私は、ユーチューブ小僧(いや、爺ですが)

なので、DAPでも、ユーチューブが、見れないと困るのです。
 
おかげさまで、私は、
 
"iPod Touch" 
 
を持っておりますので、それで、見れますし、
 
それに付け加えて、
 
ポータブルのDAC
 
そして、
 
チューブのヘッドフォーン・アンプに、
 
つなげておりますので、
 
ユーチューブが、すばらしく良い音で、聴けます。
 
しかし、
 
 
もうここ2年、ソニーさんの”ZX300"
 
 
を買おうか、買わないか、迷い続け、
 
 
もう一つの選択肢に、前モデルの、”ZX200”
 
にして、(Andoroid OSつきでした)
 
YouTubeを、聴こうか、
 
 
迷い続けておりましたが、
 
 
とうとう、ZX500
 
と、
 
A100
 
 
が、この記事のごとく、発表のようです。
 
YouTubeが、見れないDAPは
 
買いたくありません。
 
 
 
 
 
 
 
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これは“セルラーモデル”への通過点? ウォークマンが再びAndroidを採用

 
 
山本 敦
 
 
 
IFA2019に出展するソニーが、約4年ぶりにAndorid OSを搭載するハイレゾ対応“ウォークマン”を発表した。新しいウォークマンの商品企画を担当したソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ(株)V&S事業本部 企画ブランディング部門 商品企画部 モバイル商品企画1課の露木亮吾氏を会場で訪ねて、「Android復活」の狙いについてなど様々な質問をぶつけてみた。


2019年モデルのウォークマンを担当するソニーの露木亮吾氏


なお、発表された「ZX500」シリーズ(関連ニュース)と「A100」シリーズ(関連ニュース)、およびウォークマン40周年の記念限定モデルである「NW-A100TPS」(関連ニュース)の詳細については、それぞれニュース記事で詳しく紹介されているので、合わせてご覧いただきたい。

「Androidウォークマン」が復活した理由

ソニーがIFA2019で発表したZX500/A100シリーズは、いずれもAndroid OSとWi-Fiによる通信機能を備え、ハイレゾの他にSpotifyやAmazon Musicなど音楽ストリーミングサービスが“いい音”で楽しめることをアピールしている。Android OS搭載機を再び市場に投入する狙いについて、露木氏はやはり様々な音楽ストリーミングサービスに対応するためであると話す。

「Android OSであれば、ユーザーが好きな音楽ストリーミングサービスのアプリを自由にダウンロードできる点が大きなメリットと考えています。また昨今では動画サービスのYouTubeで音楽を楽しむ人も多く、動画付の音楽系コンテンツも高音質で楽しみたいという声が多く寄せられていました」(露木氏)

ZX500/A100シリーズは、ともに昨年発売の「A50」シリーズから引き続き、AIの学習機能によってアップスケーリングを行う新アルゴリズムのDSEE HXを搭載している。これは独自の音楽プレーヤーアプリ「W.Music」でのコンテンツ再生だけでなく、音楽ストリーミングサービスなどもアップスケーリング再生に対応している。

もちろん内部の筐体設計の面でも音質にこだわった。詳細については各ニュース記事に譲るが、Wi-FiのICチップに由来するノイズを抑制するため部品による対策を施し、CPUと通信部分の回路、およびオーディオ回路を分離した設計としている。


音質にこだわった「ZX500」シリーズ、「NW-ZX507」


OSはAndroid 9.0を搭載している。Android 10の正式版は先日公開され、Google Pixelシリーズから利用ができるようになった。AndroidウォークマンのOSアップデートへの対応については、必要に応じて検討していくというスタンスを採るようだ。

IFA 2019ではZX500/A100シリーズの欧州モデルの価格も発表された(日本への導入時期や価格は未定)。それぞれ欧州で販売されている現行モデルと比較すると、おおよそ130~150ユーロ前後価格が上がっている。もっとも製品の詳細をご覧になれば、濃厚なイノベーションへの対価としては妥当であることがおわかりいただけるだろう。


Android搭載になったとはいえ、W.Musicアプリのインターフェースは現行モデルの使い勝手から大きく変わっていないので、操作感はすぐに馴染めると思う


セルラー通信、ハイレゾ音楽配信への対応は?

