〔米株式〕NYダウ、反発=ナスダックは史上最高値更新(26日午前)
12/27(金) 0:30配信
【ニューヨーク時事】
クリスマスの祝日明け26日午前のニューヨーク株式相場は、米中貿易摩擦緩和への期待から反発している。午前10時現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比49.28ドル高の2万8564.73ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は取引時間中の史上最高値を更新し、同時刻現在は32.01ポイント高の8984.89となっている。
中国商務省の高峰報道官は26日の定例会見で、米中貿易協議の第1段階合意に向けて米国側と引き続き密接に連携しており、両国が現在も署名前に必要な必要な手続きを進めていると説明。24日にはトランプ米大統領が「取引は成立した。現在、文書を翻訳中だ」とした上で「速やかに署名するつもりだ」と述べており、市場では最終合意に対する期待を背景とした買いが継続している。
また、マスターカードの調査によると、11月1日から12月24日までの米小売売上高(自動車を除く)は前年同期比3.4%増加。今年は年末商戦が本格的に幕開けする米感謝祭が昨年に比べ6日遅かったにもかかわらず、堅調な消費動向が確認できたとの安心感も投資意欲を支えている。
個別銘柄を見ると、年末商戦の売上高が前年比プラスになったとの見通しを発表したティファニーがほぼ横ばい。一部金融機関が株価目標を引き上げたテスラは小幅高で推移している。
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