ロンドン「大脱出」進行、金融機関1000人余りフランクフルトに移動へ
Gavin Finchhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-28/P6BHDO6VDKHT01?utm_source=yjp&utm_medium=bd&utm_campaign=yjp
金融サービス企業は、英国の欧州連合(EU)離脱に備えて、4月末までに1000人余りの人員をフランクフルトに移すもようだとロビー団体が見積もりを示した。
「フランクフルト・マイン・ファイナンス」のマネジングディレクター、フベルトゥス・フェイト氏によると、銀行は2019年3月までに新しいEU本部を稼働させるため、現地採用を加速させるとともに人員を英国から移している。プロフェッショナルサービス企業は銀行の動きを見越して数百人を移動させたという。今後数年間に最大1万人の雇用がフランクフルトに移ると同氏は予想している

米ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーなどが、英国の離脱後にEU域内の顧客にサービスを提供するためフランクフルトに新たなトレーディング拠点の設置を進めており、リスク管理者やコンプライアンス(法令順守)担当者、情報技術専門家など多様な人員を採用している。