人気レストランを「社食」利用 福利厚生の新たなカタチ









ホウドウキョク
街のレストランが、社員食堂に変身。

働く人のランチタイムが変わる。

IT企業に勤める工藤貴明さんには、ある悩みが。

小僧com株式会社・工藤貴明さん「お小遣いが少ないのは、ちょっと不満に思ってたりはします。(いくら?)(月に)3万円ぐらいです」

お小遣いの少なさを嘆く工藤さんだが、本日のランチは。

小僧com株式会社・工藤貴明さん「(メニュー決めた?)はい、決めました。ヒレステーキの200グラムにしようかな」

セットで2000円以上するステーキを注文。

小僧com株式会社・工藤貴明さん「(大丈夫ですか?)大丈夫です。月2万円まで使い放題です」

工藤さんが勤める企業が導入した、新たな形の福利厚生サービス「どこでも社食」。

スタートアップのシンシアージュが、2017年7月から始めたもので、提携した近くの飲食店を社食として利用できるサービス。

このサービスでは、導入した企業が設定した金額が、社員1人ひとりのアプリにチャージされ、提携飲食店に設置されたQRコードを読み取るだけで支払いが完了する。

支払いは、どこでも社食を運営するシンシアージュが代行し、月末などに企業に請求する仕組み。

社員が、「いきなり! ステーキ」や、「シェイクシャック」などの有名店をはじめとする、3000以上の飲食店を社食として利用できるこのサービス。

現在、メルカリなど30以上の企業が導入している。

小僧com株式会社・工藤貴明さん「いろんなところで食べられるので、コンビニ弁当とか、偏った食生活にならずに済んで、お小遣いの減り具合が全く違うので、助かったなというのを実感しました」

あるレストラン運営会社の調査によると、1000人規模の企業が社食を設置する場合、初期費用はおよそ1億円。

維持費には、月2000万円ほどかかり、中小企業が社食を設置するのは難しいという。

小僧com株式会社・平松圭代表取締役「チーム内でコミュニケーションを取ってもらって、仕事に生かしてもらえるのなら、(月2万円支給は)全然必要なものじゃないかなと思ってます」、「月々の予算達成であったりとか、どれだけ頑張った、MVP取ったという子が、例えばプラスアルファで5000円予算がつくであったりとか、そういったことは考えていきたい」

社員同士のコミュニケーション活性化などにも一役買いそうな「どこでも社食」。

飲食店側にとっても、集客率アップにつながり、双方にメリットを生み出す可能性も。

飲食店を社食にしてしまう新たな発想は、今後、企業の福利厚生の形に大きな影響を与えるとみられる。

(プライムニュースα)
FNN

















3/6(水) 13:44配信
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