どんなに嫌でも、腹が立っても、
次の仕事が決まってから、退職しなさい。
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もうやめたい!と思うのはどんな職場?「逃げの転職」で失敗しないためのヒント
9/26(木) 7:15配信
新卒で入社した企業がブラック企業だったり、自分に合わなかったりということは誰にでもあり得ます。そこで今回は、「もうやめたい!」と思ってしまう職場の体験談や最近話題の退職代行サービス、転職を考えるときに役立つキャリアプランの概要について紹介します。
やめたくなる職場とは?
まずは、職場環境に嫌気がさしているという声を集めてみました。
気づいた人が損をする職場
「仕事量が多いのに仕事の振り分けが曖昧で、気がついた人が仕事をやらなければいけない雰囲気。みんな見て見ぬ振りだし、上司も誰かやってくれると放置状態で、結局いつも自分がやることになる。かといって評価が良くなったり、給料が増えたりするわけではなく損した気分になるばかり」
パワハラ&セクハラが混じり合う職場
「ノルマが達成できないと大声で怒鳴られたり、アポが取れるまで帰ってくるなと言われたり、上司からのパワハラがひどい。しかも飲み会では聞くに耐えない下ネタのオンパレード。セクハラもキツイけれど相談する相手もいない…」
男性優位な職場
「同じ成果をあげていても、評価されるのは男性ばかり。女性はなかなか昇格させてもらえないし、育休を取った人で管理職になっている人はいない。時代錯誤で古い体質の職場でやる気が失せている」
広がりを見せる退職代行サービス
実際に会社をやめようとするとき、通常なら自分でその旨を上司や人事に伝えたり、諸手続きを行います。しかし最近は、退職をしたい人に代わって退職希望の旨を会社に伝えたり、退職届や貸与品等を会社宛てに返却する作業を郵送で行う退職代行サービスというものもあります。
このサービスを利用する退職希望者のメリットは、会社を辞めるにあたり出社したり、会社の人と接点を持たずに済むこと。40代~50代の世代から見みると、「お世話になった会社に対して誠意がない」「辞めるなら自分で言うのが筋」という意見もあるかもしれません。
ただ、利用者には退職を自分から言い出しにくい環境で働いていたり、辞めさせてくれないというケースもあるようです。また、費用が3万円~5万円程度など比較的安価なものもあることも、退職代行サービスが広がりを見せている一因と見られます。
自分のキャリアは自分で決める
上記のように、かつてよりも仕事をやめて軌道修正がしやすい時代になりました。しかし、ただ嫌だからやめるということでは将来のキャリアアップにつながらないどころか、転職にとってマイナスになることも。
まずは、自分が最終的に目指すところは何か、そうなるためには何をすべきかを考えるためにキャリアプランを作ってみましょう。キャリアプランとは、自分が望む将来の理想像を設定して、それを実現するために「これからどのような経験を重ねるべきか」「どのような知識・スキルを身につけていくのか」ということを直近の行動レベルまで落とし込む長期的な計画です。
キャリアプランを構成する大きな項目は以下の通りです。
1. 人生のビジョン
仕事だけでなく家族のことも含めながら、何歳で何をするか、どんなポジションを目指すのかという目標を考えます。
2. ビジョンの実現に必要なもの
前項のビジョンを実現するために必要な知識・経験・スキルなどを具体化します。
3. 現状とのギャップ、それを埋めるためのアクション
目標をかなえるために何をすれば良いのかを考えます(資格取得・スキルアップなど)。
4. アクションを実行するためのキャリアパスのプラン(就職、職場での昇格、異動、転職)
前項で具体的にしたアクションを実行するのにふさわしい職場とキャリアパスを考えます。
キャリアプランを導入している企業もあるので、作ってみたことがあるという人もいるかもしれません。しかし、会社主導の場合、当然その会社に所属することが前提となります。
その会社が自分に合っていて、条件面なども満足していれば良いのですが、そうではない場合、自分の人生の目標を達成するためにも、転職や独立などを視野に入れながら「自分の人生」にフォーカスしたキャリアプランを作ってみてはいかがでしょうか。
新卒で入社した企業がすべてではなく、もっとやりがいを持って働けたり、活躍できる場所があるかもしれません。大切なのは「自分のキャリアは自分で決める」という姿勢です。
おわりに
無理をしてまでやめたくなる職場に勤め続ける必要はありません。我慢をしすぎて体調を崩したり、精神的なダメージを負うことになったら、自分の人生を狂わせることになってしまうからです。
大切なのは自分のキャリアプランを考えてブレない軸を持つこと。転職するにしても、「逃げの転職」で終わることがないように、最終的な自分のビジョンに近づける会社を選ぶことを意識しましょう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190926-00013462-toushin-life&p=2
LIMO編集部