これは、むずかしい問題ですが、


判決が甘かったら、慣例・判例・凡例を作り、

人間、人一倍努力して、努力して、

困ったら、耐えたら、

それによって、精神病になったら、

人間を(自分の子供を)殺してもよい、

ということになってしまいますから、


刑罰は、超・厳しくてよいのです。

それと並行して、


二度とないように、国民みんなで、考え、



子供が多く、

手伝いも乏しく、

経済的にも、厳しく、

サポート的にも厳しく

なんていうことのために、

市、町、村、

地方自治、

国、

ヴォランティアー


などで、

「子供は、みんなで育てるもの」という

市町村・国、

国民・全員が、理解した”哲学”を、

理解させ、感じさせ、持たせ、


みんなで、何かしら、ヘルプできるような、社会のシステムが、できることを期待いたしますs。










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過酷な“多胎育児”の実情…三つ子育児の母親が0歳次男暴行死で“実刑”に 支援の方法は






「多胎育児の過酷さを理解していない」…下された“実刑判決”


愛知県豊田市で去年、三つ子の母親が育児でうつ病を発症し、生後11カ月の次男を死なせるという事件があり、一審で母親に懲役3年6か月の実刑判決が下されました。

【映像ニュース】2歳長男と共に車にはねられた33歳母親が死亡 運転の男「ぶつかる直前まで気付かなかった」

 この事件を巡り、被告を支援しようという動きが広がっています。同じ双子や三つ子を育てる「多胎育児」の母親らが13日「減軽」を求める署名を裁判所に提出しました。

 13日午後、名古屋高裁を訪れたのは、双子や三つ子といった「多胎」家庭を支援するNPOの糸井川誠子さん。持っていたのは、ある事件の裁判を巡り被告の「減軽」を求める嘆願書や意見書です。

糸井川さん:
「豊田の三つ子ちゃんの事件の減軽を求める嘆願書です。本当に追い詰められていた多胎育児の過酷さというものを全く理解していない判決だと思う」
■実刑の被告に減軽求める嘆願書に1万人超の署名
 事件が起きたのは去年1月。

 愛知県豊田市で、三つ子の母親・松下園理被告(30)が生後11か月の次男を床に叩きつけて死亡させ、逮捕されました。

 当時、育児によるうつ病を発症していた松下被告。名古屋地裁岡崎支部は今年3月、「三つ子の育児を懸命に行い、同情はできる」としながらも「苛立ちをぶつけた動機は身勝手で執行猶予をつけるほど軽い事案ではない」などと指摘。

 言い渡されたのは懲役3年6ヶ月の実刑判決。弁護側は「多胎育児の過酷さを考慮すべき」と控訴しました。

 自身も「三つ子」の母として育児を経験した糸井川さん。松下被告の「減軽」を求め、意見書に加えNPOの活動を通して集まった1万1200人分余りの署名を裁判所に提出しました。

糸井川さん:
「(署名で集まった)この声をきちんと受け止めて、ぜひ次の控訴審では(多胎育児の過酷さを)ご理解いただいて(判決に)加味していただきたいと思います」

 被告を精神的に追い詰めた過酷な“多胎育児”…。
■“多胎育児”の実情…三つ子含む5人の子どもを育てる母親は
 岐阜市の佐藤さん。現在、8か月と4歳の子に加え、1歳11カ月の三つ子も育てる5人の子どもの母親です。

佐藤さん:
「(事件は多胎育児の母親の)誰にでもありえることというか、それは一歩間違えたら自分だったかもしれないっていうのは思いました」

 同じ三つ子の母親の事件に衝撃を受けた佐藤さん、減軽を求める署名活動にも協力しました。

 佐藤さんの家庭を取材すると…

<子供の泣き声>
「ビエー!!」

佐藤さんの義母:
「痛い、足踏んどるで痛いって!」

 佐藤さん1人では手が回らないため、夫婦のそれぞれの母親が毎日サポートに来てくれています。

 夕食の時間、今では自分たちでご飯を食べられるようになりましたが食べる早さはバラバラ。

佐藤さん:
「(立ち上がろうとする子に)あー、まだまだまだまだ!おしまい?ごちそうさま?」

記者:
「1人出ていきましたけど…」

佐藤さんの義母:
「出てった?誰や、タイガか。あ、ちがう。リコナ?ちがう?」

佐藤さん:
「ここにいまーす!」

 家事をしながらも目線は常に子供たちに。入浴や歯磨きも総力戦です。

Q.佐藤さん1人で面倒見るのは?

義母:
「無理です、無理です。私とあちらのお母さんと2人でやっても大変だと思いましたし。お母さん1人では本当に難しいと思います」

 三つ子が生まれて間もないころ、授乳は3人分で1日なんと24回。ほとんど寝られず、子供を抱いて立ったまま寝てしまいそうになったこともあったといいます。

 それでも、佐藤さんには家族の「支え」がありました

■求められる“サポート”
 一方で、松下被告は、両親から十分な育児支援を受けることはできず、ほぼ1人で育児を続けていたといいます。

「核家族化」が進む中、周囲のサポートを受けることができない多胎育児の母親がいるのも現実です。

佐藤さん:
「(松下被告には)サポートが全くない、つながりというのが全くないなというのがあって、頼れる先も少なかったんだなと感じて同じ3つ子ママとしてなにかできることはなかったのかな(と思った)」

 周囲の協力が不可欠な多胎育児。

「多胎」家庭を支援するNPOの糸井川さんが、三つ子を育てた際に書いた育児日誌にも、過酷な育児に悩んだ胸の内が書き込まれていました。

 裁判も傍聴した糸井川さんは、残された子どものことも考え、松下被告の減軽を訴えます。

糸井川さん:
「このまま実刑判決が出てしまうと、5歳半過ぎるまで(子供と)会えなくなってしまうんですね。(幼児期に)全く母親の顔も知らないで育つということが、(残された)2人のお子さんにとって、やっぱり良いことだとは思えないんですよね。2人のお子さんのために執行猶予を付けてほしいと思います」
■自治体のサポートは?民間団体は?
 名古屋市では、有料でヘルパーを派遣する制度があり、豊田市では、松下被告の事件を受けてヘルパー制度を設けました。

 また、全国的に多胎育児の支援に積極的なのは滋賀県の大津市で、通算で100時間、無料でヘルパーの派遣サポートを受けることができます。

 自治体の支援は地域差がありますが、全国各地に民間の多胎家庭を支援する「地域多胎ネット」という団体があり、相談をしたり、アドバイスを受けたりすることができます。
東海テレビ放送