他社で、エンジンではありませんが、

 

 

三菱が、

 

 

 

「三菱の顔」

 

 

でありました

 

 

”ランサー・エヴォリューション”

 

 

や、

 

 

SUVの元祖

 

 

”パジェロ(モンテロ)”

 

 

廃止、

 

 

 

どこか間違っております。

 

 

辞めてもよいのは、

 

 

マツダの、ロータリーと、

 

 

ホンダのF1

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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スバルのエンジン名機「EJ20型」生産終了 スバリストは“トヨタ化”懸念

10/7(月) 7:00配信

産経新聞

 

 技術力で高い評価を受けるSUBARU(スバル)の代名詞となっている水平対向エンジンのうち、主力であり続けた「EJ20型」が令和元年度をもって生産を終了し、30年の歴史に幕を閉じる。平成元年発売の「レガシィ」に初搭載されたことになぞらえ、「後世に残る遺産」として称える声もある。そんなスバル車を愛するスバリストたちの懸念は、トヨタ自動車の関連会社になった後の“トヨタ化”にある。

【写真でみる】スバルの水平対向エンジン「EJ20型」の現行モデル

 「代表的な搭載車種はこれだ、とは言いづらい」。スバルの広報担当者はこう話す。元年から20年ごろに発売されたスバル車にはほぼすべてに、EJ20型が搭載されていたためだ。

 あえて挙げるなら、やはり初搭載されたレガシィだろう。平成の幕が開けた元年2月、当時は「富士重工」だったスバルが発売したレガシィは、その発売以前から話題を呼んでいた。試作車が同年1月、10万キロ連続走行における平均時速223・345キロという、FIA(国際自動車連盟)公認の世界速度記録を樹立したからだ。

 記録達成の舞台は、寒暖差が激しい米アリゾナ州の砂漠地帯にあるテストコース。タイヤなどを交換しつつ、昼夜問わず19日間、21人のドライバーが乗り継いで、1万周以上を走り切った。これにより、レガシィは高い性能と信頼性を実証してのデビューとなったが、それを支えたのがEJ20型だったのだ。記録は17年まで破られなかった。

 水平対向エンジンは、他のエンジンとはピストンの動きが大きく異なるのが特徴だ。車づくりではエンジンの振動をいかに抑えるかがポイントの一つだが、直列型などではピストンが上下や斜め方向に動くのに対し、水平対向は水平方向に左右対称で動く。このため振動を打ち消し合い、揺れが格段に少なくなるのだ。

 こうしてスムーズでぶれがない回転が生まれるほか、エンジンの高さが低くなって車体が低重心に設計できるようになった。エンジン自体も軽量でコンパクトになり、走りの安定性とハンドリング性を向上させることができるという。

 ところで、水平対向エンジンは、ピストンの動きがボクシングの打ち合いに見えることから、「ボクサーエンジン」ともいわれ、スバルは自社エンジンを「SUBARU BOXER」と名付けている。

 その歴史は昭和41年発売の小型車「スバル1000」から。広い室内を確保する前提から、コンパクトな水平対向エンジンが選択されたという。このとき開発された第1世代が「EA型」で、EJ型は、第2世代として開発された。

 中でも、排気量2000cc仕様を意味するEJ20型は、小型車では最大の排気量となることもあり、多くの車に搭載されていく。

 平成4年発売の小型車「インプレッサ」はレガシィに比べ、全長が20センチ縮小、重量も約80キロ軽量化された。さらに9年発売のスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」、20年発売のミニバン「エクシーガ」にも、EJ20型は搭載された。いずれも今もスバルの主要車種だ。

 その性能の高さから、レースでも数々の実績を残していく。

 世界ラリー選手権(WRC)では9年、市販車ベースのEJ20型を搭載したインプレッサWRXで、メーカー部門で日本勢初の3連覇を達成した。また、世界有数の過酷さから「スポーツカー開発の聖地」として知られるドイツのサーキット、ニュルブルクリンクを走る24時間耐久レースでは「SP3Tクラス」で3回の優勝を飾った。今年のニュルブルクリンクのレース車「WRX STI」にも使用されている。

 だが、市販車では車の大型化に合わせるように、新型エンジンが採用されるようになる。EJ型のなかでも2代目レガシィで初搭載されたEJ25型が優勢となり、主力市場の北米ではEJ25型が主流になる。

 加えて、世界で年々強化される排気ガス規制が影響を及ぼす。スバルは、燃焼効率の追求と環境性能の引き上げを目的にして、基本構造の見直しを実施。22年、第3世代となるFB型を投入した。「走りのスバル」のイメージを決定づけたEJ20型は、惜しまれつつ表舞台から姿を消す。

 スバルは9月、資本提携によってトヨタ自動車の関連会社となることを発表した。スバル車を愛する「スバリスト」らからは独自性が損なわれてしまうのでは、との不安の声もある。

 これに対し、中村知美社長は「スバルらしさをもっと強くする。絶対にトヨタ化はしない。裏切らない」と強調。EJ20型をはじめとする“レガシー”は大事に守っていく姿勢を示している。

 スバルは、唯一のEJ20型の搭載車種であるWRX STIに、特別仕様車「EJ20 Final Edition」を設定。24日開幕の東京モーターショーで試作車を公開し、555台限定で生産する計画だ。ちなみに「555」はWRCで活躍時、車体にはられていたスポンサーロゴで、「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ」のたばこ銘柄。このナンバーは今もスバリストに人気があるという。(経済本部 今村義丈)

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00000500-san-bus_all