もう、こういう「当たり前の常識」を、私は、あちこちで、何百万回、言ってきたわけですが、こういう超・常識、当たり前」が、日本の全ての、外国人相手のお店や施設に、伝わっていないことです。(ジャーナリストなんて、もっと、何も知りません)
国が、小さなパンフレットにして、日本全国、津々浦々に、何度も何度、毎年、毎年、配布するべきです。
書き始めたら、もう、霧がありませんので、少しだけ、書きますが、
1) 寿司が好きですか、とか、寿司を食べたことがありますか、日本食が好きですか?などというおおざっぱな、会話だけで、「結論・決定」を出さないことです。
例えば、寿司一つにとっても、生魚が好きなのは、70%は、サーモンだけです。しかも、最近では、「あぶってある」ものや、ソースも、くどい、マヨネーズ・ベースだったり、日本の銀座の3万円のすし屋の観念とは、「別世界のお寿司」なわけです。握りは、サーモンのみで結構ですし、色々なものをたくさん入れて、色々なソースをかけた、まき寿司(ロール)で、結構なのです。
2) 下の記事にもありますが、だしだけの味付けの「薄味の物」は、食べられても、「全然、感激いたしません」だしを、スプーンやレンゲで味見させて、「うん!」といわれたから、ス大好きだと勘違いしてはダメです。例えば、白身魚や、心情などの、だしだけで味付けしたものは、「嫌いではないですが」彼らにとっては、砂糖と濃い口しょうゆの味の「アメリカの照り焼き風」のほうが、3倍も好むわけです。(まあ、焼き鳥や、ウナギや、アナゴのソース、といった方が、早いかもしれません)
3) 和食の朝ご飯は、欧米白人には、耐えられません。「和商が好きですか?」という質問=(イコール)朝ごはんも、ご飯と焼き鮭や、魚の干物が、好きなわけとは違います。
朝食は、アメリカのホテルの朝食風ヴァイキング(40種類くらい)が、いちばん、世界中気に入ってもらえます。考える余地も必要ないくらいです。
4)TVであろうが、メディアであろうが、私的・冗談であろうが、「納豆の話」はするべきではありません。時間の無駄なだけです。-------50人に一人の好きな人を探していては、日がくれます。
4) 穴場的に好かれますのが、
かつ丼、
天丼、
親子丼、
卵丼、
サバの味噌煮風の味付け、
田楽風のソース
5) アメリカ人に「ほぼ絶対に」受けないのが、日本人の国民食「ハンバーグ」です。
逆に、(牛肉100%の)ハンバーガーは、大好きです。それに付属します「フレンチ・フライ」も、大大好きです。
ハンバーガー好きだから、ハンバーグは、「受けるんじゃない?」というのは、大間違いです。ハンバーグは、中国人の多くも、感謝いたしません。一つの理由は、ハンバーグには、混ぜ物がほとんどで、例えば、豚肉も50%、パン粉や小麦粉も、結構入っているし、玉ねぎも、卵なども、入っていて、肝心の牛肉に比率は、20~35%くらいなわけです。それらの造りは、超・安い、給食施設や、軍隊や、寮や、刑務所、フードサーヴィスの施設などや、そういうところで、出される「ミートローフ」に近いからです。
もう、この辺で辞めます。
PS : もう一つ、「とろろ」「自然薯」「ヤマトイモ」「山芋」などは、すり鉢や、おろし器で、「する」から、「気持ちがられて」嫌われるので(外国人には、あれを想像されるため、世界中、こういう歯触り(触感)の物は、想像されてこなかったのです)、太めの千切りにして提供すれば、半分は、解消されます。
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日本人にも使える? ベテランガイドが教える、外国人おすすめグルメ 「オフィス街のランチ後」が穴場…
ビザの緩和などで日本に訪れる外国人旅行客が急増し、2017年は11月現在で2617万人となり、過去最高になりました。通訳案内士に「インバウンドに喜ばれる食事」を尋ねたところ、「オフィス街のランチ後」「味は濃いめ」「はずれがないめん類」「意外と多いベジタリアン」「写真映え」といった5カ条が浮かび上がりました。敏腕ガイドに、日本人も気づかない身近な「日本食」の魅力を聞きました。
【写真】「えっ、これどこ?」「茨城だよ…」 世界的インスタグラマーが切り取った「不思議な日本」
【写真】「えっ、これどこ?」「茨城だよ…」 世界的インスタグラマーが切り取った「不思議な日本」
第1条「オフィス街のランチ後」
「高級なお店より、普段オフィスで働いている人がランチで行くようなお店が好まれるんですよね」
こう話すのは、「民間外交官」と呼ばれる通訳案内士として年間100日余り外国人のアテンドをし、通訳案内士初心者向けの講習会を年間140日開く古屋絢子さん(40)です。
