特殊詐欺グループの9人、比から送還され逮捕

2/24(月) 16:24配信

読売新聞オンライン

 フィリピン・マニラ首都圏のマカティ市で日本の特殊詐欺グループの拠点が摘発された事件で、フィリピン当局に拘束されていた日本人の男36人のうち9人が24日、日本に送還され、警視庁に窃盗容疑で逮捕された。

 警視庁幹部によると、9人は仲間と共謀し、昨年11月中旬、東京都渋谷区の60歳代女性宅で、キャッシュカード5枚を封筒に入れさせた上、女性が目を離した隙に偽のカードが入った封筒とすり替え、盗んだ疑い。9人は、マカティ市のビル一室から、警察官などを装って女性に電話し、「詐欺犯が持っていたリストにあなたの名前があり、キャッシュカードが悪用される恐れがある」などとうそを言っていた。日本にいる仲間の「受け子」が女性宅を訪れていた。

 フィリピン当局が昨年11月13日、このビルを捜索し、36人を不法滞在容疑で拘束していた。9人はフィリピンの空港から成田空港に送還された。残りのメンバーも順次、日本に送還される見通し。

 

 

 

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