岸田氏の近影(フェイスブックより)
バブルを引きずるシニア向け雑誌を次々立ち上げ、“ちょいワルオヤジ”などの流行語を生んだ名物編集長・岸田一郎氏。だが、昨年創刊した雑誌を突然放り出し、優雅なリタイア生活を送り始めたため、関わったタレントやスタッフからは悲鳴が続々と上がって――。
続きをお読みいただくには、記事の購入が必要です。
すでに購入済みの方はログインしてください。
- 税込108円
-
使えます
--------------------------------------------------------------------------------------
ちょいワルオヤジ雑誌休刊で石田純一にギャラ未払い発生
2018年11月20日 16時00分 文春オンライン
10月16日、突然の休刊が発表された月刊誌『GG(ジジ)』。11月6日には版元のGGメディア株式会社も破産開始決定を受けたことに伴い、負債を抱える関係者が続出。表紙モデルを務めていた俳優の石田純一(64)にもギャラの未払いが発生していることが「週刊文春」の取材で分かった。
「最新号は校了作業を終え、印刷を待つのみでしたが、突然、印刷がストップし、さらに休刊・倒産が発表された。関係各所に総額1億3000万円を超える負債を残しながら、十分な説明も謝罪もない。被害は石田さんをはじめとする、誌面に登場していたタレントにも及んでいます」(制作スタッフ)
同誌の編集長を務めていたのは、過去に男性ファッション誌『LEON』で一時代を築き、“ちょいワルオヤジ”の流行語を生んだ岸田一郎氏(67)。
「『金は遺すな、自分で使え!』のキャッチコピーのもと、ファッションや旅、自動車、時計などを特集。バブル世代に向けた“余生快楽誌”を謳っていました。しかし創刊時から赤字続きだったのです」(元編集部員)
石田は小誌の取材にこう語る。
「急なことなので、びっくりしましたけれども……。ギャラとかは最後の方は入ってきていないまま、こういうことになっちゃったんで。僕としては表紙もやらせてもらっていたので、お役に立てず申し訳なかったと、残念な気持ちです」
一方、岸田元編集長は次のように回答した。
「今回の件で得をした人は誰もいないんですよ。僕の役員報酬も出なかったし。ただの雇われ取締役、雇われ編集長ですから」
――岸田さんが始めた事業では?
「私も被害者とは言いませんが、業務委託でやってたわけですから」
11月21日(水)発売の「週刊文春」では、『GG』休刊・倒産の詳細や岸田氏からのパワハラ被害を訴える元編集部員の声、誌面に登場した岩城滉一らの被害状況、岸田氏の直撃コメントなどについて詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年11月29日号