これは、超・便利ですね、
偉人たちから学ぶアイデアの源泉
2017/11/02
アインシュタインが生まれたのは1879年のこと。おおよそ140年も前の時代を生きた彼は、こんな言葉を残しました。知識よりも想像力──。
成功を追い求める人のハートを動かす力強いメッセージは、今も色あせることはありません。では、歴史にその名を残してきた偉人たちは、一生のうちにどんな言葉を残してきたのでしょう。夢に向かってどうしてもあと一歩を踏み出せずにいる人に届いて欲しい内容です。
「Inc.」よりライターAnnabel Actonの記事をどうぞ。
01.
大胆不敵に生きる
「危険性のないアイディアは、もはやアイディアである価値すらない」
──オスカー・ワイルド
アイディア出しという初期段階でこそ、不可能に近いものを追求するべきなのだと思い出させてくれるのが、ワイルドのこの言葉。なぜならそのアイディアを実現していく過程で、最初に思い描いていたものよりも、やや現実味のあるものに仕上がってしまうから。最初のうちほど思いっきり大胆な構想を作り上げようという、パワフルなメッセージングです。
02.
インスピレーションは
そこら中に転がっている
「アイディアはどこからでも生み出せる」
ーアルフレッド・ヒッチコック
インスピレーションとは、決まった瞬間に生まれるものでもなければ、ひとつのチームのみが探すべきものでもありません。なぜならインスピレーションはどこにでもあるものだから。
ヒッチコックは、自身の父親によって警察に出頭させられた経験をひとつの例として挙げています。彼はこの出来事をきっかけに、パラノイア、警察、そして凶運などのトピックを追求するようになったそうです。
03.
批判的な人からは逃れられない
「どれだけいい結果を残せたとしても、それに十分な評価を与えない知的な意見の持ち主がいるものだ」
──ローレンス・オリヴィエ
突飛なものをカタチにしようとすると、必ずそれに反感を覚える人がいる。未だかつてないものを作り出すときも同じです。これは誰もが被害者になり得る現象。でも、忘れられてしまうよりかは話のネタになったほうがいいでしょ?
04.
前進することの大切さ
「今できることや夢みることを始めること。大胆さとは才能、パワー、そしてマジックを兼ね備えているのです」
──ゲーテに宛てた言葉
アイディアが浮かんだら、まず行動に移してみること。正確性というのは、後から磨き上げればいいのですから。時折マーク・トウェインに結び付けられるこの言葉がこの点を叙述しています。「先を行く人の秘密、それは何かを始めることにある」。
アイディアを実現に一歩近づかせるためにも、早速行動に移してみてはどうでしょう。
05.
全部ひとりで抱え込まない
「人類の最大の成果は対話から生まれ、最大の失敗は対話の欠如から生まれます」
──スティーヴン・ホーキング
起業家たちの間でこんな仮説が出回っています。「盗まれてしまわないよう、アイディアは共有するべきではない」。けれど共有することこそがカギ。
ひとつのアイディアを強化し、磨き上げ、方向性を定めるためには、様々な人のアウトプットがあるほうが◎。それに支えてくれる人がいると、自分に自信もつくでしょう。いいアイディアがあるのなら、早めにより多くの人に共有することです。
06.
知識に頼らず、
ときには想像力を働かせる
「知識よりも想像力」
──アルバート・アインシュタイン
知識ばかりに頼らず、想像力を活かすと素晴らしいものが生まれます。アイディアを形にしていく上で知識にアクセスすることはあるかもしれません。でも、何よりも大事なのは想像力をフル回転させ、直感に従い、少しバカになってみること。未知なことほど、うぶな態度が上手い働きを見せてくれるもの。
07.
独創的なアイディアなんて
この世に存在しない
「それなりのアーティストは真似る。素晴らしいアーティストは盗む」
──パブロ・ピカソに宛てた言葉
この世に未だかつてないアイディアとは、ほぼないと思っていいでしょう。とあるカテゴリーや文脈を新たな角度からアプローチする、といったほうが正確。スティーブ・ジョブズは、自身の分野とは無関係の分類からインスピレーションを得て、自分のアートに当てはめていく者を真の天才と呼び、この言葉を愛用していたそうです。
08.
大切なのは、粘り強さ
「成功はすべてを締めくくるものではない。そして失敗は致命的ではない。何があろうと走り続ける勇気が最も大切なのだ」
──ウィンストン・チャーチルに宛てられた言葉
素晴らしい起業家が口を揃えて言うのは、「頑強さこそが成功へと導いてくれる」ということ。一晩で成功を手に入れるのは非常に稀です。蓄えの時期を大切にし、辛抱強く突き進むことが結果に繋がるのですから。
09.