ここまで新しいAndroidウォークマンの特徴を見てきたが、筆者にはひとつ物足りなく感じているところがある。Wi-Fiによる通信ができない場所では、本体のストレージに音楽ファイルをキャッシュして聴く選択肢しかないことだ。一息にeSIMを内蔵するなど、セルラー通信による常時オンライン接続の対応はできなかったのだろうか
 
 
「開発を始める段階でセルラー通信への対応は議論に上りました。技術面で難しいということはないのですが、やはり本体のサイズと商品の最終価格に影響が及ぶため、今回のモデルでは見送る判断に至りました。反響を見ながら引き続き検討していきます」(露木氏)

現時点でまだ国内には、海外で既にスタートしているTIDALやQOBUZが提供しているようなハイレゾ対応のストリーミングサービスが上陸していない。しかし、moraはハイレゾ配信の「mora qualitas」を準備中だし(関連ニュース)、一部メディアからAmazonがハイレゾ対応のストリーミングサービスを用意しているとの報道もあった。

新しいウォークマンはともにハイレゾ対応のストリーミングサービスを受けて聴くことができるものの、ひとつ注意したい点は、SoC周辺のシステムによる制約を受けるため、最大48kHz/16bitまでのダウンコンバート再生になることだ。チップセットについては1.8GHzのクアッドコアであること以外、ベンダー名等の情報は非公開としている。


会場ではDeezerとTIDALの試聴デモンストレーションを行っていた


ライバルはiPod touch?

Androidを搭載したことによってマルチコンテンツ対応を遂げたウォークマンA100シリーズは、価格帯を見てもアップルの「iPod touch」が対抗馬的な位置付けになろうかと思う。ウォークマンは高音質を追求した「音楽プレーヤー」がベースであり、一方のiPod touchはゲームを快適に遊べる端末としてもその魅力を訴求しているところに立ち位置の違いがある。

カメラの有無は言うに及ばず、それぞれ仕様を比較すると各端末のコンセプトの違いは明確に表れる。筆者も写真を撮ってSNSやメールでシェアするならばスマホを使うと思うし、高音質設計を重視してカメラを載せないウォークマンのスタンスには共感している。


スタンダードクラスのAシリーズもAndroid対応の「A100」シリーズに生まれ変わる


ただ、後ほど別稿にて詳しくレポートする予定だが、ソニーが次世代のオーディオエンターテインメントとして準備を進めている「360 Reality Audio」(関連ニュース)では、同社のヘッドホン・イヤホンを使ってベストコンディションで楽しむために、プレーヤーとなるスマホでユーザーの耳の画像を撮影し、独自のクラウドサービスでデータを解析する必要がある。Androidウォークマンでも、これと同等のことがカメラ撮影無しでも体験できるようになればいいと思う。あるいは今後、カメラをセンサー的に活用して楽しむようなAR系オーディオエンターテインメントが登場した場合には、ウォークマンも別途カメラを搭載するシリーズを立ち上げる必要があるのかもしれない。


IFAでは360 Reality Audioのデモンストレーションも披露。ソニーのヘッドホン・イヤホンを組み合わせると、スマホの内蔵カメラで撮影した耳画像から作成するプロファイルにより、ベストコンディションで立体サウンドを楽しめるようになる


WM-Portが廃止された理由とは

ZX500/A100シリーズでは、ウォークマンがデジタルファイルの再生に対応して以降長らく搭載してきた独自のデジタルインターフェース「WM-Port」を廃止し、USB Type-Cに切り替えた。その理由を露木氏は次のように語っている
 
 
 
 
「これまでWM-Portを、アナログのイン・アウトとドッグ接続のメカ強度確保のために採用しながら、対応アクセサリーを展開することでウォークマンのエコシステムを拡大してきました。ところが現在ではそれぞれの用途がUSBとBluetoothで代用できるようになり、また一方では汎用性の高いUSB接続に対するユーザーのニーズも高まってきたことから、今回のタイミングでUSB Type-C接続に切り替えることになりました」

最近はスマートフォンにヘッドホン・イヤホンもUSB Type-C接続の端末が増えているので、外出先に複数種類のケーブルを持ち出す手間が省けるようになることはユーザーにプラスの効果をもたらすだろう。

なおZX500/A100シリーズともに、USB-DACやBluetoothレシーバーの機能が省略されている。「ともにPCやスマホでストリーミング系の音源を聴く時に、ウォークマンでより高音質に楽しめる環境が構築できるという魅力を訴求するため用意していた機能でした。新製品では端末にアプリをインストールすることで各サービスを直接楽しめるようになるため、削除しました」と露木氏はその理由を説いている。

音質面での成長にも大きな期待が持てる

最後に新しいウォークマンが追求したサウンドについて露木氏に聞いてみた。

「ZXシリーズ、Aシリーズともに既に高い評価を得ている解像度と定位の鮮鋭感、ナチュラルな音のバランスなど方向性は継承しています。一方ではパーツのブラッシュアップを図ったことで音の透明感と伸びやかさ、スケールの広がりが生まれていると考えています」(露木氏)

賑やかなIFA会場で短時間の試聴だったことを前置きしつつ、一言だけ音のインプレッションについてコメントをしたいと思う。ZXシリーズは低音の重心がさらに低くなり、奥行き方向の再現力に深みが増しているように感じられた。Aシリーズは音場の開放感が増して、ボーカルの艶っぽさにも磨きをかけた印象だ。日本国内での正式発表を受けて、また丁寧に試聴できる機会を心待ちにしたい。