岐阜県が「クラスター発生」と認定 感染者相次ぐ「合唱団」と「スポーツジム」 

3/27(金) 18:57配信

メ〜テレ(名古屋テレビ)

 

 

 岐阜県では、2つの合唱団とスポーツジムを利用していた感染者が相次いで確認されています。県は27日、これを「クラスター=集団感染」の発生と認定しました。



 岐阜県で新たに感染が確認されたのは、可児市の60代女性と、愛知県犬山市の60代女性です。

 2人はこれまで集団感染が確認されている可児市のスポーツジムの利用者だということです。

 

 

2つの合唱団とスポーツジムで感染拡大続く

 岐阜県では、2つの合唱団とスポーツジムの利用者の感染拡大が続いています。

 26日に感染が分かった40代女性は、すでに感染が確認されている夫婦の娘で、可児市内の合唱団Aに所属していました。

 この合唱団では、これまでに6人の感染が確認されています。

 

 

 また、26日に感染が分かった70代女性は、別の合唱団Bに所属していますが、そこでは40代女性と母親も一緒に活動していました。

 

 

 さらに、2つの合唱団に所属する人が利用した可児市内のスポーツジムで、60代女性が感染。26日、その夫の感染も確認されていました。

 このスポーツジムの感染者と同じ時間帯に利用していた人は、200人以上に上っていて、県は検査を急いでいます。

 

 

岐阜県「クラスター発生」と認定

 岐阜県は、可児市の2つの合唱団とスポーツジムで集団感染が発生したと認定しました。

 岐阜県は可児市の「花フェスタ記念公園」と川辺町の「川辺漕艇場」を28日から4日間、閉鎖することを明らかにしました。

 

 

感染出ていない別の合唱団も1日から活動自粛

「岐阜少年少女合唱団(岐阜市)」。クラスターが起きた合唱団とは別の合唱団です。

 こちらは小学生から高校生までの11人が所属しています。感染拡大を受けて3月1日から活動を自粛しています。

「可児市で感染がわかって、それも合唱団で…これは練習できないと思いました。29日・30日と定期演奏会のための特別練習を朝から夜までやるはずだったんですが…」(岐阜少年少女合唱団 理事長 日比野広子さん)

 5月には演奏会も予定していましたが…

「(開催するのは)難しいんじゃないかと思います。合唱団を卒業する人たちは最後に演奏会に参加できなくなるかもしれないので本当にかわいそうと思います」(日比野広子さん)

 

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-00000016-nbnv-l21