活動の中心は東京ですが、日光や富士山、箱根といった関東近県や新幹線で行ける金沢などに遠征することもあります。古屋さんは英語の通訳なので利用者のうち、アメリカ人とオーストラリア人が各3割を占め、残りはシンガポールやフィリピン、インド、香港、イギリスといった英語を日常会話で使う国々の旅行者です。だいたい午前9時や10時から約8時間の「おもてなし」です。多くは、ランチが中心になります。
「高級ホテルに泊まっていても、ランチに提案するお店は1人1000~1500円が相場です」
「食事のために移動するのを嫌がります。その日会った時の日常会話の中からくみ取って、その日の観光ルート上で探すのがポイント」
ホテルの朝食も比較的ゆっくりとる人がいるため、案内するランチは午後1時ごろからでも十分可能だと言います。
ただ、どこでもいいわけではないようです。「自分たちでは見つけられないお店」「自分たちだけでは入りにくいお店」「値段が手頃でおいしいお店」といった気持ちはどんな旅行客にも共通しているようです。
こう話すのは、「民間外交官」と呼ばれる通訳案内士として年間100日余り外国人のアテンドをし、通訳案内士初心者向けの講習会を年間140日開く古屋絢子さん(40)です。
活動の中心は東京ですが、日光や富士山、箱根といった関東近県や新幹線で行ける金沢などに遠征することもあります。古屋さんは英語の通訳なので利用者のうち、アメリカ人とオーストラリア人が各3割を占め、残りはシンガポールやフィリピン、インド、香港、イギリスといった英語を日常会話で使う国々の旅行者です。だいたい午前9時や10時から約8時間の「おもてなし」です。多くは、ランチが中心になります。
「高級ホテルに泊まっていても、ランチに提案するお店は1人1000~1500円が相場です」
「食事のために移動するのを嫌がります。その日会った時の日常会話の中からくみ取って、その日の観光ルート上で探すのがポイント」
ホテルの朝食も比較的ゆっくりとる人がいるため、案内するランチは午後1時ごろからでも十分可能だと言います。
ただ、どこでもいいわけではないようです。「自分たちでは見つけられないお店」「自分たちだけでは入りにくいお店」「値段が手頃でおいしいお店」といった気持ちはどんな旅行客にも共通しているようです。
第2条「味は濃いめ」
「懐石料理が日本料理でのおもてなしだと思っていたら、それは間違いです」
日本人的な感覚だと見た目が繊細で喜ばれると思いきや、ランチにはNGだといいます。
「白いご飯にしょうゆをかけて食べる人もいるように、濃い味を好む人が多いと思います。かつおだしも苦手な人がいるので要注意です」
古屋さんによると、懐石風の日本料理が好まれないのは、そもそも旅館やホテルで和風の朝食や夕食を楽しめる場合が多いこともあるようです。また、元々暮らしていた母国での食事では、はっきりした味付けが多いという食習慣の違いもあるようです。
「白いご飯より混ぜごはんの方が食べやすいです。その延長線上にチャーハンがあります」
日本に来たからと言っても、毎日、和食はつらいそうだ。外国人旅行客は、行く先々で通訳案内士を雇うため、旅全体のイメージを聞いたうえで、ランチをチョイスすることが重要だそうです。
日本人的な感覚だと見た目が繊細で喜ばれると思いきや、ランチにはNGだといいます。
「白いご飯にしょうゆをかけて食べる人もいるように、濃い味を好む人が多いと思います。かつおだしも苦手な人がいるので要注意です」
古屋さんによると、懐石風の日本料理が好まれないのは、そもそも旅館やホテルで和風の朝食や夕食を楽しめる場合が多いこともあるようです。また、元々暮らしていた母国での食事では、はっきりした味付けが多いという食習慣の違いもあるようです。
「白いご飯より混ぜごはんの方が食べやすいです。その延長線上にチャーハンがあります」
日本に来たからと言っても、毎日、和食はつらいそうだ。外国人旅行客は、行く先々で通訳案内士を雇うため、旅全体のイメージを聞いたうえで、ランチをチョイスすることが重要だそうです。
第3条「はずれがないめん類」
人気があるメニューは、すしや肉(鉄板焼き、焼き肉)だそうです。その次に来るのが、めん類(ラーメン、そば、うどん)です。他にもお好み焼きややきとり、ぎょうざなど庶民的なメニューが好まれているようです。
これらの共通点は、「自分たちでは入りにくい店」「メニューが日本語で読めない店」といった共通点があるようです。
ここでも要注意なのが、行列ができるような有名店が好まれるかというと、そうではないようです。旅行のため、「待っても30分」といったタイムリミットがあるそうです。
