私が、前から、何度も言っている、関空の地盤問題と課題???
国も、助けて、官民一体で、徹底的な、解決法を探し、
100%、解決するべきです。
だらだら、永遠に、中途半端な処置をやり続けるのは、
『馬鹿そのものです』
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関空護岸、10年超も基準未達
かさ上げ工事が不十分
株式会社 産経デジタル
関西国際空港が浸水した9月の台風21号被害の際、高さが国の基準値を下回る護岸から高波が流入した問題で、地盤沈下によって護岸の一部は10年以上前から基準を満たしていなかったことが13日、関係者らへの取材で分かった。高さが是正されないまま、関空の運営は旧関空会社から新関空会社を経て現在の運営会社の関西エアポートに引き継がれていた。基準に強制力はないが、関西エアなどは、浸水量の3割がこの護岸部分から流入していたとして設計値を見直し、来年度から、かさ上げ工事に着手する。新関空会社は同日午後の記者会見で、高さ不足の経緯を説明する。
高さの基準を満たしていなかったのは、関空1期島東側の護岸の一部。基準値は4・5メートルだが、台風時は約4メートルだった。基準値は、国土交通省が空港土木施設構造設計要領で示した「50年に1度の高波」に耐える想定で定められる。平成16~17年、当時運営していた旧関空会社が基準値をもとにかさ上げ工事を行った。
しかし、将来の地盤沈下を見越した高さを確保したかさ上げができず、関係者らがまとめた資料などによると、すでに施工直後の18年に複数の箇所が4・3メートル台と基準値を再び下回った。23年に4メートル台にまで沈下した後も、かさ上げ工事がされることはなかった。
かさ上げが不十分だった理由について、関空施設を保有する新関空会社は「東側の護岸は滑走路に近く、航空機の安全性確保のための高さ規制があった」などとしている。他の老朽化施設の工事などのタイミングや財政面などから、護岸のかさ上げを短い間隔で繰り返したり、滑走路の高さ自体をかさ上げしたりといった対策を取れず、関空の運営は28年4月、関西エアに引き継がれていた。
関西エアなどが設置した第三者委員会は、1期島内に流入した230万~270万立方メートルの海水のうち、約3割は高さの足りなかった東側護岸からの浸水と検証。今後、関西エアなどは540億円規模を投じて災害対策を強化する方針だ