名古屋市 スポーツジムのクラスター「終息へ」 福祉施設は「1週間が分岐点」

3/13(金) 18:36配信

毎日新聞

 

 

 名古屋市内で確認された新型コロナウイルス感染者の二つの集団(クラスター)のうち、スポーツジムを介したクラスターについて、市は「終息に向かっている」との見方を示している。市担当者は「ジムは会員制だったため、利用者名や入退室の時間がすぐに分かり、健康観察が必要な人物を迅速に特定できた」と分析している。

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 2月15日に感染が確認された60代女性が利用していたジムを中心に感染が広がり、愛知県によると、このクラスターでは11日までに、この60代女性を含め38人の感染が確認された。感染者の家族の感染は3月10日に確認されたが、ジム関係者についてはこの2週間、確認されていない。このため、市健康福祉局の浅井清文医監は12日夜、報道陣の取材に「警戒は必要だが、終息に向かっていると思う」と説明した。

 一方で、デイサービスなどの福祉施設を介したクラスターは拡大が続いている。浅井医監は、人の動きが複雑で多岐にわたり、健康観察の対象者も多いことが対応を難しくしていると説明。「これから1週間が、感染者の増加を緩やかにできるかどうかの分岐点。健康観察などの対応の効果を注視する必要がある」と話している。【野村阿悠子】

 

 

 

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00000060-mai-soci