めん類でも、比較的若い世代はラーメン派で、50歳以上はうどん・そば派が多いと言います。
「味と雰囲気が合えば、満足してくれます」
ただ、なぜ、このようなメニューが好まれるのでしょうか。
古屋さんによると、海外で増えるラーメンやすし屋といった日本食レストランを通じて日本の食に触れる機会が増えてきたことがあるそうです。
とはいえ、海外では日本食レストランだからといって日本人がオーナーで日本人の料理人が調理をしているとは限りません。日本人が想像する巻きずしは、のりでしゃりなどを包んだものです。しかし、外国人をそのようなすし屋に連れて行くと、「ちょっと違います?」と言われることがあるそうです。すしは、欧米でアレンジが進み、海外で巻きずしと言えばカリフォルニアロールが一般的と言われているためです。
すしは好きでも生はだめという人もいるため、握りなら炙りすしにして出してくれるようなアレンジが可能なお店が好まれると言います。
古屋さんによると、特に欧米からの旅行者は、豆腐や煮物より天ぷらやとんかつ、繊細な味付けよりはっきりした味付けの方を好む傾向があるそうです。
これらの共通点は、「自分たちでは入りにくい店」「メニューが日本語で読めない店」といった共通点があるようです。
ここでも要注意なのが、行列ができるような有名店が好まれるかというと、そうではないようです。旅行のため、「待っても30分」といったタイムリミットがあるそうです。
めん類でも、比較的若い世代はラーメン派で、50歳以上はうどん・そば派が多いと言います。
「味と雰囲気が合えば、満足してくれます」
ただ、なぜ、このようなメニューが好まれるのでしょうか。
古屋さんによると、海外で増えるラーメンやすし屋といった日本食レストランを通じて日本の食に触れる機会が増えてきたことがあるそうです。
とはいえ、海外では日本食レストランだからといって日本人がオーナーで日本人の料理人が調理をしているとは限りません。日本人が想像する巻きずしは、のりでしゃりなどを包んだものです。しかし、外国人をそのようなすし屋に連れて行くと、「ちょっと違います?」と言われることがあるそうです。すしは、欧米でアレンジが進み、海外で巻きずしと言えばカリフォルニアロールが一般的と言われているためです。
すしは好きでも生はだめという人もいるため、握りなら炙りすしにして出してくれるようなアレンジが可能なお店が好まれると言います。
古屋さんによると、特に欧米からの旅行者は、豆腐や煮物より天ぷらやとんかつ、繊細な味付けよりはっきりした味付けの方を好む傾向があるそうです。
第4条「意外と多いベジタリアン」
「Vegetarian」(菜食主義者)、「Lacto-vegetarian」(乳製品は食べる菜食主義者)、「Ovo-veretarian」(卵は食べる菜食主義者)、「Vegan」(動物性食品を一切食べない菜食主義者)。
ベジタリアンは菜食主義者で肉や魚を食べない人ですが、ヴィーガンと呼ばれる人は、肉や魚のほか、卵・牛乳・チーズなどの動物性食品も食べない人たちです。
「ベジタリアンの旅行者は意外と多くて、私がガイドしたお客さんの3割はベジタリアンでした」
こんな時は、例えば天ぷらの場合、野菜の素揚げ、昆布だしの天つゆか塩で食べられるランチを探すといいます。
無宗教が多い日本人には理解が難しいかもしれませんが、旅行客の中には、ユダヤ教、ヒンドゥー教、イスラム教といった信仰する宗教によって食事の制約が出てきます。ただし、このような情報は、当日朝、合流してみないと分からないことが多いと言います。訪日客のガイドを仕事にしていくためには、「アレンジしてくれるお店をガイドがどれぐらい持っているか」が重要になってきます。
最近は、ラーメン店でも、つゆのベースを鳥にし、チャーシューも豚肉と鶏肉を選べるようにしているところが出てきたほか、ヴィーガンの人向けにラーメンのつゆも、昆布やしいたけを使うところが出てきたそうです。日本人からすると、「えっ?」と思うかもしれませんが、インバウンド向けのアレンジの一つとも言えます
ベジタリアンは菜食主義者で肉や魚を食べない人ですが、ヴィーガンと呼ばれる人は、肉や魚のほか、卵・牛乳・チーズなどの動物性食品も食べない人たちです。
「ベジタリアンの旅行者は意外と多くて、私がガイドしたお客さんの3割はベジタリアンでした」
こんな時は、例えば天ぷらの場合、野菜の素揚げ、昆布だしの天つゆか塩で食べられるランチを探すといいます。
