北九州市といい、
東京も、
1~2週間、早すぎた。
先週、申しましたが、
案の定、数字が心配です。
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東京・感染者増『ステップ2』へ 解除に専門家は…
5/29(金) 23:30配信
All Nippon NewsNetwork(ANN)
東京都では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに22人確認されました。4日連続の増加で、20人を超えたのは約2週間ぶりとなります。
こうしたなか、東京都は、来月1日午前0時から『ステップ2』に移行することを決めました。これにより、学習塾や映画館など、ほぼすべての商業施設が営業再開となります。
小池知事:「6月1日から『ステップ2』へ移行するが、現在もなお、一定数の新規陽性者が発生しているのも事実。忘れてならないのが、現時点で有効な治療薬、ワクチンが実用化されていないということ。この状況が改善されない限り、このウイルスの拡大を防ぐ手立ては、結局、私たち自身の強い意志と行動のみ。これからもコロナと共にという意味で『ウィズコロナ宣言』を行いたい。コロナと共に生きていく、そして、新しい日常をしっかりとみんなで作っていく」
東京都では、ステップの移行に7つの指標を設定していて、このうち『一日の新規感染者数』『感染経路不明率』『週ごとの感染者の増減』の3つが重要視されています。28日の時点で、あとの2つは超えていましたが、『新規感染者』は目安を下回っていたため、『ステップ2』への移行を決めました。
小池知事:「陽性の増加比も1.07とほぼ横ばい。28日の接触歴不明者目安の50%を上回っているという指摘もあると思うが、今、調査中の中でも色々あって、この中に“夜の街クラスター”との関連が判明している方が結構いる。これを除くと50%を下回る」
都の発表を受け、対象となる施設は、営業再開に向け動き出しています。
江東区にあるスポーツジム『ゴールドジムイースト東京』では、来館者の検温や消毒、マシンの消毒も十分に行い、ランニングマシンも、マスクを着けての使用となります。また、マシンの使用を1台おきにし、エクササイズ教室の人数も半分に制限。窓も開放し、換気にも注意を払います。先月16日から休業している池袋にあるサウナ施設『かるまる』も再開します。ロッカールームは1つ飛ばしでの使用となり、休憩室には1席ごとにパーテーションを設置しました。かるまるの新妻将樹支配人は「これからリモートワーク、テレワークという時代に移行する可能性が高いので、サウナに入りながら仕事するみたいに臨機応変に幅広く使っていただきたい」と話します。
危機感が高まっている北九州市では29日、新たに26人の感染者が確認されました。北九州市では、来月1日から予定していた公立小中学校の授業の全面再開を延期し、当面は、午前中のみとします。
北九州市の北橋市長:「今の状況を一言でいうなら『第2波の真っただ中にいる』と認識している。北九州市は濃厚接触者全員にPCR検査をお願いして、その中には無症状の方がほとんどなので、無症状の方々にPCR検査をしっかりと広く行うことで、陽性の方の数が出ることが封じ込めにとって非常に重要」
一方、新型コロナウイルスの感染者の退院基準が変わります。現在は、症状が回復してから24時間後にPCR検査を2回受け、いずれも『陰性』ならば退院できます。しかし、国内外の研究で、発症から10日程度経てば、ウイルスが検出されても、ほとんど感染する力がないことがわかってきました。厚生労働省は発症から2週間が経過し、症状が良くなって72時間が経てば、PCR検査を受けずに退院が可能としました。
◆感染症学が専門の国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授に聞きます。
※北九州市で“第2波”が始まっているのか
全国的に見ると感染が増えてきているわけではなく、あくまで地域での感染拡大なので、本当の意味での“第2波”ではない。恐れているのは、秋冬の感染者。3月、4月の1万6000人くらい、もしくは、これを超えるくらいの感染者を“第2波”と考えている。
※東京都が『ステップ2』に進むことを決定したことについて
前のめりのような気がする。感染者が増えていて、次のステップに進むということは、感染者が増える場を与えることになる。経済的なことを考えると難しい判断だったと思うが、これで感染者が一日40人、50人と増えてしまったら、また自粛となってしまう。その時のダメージは大きい。しばらくは(感染者を)20人くらいを保ちながら、経済を慎重に拡大していくことができれば良い。
※新しい“退院の基準”について
現場の一員としては、うれしい反面、戸惑いもある。『2回連続で陰性』はかなり厳しい。患者の中には、PCR検査の7回目、8回目で『陰性』になって退院した人もいる。こういう人が珍しいわけではなく、症状がなくても『陽性』が続く人がいる。『2回連続で陰性』という基準を守って、何とか退院にもっていくのに苦労した。そういう意味では、緩和されることはある意味で良いこと。ただ、今後、患者さんから『私は本当に大丈夫なのか』と聞かれたのに対し、検査してない段階で『大丈夫』と言えない。恐らく多くの医療従事者は『本当にこれで大丈夫なのか』という疑問を持っていると思う
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200529-00000071-ann-soci