創作物には十分な愛を注ぐ
「天才を作り上げるのは溢れんばかりの知識や想像力ではありません。その両者を掛け合わせたとしても、天才にはなれません。ラブ、ラブ、ラブ…。天才の魂とは愛に尽きます」
──ヴォルフガング・モーツァルト
陳腐に聞こえるかもしれませんが、愛さえあれば物事はすんなりと進むもの。瞬く間に時は過ぎ、ありとあらゆる刺激が目の前に出現、そして周りの興味も簡単にそそることができるでしょう。
10.
創造性を持って毎日を生きる
「アイディアはうさぎと似ている。いくつか集めてしつけると、増殖する」
──ジョン・スタインベック
クリエイティビティとイノベーションは、経験を経て身につけられるものです。求められるのは鋭い判断力、単純な質問を投げかける力、そして慣れない環境に飛び込む勇気。でもそれ以上に大事なのは、これらを習慣づけること。そうやって自分のモノにしていくのです。
Licensed material used with permission by Inc.
ついにウォークマンに対応!アイ・オー・データ「CDレコ」&「Soundgenic」でCDをとことん楽しむ
多彩なアプリを取りそろえるGoogle Playストアへの対応により、SpotifyやAmazon Musicなどのストリーミング再生を楽しめるようになったことが注目されがちだが、魅力はそれだけに限らない。Wi-Fiによるインターネット接続、汎用性の高いUSB Type-Cの採用なども、音楽のスタイルとコンテンツに多様性をもたらしてくれる要素だ。
そんな中、アイ・オー・データ機器(以下:アイ・オー・データ)が販売する2種類のオーディオ周辺機器が、新ウォークマンに正式対応することとなった。接続した機器へ直にCDを取り込めるポータブルタイプのCDレコーダー「CDレコ」と、機能/音質にこだわって作られたネットワークオーディオサーバー「Soundgenic」だ。これらを新ウォークマンと組み合わせることで、音楽の楽しみ方がどのように広がるのか検証してみよう。
Androidウォークマンに対応した、アイ・オー・データの「CDレコ」「Soundgenic」を検証
■PCレスで、ダイレクトにCDリッピングできる「CDレコ」
まずは、現在アイ・オー・データから発売中のCDレコがどんな製品かを振り返っておこう。音楽CDをスマホで聴く場合、通常ならばまずPCで楽曲データをリッピング(取り込み)してから、スマホにデータを転送するという手順が一般的だ。CDレコを使えば、PCを介さなくてもスマホへダイレクトにデータが取り込める。CDレコの本体サイズはポータブルタイプのCDドライブとほぼ一緒で、専用の「CDレコ」アプリによる直感的な操作が可能だ。
「CDレコ」を使えば、PCなしでウォークマンへダイレクトにCDを取り込むことができる。有線/無線モデルがあるが、今回は有線モデル「CDRI-LU24IXA」(¥OPEN、予想実売価格は¥12,800前後)を使用した
現在のCDレコの最新モデルは、有線接続タイプの「CDRI-LU24IXA」と、Wi-Fi対応の「CDRI-W24AI2」の2モデルがラインナップされている。今回はWi-Fiの設定が不要で、新ウォークマンと付属のUSB Type-Cケーブルで繋ぐだけで使えるCDRI-LU24IXAをリファレンスとしたが、CDRI-W24AI2にはCDを取り込みながらウォークマンを充電できるメリットがある。使用スタイルに合わせて選ぶと良いだろう。
また、Macユーザーの筆者の場合、ウォークマンへ音楽データファイルを転送するのに「Android File Transfer」アプリを使うのだが、このアプリの動作が若干不安定なことに不満を感じていた。ウォークマンへダイレクトに楽曲を取り込めるCDレコがあれば、ストリーミングサービス以外にCD音源を聴く機会も増えそうだ。
■ウォークマンにも手軽なダイレクトCDリッピング
CDレコは、“A100シリーズ”との組み合わせで試した。はじめにウォークマンでGoogle Playストアにアクセスして「CDレコ」アプリをインストールする。アプリを起動すると、画面には楽曲を取り込む際の音質設定を選ぶポップアップが表示される。ここは選択肢の中から、音質の面で最も有利な「ロスレス圧縮」を選んだ。
「CDレコ」アプリをダウンロードし、設定から保存フォルダーと音質を選ぶ
ウォークマンとの接続には、CDレコのパッケージに同梱されるUSB Type-Cケーブルがそのまま使える。「CDレコ」アプリのメニューから「CD取り込む」を選び、ファイルを保存する先のディレクトリを指定する。
「CDRI-LU24IXA」同梱のUSB Type-Cケーブルがそのまま接続に使える
記憶媒体はウォークマンの内蔵ストレージだけでなく、ウォークマンで初期化したmicroSDカードも選択できる。“A100シリーズ”は本体に内蔵するストレージの容量が最大サイズのモデルでも64GBのため、連続してCDリッピングを行うなら大容量のmicroSDカードを用意すれば安心だろう。
