「AK4497EQ」をデュアル採用

Shanling、回路刷新で音質/出力を高めたAndroid搭載DAP「M6 Pro」

編集部:平山洸太

 

 

MUSINは、同社が取り扱うShanlingのAndroid OS搭載デジタルオーディオプレーヤー

 

「M6 Pro」を6月中旬に発売する。

 

 

価格はオープンだが、

税込86,900円前後

での実売が予想される。

なおフジヤエービック限定で先行販売が行われ、5月15日から購入することが可能。

 

 

 

 

 

 

 


M6 Pro


昨年12月に発売した「M6」から、

「更なる高音質とホームユースのヘッドホンとの接続を想定した

強力な電圧出力」を追求したとするオーディオプレーヤー。

 

 

DACチップに

「AK4497EQ」をデュアル

で採用するほか、アンプ回路も新しいものに刷新しているという。

 

 

 


「AK4497EQ」をデュアル採用


CPUには、Qualcomm「Snapdragon430

を搭載する。

 

メモリ(RAM)容量は4GBで、

 

内蔵ストレージは32GB。

 

Micro SDカードにも対応するため、最大2TBまで容量を拡張することができる。

 

 

ディスプレイはシャープ製で、4.7インチ・720×1,280のIPS液晶を採用。

 

強化ガラスパネルのタッチスクリーンとなっているほか、ナノ防指紋コーティングが施される。

筐体は対称性を意識したという丸みのあるアルミボディで、

 

背面のガラスパネルはサンドブラスト-アンチグレア加工によるマット仕上げ。

 

おとめ座をモチーフにしたというShanlingロゴがワンポイントとして配置される。

 

側面にはボリュームホイールも搭載する。

 

 

 


背面はマット仕上げ


アンプ回路は4chのフルバランスとなっており、

 

OPアンプには、アナログ・デバイセズ「ADA4610-2」を採用。

 

出力電流を効果的に増幅し、容量性負荷駆動能力を向上する

Texas Instruments「BUF634」をはじめ、

 

8個のパナソニック製 220uF フィルムコンデンサー

 

超低ノイズLDOレギュレーターを搭載する。

 

 


回路イメージ


ローパスフィルターは回路を再設計し、新技術CPAF(Constant Phase in All Frequency)によって「より高品質な音楽体験が可能」になったとのこと。ローパスフィルタリングに使用するオペアンプには、Texas Instruments「OPA1662」を採用。

 

 

クロックにはKDS製の低位相ノイズ水晶発振器を搭載する。

OSはAndroid 7.1で、

 

独自開発のMTouch OSを搭載。

 

独自技術のAGLO(Android Global Lossless Output)によって

Android SRCの制限を超えて、

フルレートでのロスレス出力を実現したとのこと。

 

 

5種類のデジタルフィルター、±12dBで調整可能な10バンドのビジュアル・イコライザー機能にも対応する。

 

 

 


使用イメージ


最大で768kHz/32bitのPCM、11.2MHzまでのDSDに対応する。

 

USB接続でDAC(384kHz/32bitまで)として利用できるほか、

 

Bluetoothレシーバー/トランスミッターとしても使用可能。

 

Bluetoothのバージョンは4.2で、

コーデックはSBC/AAC/LDAC、

送信専用としてaptX/aptX HD/HWAにも対応する。

また、コーデックによって色が変化するLEDインジケーターも搭載する。

バッテリー容量は4,000mAhで、

 

連続再生時間はシングルエンド(シングルDAC時)で13時間、バランス接続で8時間。

 

接続端子はUSB-Cを採用し、QC3.0にも対応する。

 

出力端子は

3.5mmシングルエンド、

2.5mmバランス、

4.4mmバランスで、

 

出力レベルは200mW@32Ω(シングルエンド)/600mW@32Ω(バランス)。

 

ゲイン設定は600mW@32Ω時のスーパー・ハイゲインも追加し、

 

3段階で調整可能だ。

 

外形寸法は71×17.5×133.5mmで、質量は244g。

 

Wi-Fiは2.4GHzに加えて5GHzにも対応する