漁師には1・7億円が配分/一番マグロ落札額の行方

1/6(日) 9:28配信
日刊スポーツ
昨年10月に移転した東京・豊洲市場で初となる、新年最初の取引「初競り」が5日早朝に行われ、一番マグロが史上最高額の3億3360万円で競り落とされた。これまでの最高1億5540万円を2倍以上更新するご祝儀価格に、市場関係者や見物客らは騒然。一部からは疑問の声も上がったが、落札した「すしざんまい」を運営する喜代村(東京)の木村清社長(66)は「豊洲もハッピー、築地もハッピー」と前向きだった。

【写真】マグロを試食させてもらう日刊スポーツ寺沢記者(右)と木村社長

◆落札額の行方 3億3360万円はどう配分されるのか? 関係者によると落札額のうち、青森県漁連に1・5%(約500万円)、大間漁協には4%(約1334万円)、豊洲市場で競りが始まるまでマグロを預かる荷受業者に5・5%(約1834万円)が支払われ、残金を釣り上げた漁師が受け取る。ただ所得税などの税金約4割を納付することになるため、実際に入金されるのは約1億7800万円になりそうだ。






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一番マグロ釣った漁師藤枝さん「実感が湧かない」




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一番マグロを釣った大間の漁師、藤枝亮一さん(64)は自宅で「地元の仲卸業者から電話で知らされたが、額が大きくて桁が間違ってるんじゃないかと思った。実感が湧かない」と晴れやかに語った。漁師歴19年のマグロ一本釣り漁船船長。竜飛崎沖の津軽海峡で4日早朝に釣り「海の底に針がかかったような重さ。マグロでなくサメかと思った。命がけで釣ったので大事に味わってほしい」と話した。