アプリ左上をタップしてメニューを呼び出し、取り込みや設定を開始できる
CDレコをウォークマンと使う際、保存先は「Music」フォルダになっていれば基本的に問題ない
ウォークマンがWi-Fiに接続されていれば、データを取り込む際に自動で音楽情報データベースGracenote(グレースノート)MusicIDのデータベースを参照し、曲名/アーティスト名/アルバム名などのメタデータが書き込まれる。PCのソフトウェアでリッピングを行うのと同じ感覚だ。使用環境に多少の影響を受けるかもしれないが、有線接続/ロスレス圧縮設定でファイルを取り込む速度は、60分の楽曲を収録する音楽CDで約4〜6分とされている。
取り込みが完了した後、ウォークマン標準の再生アプリ「W.ミュージック」で楽曲ライブラリを更新すれば、取り込んだ楽曲がライブラリに追加され、再生の準備は完了だ。
取り込んだCD楽曲をW.ミュージックで再生する際には、内蔵の音響機能が活躍する。最大192kHz/32bit相当のハイレゾ品質にアップスケーリングする「DSEE HX」をオンにすると、中高域の響きがリッチになり、空間の透明度も飛躍的に高まる。ボーカルやクラシックピアノの繊細なニュアンスによりフォーカスが研ぎ澄まされる感覚がたまらなく気持ち良い。イヤホンによる音楽リスニングの音場感を、あたかもスピーカーによるレコード再生のように立体的に広げてくれる「バイナルプロセッサー」もおすすめだ。
ちなみに、「CDレコ」アプリはCD取り込みだけでなく、音楽再生アプリとしても独自の機能を備えている。中でもユニークなのが、アイ・オー・データが提携する「プチリリ」というサービスから歌詞を表示できる機能。ただ歌詞の字幕を表示するだけではなく、再生時間に合わせていま歌っている箇所を強調表示していくので見やすく、追いかけやすい。現在ウォークマンでは歌詞表示サービスが提供されていないため、楽曲を聴きながら歌詞を追いかけられる貴重な手段でもある。
他にも、インターネット経由でアルバムやアーティストの情報を呼び出すこともできるし、楽曲リストでは、CDから直接取り込んだ楽曲は「CDレコ」、音楽ダウンロードサイトから購入した楽曲は「Android」といった具合にタグが表示されるので、ファイルの在処が一目で把握できる。
ストリーミングサービスが主流となっているとはいえ、いまだに配信サービスで提供されていないアーティストや作品も数多い。CDレコを使えば、そういった作品も手軽にウォークマンに取り込んで、ストリーミングと併用できる。“いつでも・どこでも”好きな音楽を手軽に高音質で楽しめる、ポータブルオーディオらしい使い方を後押ししてくれるだろう。
今回は”NW-A100シリーズ”と組み合わせた例を紹介したが、真に最強と呼べるポータブルリスニング環境を構築するのであれば、音質では上を行くこだわりの"ZX500シリーズ”とCDレコを組み合わせる手もアリだと思う。
今回は主に“A100シリーズ”と組み合わせたが、もちろん“ZX500シリーズ”でも同じ要領で扱える
■より多くの音源を貯めて管理するなら「Soundgenic」が便利
もう一方の「Soundgenic」は、様々な手段で様々なファイル形式の音源を大容量HDDに保存でき、さらにUSB-DACを接続すればプレーヤーにもなる、マルチユースのネットワーク・オーディオサーバーだ。今回は、2TBのHDDを内蔵するスタンダードモデルの「HDL-RA2HF」に、"ZX500シリーズ”の「NW-ZX507」を組み合わせ、その活用の幅広さを紹介したい。
「Soundgenic」のスタンダードモデル「HDL-RA2HF」(¥OPEN、予想実売価格は¥35,000前後)と、ウォークマン“ZX500シリーズ”の「NW-ZX507」を組み合わせた
Soundgenicは、いわゆるNASと呼ばれるホームネットワークに接続して使うネットワークHDDの一種だが、機能と構造がオーディオ向けにカスタマイズされている。
本機もまた、PCを使わずに音楽ファイルを保存し、さらにウォークマンに直接転送できる点が画期的である。例えば国内で最大級の音楽配信サイトのmora、e-onkyo musicは、操作アプリ「fidata Music App」からユーザーアカウントを登録して関連付けておくと、サイトで購入したハイレゾ音源ファイルを自動的にダウンロードする機能がある。
購入した楽曲が多数ある場合、最初のダウンロードは少し時間がかかるものの、出かけている間に作業を済ませてくれる。ストアで新規に購入した楽曲があれば、Soundgenicが定期的にサーバーに照会して、購入済みのコンテンツがあれば自動ダウンロードもしてくれる。外出先で購入した楽曲も、帰宅したときには自宅のライブラリに加わっているというわけだ。moraやe-onkyo musicのヘビーユーザーならば、この機能だけでも使い始めてすぐにSoundgenicが手放せなくなるだろう。
