「強制連行」は認めるが、日本政府に謝罪と賠償求める訴えは『棄却』 大阪地裁
関西テレビ
戦争中に日本に強制連行され過酷な労働をさせられたとして中国人が日本政府を訴えた裁判で、大阪地方裁判所は原告の訴えを退けました。
【記者リポート】
「裁判所は強制連行を認めました。一方で原告の訴えは退けました」
中国人の元労働者や遺族たち19人は、第二次大戦中に中国で旧日本軍に捕まり、大阪などで過酷な労働を強いられたとして、日本政府に謝罪と賠償を求めていました。
戦争責任を巡っては1972年の日中共同声明で「賠償の請求は放棄する」と宣言。これを元に最高裁が「個人の請求権は無くなった」と判断しています。
大阪地裁は29日の判決で、「強制連行の後、劣悪な環境下で多くの中国人が命を落とした」と認定しましたが、最高裁の判断に基づき原告の訴えを退けました。
【原告男性】
「(謝罪賠償が無いのは)納得できません。今後はどれだけ大変でも最後まで闘い続けます」
原告は控訴する方針です。
【記者リポート】
「裁判所は強制連行を認めました。一方で原告の訴えは退けました」
中国人の元労働者や遺族たち19人は、第二次大戦中に中国で旧日本軍に捕まり、大阪などで過酷な労働を強いられたとして、日本政府に謝罪と賠償を求めていました。
戦争責任を巡っては1972年の日中共同声明で「賠償の請求は放棄する」と宣言。これを元に最高裁が「個人の請求権は無くなった」と判断しています。
大阪地裁は29日の判決で、「強制連行の後、劣悪な環境下で多くの中国人が命を落とした」と認定しましたが、最高裁の判断に基づき原告の訴えを退けました。
【原告男性】
「(謝罪賠償が無いのは)納得できません。今後はどれだけ大変でも最後まで闘い続けます」
原告は控訴する方針です。
関西テレビ