テスラ、初の小型トラック型EV 3万9900ドルから
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52483690S9A121C1TJC000/
ニューヨーク=白石武志】米テスラは21日、同社初となるピックアップトラック型の電気自動車(EV)「サイバートラック」を世界初公開した。多面体のような外観デザインが特徴で、強度の高いステンレス鋼やガラスを使い究極の耐久性を目指したという。価格は3万9900ドル(約430万円)から。米ビッグスリーの牙城である小型トラック市場に本格進出する。
サイバートラックは6人乗りで、搭載するモーターの数などに応じて3つのグレードを用意する。最上級グレードの場合、1回の充電で走れる航続距離は800キロメートル超という。静止状態から時速96キロメートルまで加速するのにかかる時間は2.9秒と、スポーツ車並みの加速性能を持たせた。テスラは同日からウェブサイト上で予約を開始したが、納車の開始時期は明らかにしていない。
標準的なガソリン車のピックアップトラックの場合、リース代に維持費や燃料代を加えると月700ドル程度の費用がかかる。サイバートラックは月々の電気代が40ドル程度で済むため、中級グレード(価格は4万9900ドル)なら月々の費用を570ドルに抑えられるという。
テスラは現在、高級セダン「モデルS」と高級多目的スポーツ車(SUV)「モデルX」、小型セダン「モデル3」を販売しており、2020年には小型SUV「モデルY」を追加する計画を表明している。サイバートラックの発売時期は明らかにしていないが、小型車から小型トラックまでEVの品ぞろえを広げる。
テスラが初公開した小型トラック型のEV「サイバートラック」
米国では近年、大型車人気の傾向が強まっており、新車販売の上位は米ビッグスリーのピックアップトラックが占めるようになっている。米ロサンゼルス郊外で開いた発表会に登壇したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「我々がピックアップトラックを持たなければ、持続可能なエネルギーの問題を解決することはできない」と参入の意義を強調した
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テスラ EVのピックアップ・トラック「サイバートラック」発表 航続距離、最長800km
2019.11.22
米テスラが「サイバートラック」を発表。EVのピックアップ・トラックです。最上級モデルは航続可能距離800km。北米価格も明かされました。
北米 予約受付を開始
米テスラは、ピックアップ・トラックの新型車「サイバートラック」を初公開した。もちろん電気自動車である。
そのスタイリングは、くさび形のボディ形状で非常にセンセーショナル。トラックのイメージを覆すほどのインパクトがある。
グレードは3種類が用意され、それぞれの価格は以下のようになっている。本日より同社の北米向けウェブサイトで予約申し込みの受付けを開始した。
1モーター後輪駆動:3万9900ドル(邦貨換算433万円)
2モーター四輪駆動:4万9900ドル(同542万円)
3モーター四輪駆動:6万9900ドル(同759万円)
北米では依然としてピックアップ・トラックが最も多く売れる車両となっている。ライバルとなるフォードのピックアップ・トラック、Fシリーズは、2018年に90万台以上を販売しているほどだ。
加速性能 ポルシェに匹敵
サイバートラックの最上級モデルは、加速性能が0-97km/h加速:2.9秒未満、0-403m加速:18.8秒と発表された。運転支援機能については、フル・セルフドライビング、オートパーク機能を搭載する。
各グレードの航続可能距離は、以下のようになっている。
1モーター後輪駆動:402km
2モーター四輪駆動:483km
3モーター四輪駆動:805km
発表会ではボディの頑強さを示すために、ハンマーで車体をたたいたり、テスラ・アーマー・ガラスと名付けられてた強化ガラスに金属のボールを投げつけるパフォーマンスが行われた。
さらに、加速性能をポルシェ911と競い合う映像も放映された。
なお、テスラ・サイバートラックを迎え撃つフォードは、AUTOCARの取材に対しEV版のフォードF150を2022年までに登場させる予定と明かしている。
https://www.autocar.jp/photo/news/442753/