mora/e-onkyo musicのアカウントと紐付けておけば、購入した楽曲を自動的に収めてくれる
ウォークマンが扱えるmicroSDカードも大容量化が進んでいるが、屋外を持ち歩く機器である以上、万一のハプニングによりデータが失われる可能性は捨てきれない。母艦的なストレージとして、Soundgenicが部屋にどっしりと構えていてくれたら安心というものだ。
なお、Soundgenicの背面USB端子にアンプ内蔵のUSB-DACを接続して、ヘッドホンによるデスクトップリスニングを楽しんだり、他のオーディオ機器と接続してルームリスニング環境を拡張させることも可能だ。これもまたSoundgenicの醍醐味と言える。
ネットワーク機能やUSB-DAC機能を活かし、ウォークマン以外とも組み合わせられる拡張性も魅力。ウォークマンは操作端末として活躍する
■Soundgenicはリッピング機能も充実。ウォークマンへの転送も一括で
Soundgenicでも、背面USB端子に別売の外付ディスクドライブを接続すれば、fidata Music Appから音楽CDが簡単に取り込める。ネットワークに接続していれば、CDレコと同じようにGracenote MusicIDからメタデータが自動的に取得されるし、加えてリッピングの精度を高める「AccurateRip」機能を使うことができる。読み取った情報とデータベースに登録されたCD情報を照らし合わせ、読み取りミスやエラーがないか検証できるものだ。
背面端子に別売のCDドライブを接続すれば、SoundgenicでもCDリッピングが可能
CDからの楽曲取り込みは、非圧縮のWAV、3段階の圧縮率が用意されたFLACからファイル形式を選べる。WAV形式を選択した場合でも、きちんとウォークマンが読み込めるかたちでメタデータを付与できるのはSoundgenicの強みだ。
CDリッピングやハイレゾ配信サイトからのダウンロード設定はメニュー画面から行える
データの正確性を確認する「AccurateRip」や、WAV取り込み、FLACの圧縮率選択など、CDレコよりも細かい設定ができる
そして、Soundgenicに貯めた楽曲ファイルは、直接ウォークマンに転送して屋外に持ち出すことができる。転送の手順はとてもシンプルである。fidata Music AppからSoundgenic内の楽曲をアルバム/フォルダ/楽曲単位で選択してから、メニューに並ぶ「USBに転送」をタップする。この次に画面に表示される「USB1」がウォークマンの内蔵ストレージ、「USB2」がmicroSDカードを表している。ストレージを選択すれば自動的にファイル転送が開始される。
ウォークマンをUSB接続時、ディスプレイの「ファイル転送」も忘れずにタッチ
「fidata Music App」から転送したい項目を選んだ後、メニューを開いて「USBに転送」をタップ
内蔵ストレージなら「USB1」、microSDカードなら「USB2」を選ぶ
ちなみに、アイ・オー・データによれば、Soundgenicにウォークマンを接続するときは、Soundgenic背面にある2つのUSB端子のうち黒い「USB 2.0」端子に繋ぐほうが接続が安定するという。
また、本稿を執筆している2019年12月中旬時点では、楽曲転送の際アルバムのカバーアートのみ転送が許可されない仕様となっている。こちらは2020年春ごろを目処に、iOS版/Android版のfidata Music Appのアップデートで転送に対応予定とのことだ。
これまで手持ちのCD音源をウォークマンで聴きたければ、まずPCを立ち上げてリッピングする必要があった。リッピングしたデータの管理もPCで行う必要があることから、普段あまりPCを使わないユーザーにとってはひと手間に感じられていたことだろう。
アイ・オー・データのCDレコとSoundgenicがウォークマンに正式対応したことで、PCは必須ではなくなった。聴きたいCDを見つけた時には、CDレコを使ってその都度ダイレクトにウォークマンに取り込むことができるし、継続して音源を貯めていく使い方ならSoundgenicが活躍する。豊富なアプリや周辺機器によって様々な使い方に最適化できる、新しいAndroid OS搭載ウォークマンのポテンシャルを余すところなく発揮してくれるはずだ。
「CDレコ」「Soundgenic」はAndroidウォークマンのポテンシャルを活かし、CD音源も改めて気軽に聴かせてくれる
ぜひ令和最初の冬休みに、自宅のCDアーカイブをデジタル化し、ウォークマンで楽しめる環境を整えてみてはいかがだろうか。
(協力:アイ・オー・データ機器)