ロジウムメッキ導体(電極部) 3)コイル:5Nα-OCC単結晶銅導体エナメル線素材(180℃までの耐熱性)。ポリウレタンペイントでコーティングされた外層に、さらに特殊なアクリルペイント処理 4)NCF絶縁プレート:帯電防止および共振抑制品質 5)外装ケース部は、特殊なナイロン樹脂絶縁リングを組み込んだNCF調合ナイロン樹脂と、特殊なテクスチャーのカーボンファイバーハウジングを採用

概要を説明しよう。全体はボディ部、電極部とエアコイル部、カバー部に主に分けられる。ボディ部はナイロン+グラスファイバーに、ナノ単位の特殊なセラミックパウダーとカーボンパウダーを一定比率で調合。これによって振動吸収効果を発揮。さらに静電気対策として特殊素材NCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)を調合している。
 


内部に収められた2個のエアコイル

電極部は純銅にロジウムメッキを施した上、同社のアルファプロセスをかけている。マイナス196℃での超低温処理と特殊電磁界処理の二段階の工程だ。いずれも電気伝導率を向上させる働きがある。電極の先にはエアコイルが装着されていて、素材は5NのOCC銅。これもアルファプロセス処理済み。銅の表面にポリウレタンペイントでコーティングした外側に、さらにアクリルペイント。そして二つのエアコイルの間にはNCF絶縁プレートを配置しているが、これは帯電防止、および共振抑制のマテリアルになっているという。

カバーは筒の部分のハウジングとエンドカバーに分けられる。ハウジングの作りがまた実に入念だ。4層になっていて外側から説明すると、特殊クリア硬質コートがあり、その内側がNCF+カーボンファイバー特殊制振複合材質。その内側はNCF+3Kカーボンファイバー層。そして最内層はNCFナイロン樹脂絶縁。


密閉型の空気室によって、振動に対して内部の空気圧が抵抗となる。また刻印のあるNCFエンドカバーは、NCF配合耐熱性ナイロン樹脂製で、凹凸構造の立体設計とし、NCF素材の面積を平面構造のものよりも約76%アップ。振動を効果的に吸収し、音のバランスとパフォーマンスを飛躍的に向上


「NCF」のロゴのあるエンドカバーはNCF配合の耐熱性樹脂。「振動を効果的に吸収、音のバランスとパフォーマンスを飛躍的に向上」させるという。ちなみにカバー部を凹凸形状にすることによって、表面積をフラットなものと比較して76%アップさせている。


4層構造のカーボンファイバーハウジング部。上から、外層(特殊クリア硬質コート塗料)、NCF+カーボンファイバー特殊制振複合材層、NCF+3Kカーボンファイバー層、内層(NCFナイロン樹脂絶縁)


そしてボディ部とカバー部の締結には、オリジナルで設計/製造する特殊なT10ステンレスネジとワッシャーを使用。製造時には締めつけトルクを最適にコントロールしているという
 
 
 
 
フルテック「NCF Clear Line」の音質
■再現性に一層の磨きをかけ、音の艶や深みが見えてくる

本誌試聴室でテストした。壁コンセントから電気を取っている電源ボックス。そこにCDプレーヤーとプリメインアンプの電源ケーブルを離して給電。まずNCF Clear LineひとつをCDプレーヤーの電源プラグを挿したすぐ横に装着した。


「NCF Clear Line」は、3Pコンセント部ならば電源ボックスから壁コンセントまで各所に使用できる。機器の電源ケーブル直近への使用が効果的


竹内まりや『シングル・アゲイン』から聴き出すと音の背景が静かになって、ひとつひとつの音自体の色あいや質感がよく出てくるようになる。付帯音がなくなることによって、本来のソフトに入っている艶とか深みが見えてくる。スピーカーからの音離れも良くなり、サウンドステージのワク自体が広くなる感覚もある。効果はかなり大きい。

クラプトンの『アンプラグド』ではオーディエンスの数がより多く見えるようになり、それぞれの音像もほぐれてくる。アコースティックギターの木の響きのひなびた味わいも感じさせてくれる。

トリフォノフがピアノソロを弾くラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」では高周波のノイズの影響が排除され、ピアノ高域がきちんと立ちつつもまろやかに。個々のパートの音色感の描き分けが明確で音の色彩のパレットが増えたようだ。
 


FURUTECHのNCFシリーズ、コネクター/ケーブルホルダーの「NCF Booster-Brace」(19,800円、税抜)や「NCF Booster」(32,800円、税抜)を併用した例。相乗効果で、より一層のクオリティアップが望める

プリメインアンプの電源ケーブルを挿した横にもうひとつのNCF Clear Lineを装着すると、さらに音の透明度が上がり、音像同士の間に空間が。漂う成分がきちんと漂い、馬力が出るところは出るので、本来のソフトを正確に聴かせてくれる方向。

24時間以上のエージングが推奨されているので、拙宅のシステムで検証してみたが、さらに精度が上がり、研ぎ澄まされたような音の世界を楽しむことができた。実に入念に開発されたアクセサリーだ。

 

https://www.phileweb.com/review/article/202009/29/3988_2.html

 

 

 

 





 
【NCF Clear Lineの仕様】
●サイズ:約39.5W×88.4Lmm
●質量:約69g(ネット)
●全ての導電性パーツはロジウムメッキ+アルファプロセス処理