神奈川で36人感染 4病院でクラスター拡大 新型コロナ

5/2(土) 21:29配信

産経新聞

 

 

 神奈川県で2日、新たに計36人の新型コロナウイルス感染者が確認された。これまでに感染が確認されていた患者2人が死亡した。また、県内4カ所の病院で少なくとも計23人の感染が確認されるなど、クラスター(感染者集団)が拡大している。

 各自治体が発表した感染者の内訳は、横浜市16人▽川崎市8人▽横須賀市1人▽茅ケ崎市2人▽その他県域9人。死亡者は横浜市と川崎市がそれぞれ1人。

 感染者について、横浜市が発表した16人のうち9人はいずれも、クラスターが広がっている市内2病院の職員と入院患者だった。

 そのうち1病院は、横浜甦生病院(同市瀬谷区)。新たに確認された感染者はいずれも30~60代の女性で、内訳は看護師・看護助手の5人、事務職1人の計6人。同病院での感染者は職員9人と入院患者3人の計12人となった。

 一方、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(同市旭区)では、新たに、いずれも30~80代の男性の入院患者3人の感染が明らかになった。同病院での感染者は、職員23人と入院患者14人の計37人となった。

 川崎市では、発表した8人中6人が川崎協同病院(同市川崎区)の職員か入院患者だった。内訳は看護師の20代女性1人と、70~80代の女性の入院患者5人。同病院での感染者は、看護師1人と入院患者11人の計12人となった。

 また、県が発表した9人のうち、少なくとも5人は、小田原市立病院(小田原市)の職員か入院患者で、内訳は20~50代の看護師・看護助手の4人と、同院に入院していた60代女性1人。同病院での感染者は少なくとも計7人となった。

 2日に発表された死亡者のうちの1人は、横浜市の80代女性で、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の入院患者だった。同病院で感染者の死亡は6人目となった。

 もう一人の死亡者は、川崎市幸区の70代男性。4月19日に呼吸困難のため救急搬送され、PCR検査を行ったものの陰性。いったん退院したが、26日に発熱し再入院。28日に陽性が判明し、5月2日に死亡した。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200502-00000553-san-l14