無宗教が多い日本人には理解が難しいかもしれませんが、旅行客の中には、ユダヤ教、ヒンドゥー教、イスラム教といった信仰する宗教によって食事の制約が出てきます。ただし、このような情報は、当日朝、合流してみないと分からないことが多いと言います。訪日客のガイドを仕事にしていくためには、「アレンジしてくれるお店をガイドがどれぐらい持っているか」が重要になってきます。
最近は、ラーメン店でも、つゆのベースを鳥にし、チャーシューも豚肉と鶏肉を選べるようにしているところが出てきたほか、ヴィーガンの人向けにラーメンのつゆも、昆布やしいたけを使うところが出てきたそうです。日本人からすると、「えっ?」と思うかもしれませんが、インバウンド向けのアレンジの一つとも言えます
第5条「写真映え」
インスタグラムだけではなく、SNSにアップしたり、旅行サイトの口コミ情報に感想を書き込んだりするために重要になるのが、食事の写真。
「お食事の時は、ほぼみなさん写真を撮っています」
古屋さんがこう話すように、「インスタ映え」する食事を求め、食べる前に写真撮影しているのは日本人だけではなさそうです。つまり、おいしさやリーズナブル、庶民的といったこと意外に、ロケーションも含めた「絵になるランチ」も、お客さんに満足してもらうための重要ポイントだそうです。
「お食事の時は、ほぼみなさん写真を撮っています」
古屋さんがこう話すように、「インスタ映え」する食事を求め、食べる前に写真撮影しているのは日本人だけではなさそうです。つまり、おいしさやリーズナブル、庶民的といったこと意外に、ロケーションも含めた「絵になるランチ」も、お客さんに満足してもらうための重要ポイントだそうです。
毎日和食も飽きてしまう
古屋さんは「旅慣れた旅行客の場合、滞在する都市の最初の1日だけ、私たちのような通訳を付けるケースが多いと思います。最近は、旅の途中に日本旅館に泊まる人も増えてきています。毎日、毎食、和食だと飽きてきます」と話します。
そして最後に重要なのが日本の常識が世界の常識でないこと。
「日本人が良かれと思ってしたことでも、満足してもらえなかったことがあります。例えば、肉料理のお店で『チューイー』(chewy)と言われることがありました。かみ切れないのです。日本人は刺しの入ったお肉がぜいたくだと思いますが、外国人は赤身の肉が好きです。だから、刺しが入っていないA4に肉のランクを落としても、味がよく、値段が手頃でお店の雰囲気が良ければ満足してもらえます」
そんな古屋さんに最近の流行を聞いてみました。
築地場外市場一角にある「そらつき」の「築地大福」だそうです。日本でもイチゴ大福やトマト大福などあんこ以外のものを包む大福がありますが、ここではもっとバラエティーがあるそうです。古屋さんがアテンドする旅行客には、「いちごヨーグルト」「完熟マンゴー」「チョコあん」「濃厚カスタード」といった大福が人気のようです。
◇
古屋絢子(ふるや・あやこ)2013年から英語通訳ガイド。15年から全国各地のガイド養成講座で講師をする。ガイドの年間稼働日数は、13年が20日、14年が150日、15年が120日、16年が100日、17年が100日。古屋さんのサイト「Insider’s eyes Tokyo.」(https://tourguide-ayako.com/)
そして最後に重要なのが日本の常識が世界の常識でないこと。
「日本人が良かれと思ってしたことでも、満足してもらえなかったことがあります。例えば、肉料理のお店で『チューイー』(chewy)と言われることがありました。かみ切れないのです。日本人は刺しの入ったお肉がぜいたくだと思いますが、外国人は赤身の肉が好きです。だから、刺しが入っていないA4に肉のランクを落としても、味がよく、値段が手頃でお店の雰囲気が良ければ満足してもらえます」
そんな古屋さんに最近の流行を聞いてみました。
築地場外市場一角にある「そらつき」の「築地大福」だそうです。日本でもイチゴ大福やトマト大福などあんこ以外のものを包む大福がありますが、ここではもっとバラエティーがあるそうです。古屋さんがアテンドする旅行客には、「いちごヨーグルト」「完熟マンゴー」「チョコあん」「濃厚カスタード」といった大福が人気のようです。
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古屋絢子(ふるや・あやこ)2013年から英語通訳ガイド。15年から全国各地のガイド養成講座で講師をする。ガイドの年間稼働日数は、13年が20日、14年が150日、15年が120日、16年が100日、17年が100日。古屋さんのサイト「Insider’s eyes Tokyo.」(https://tourguide-ayako.com/)
