高性能の監視カメラを、日本全国・津々浦々、今の10倍以上の台数を、直ちに、設置するべきです。そうであったら、簡単に、足取りと安否がわかるはずです。






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「日本は安全なのか?」 北海道の「福建省美人教師失踪事件」で中国メディアの報道過熱 SNSでは日本批判も

8/4(金) 11:30配信
産経新聞






 旅行で北海道を訪れていた福建省出身の小学校教師の女性(26)が、宿泊先に荷物を残したまま約2週間にわたり連絡が取れない状態が続いている。中国ネットメディアは「福建省美人教師北海道失踪事件」などと熱心に報道を続けているが、依然として女性教師の足取りははっきりとしていない。中国のインターネット上では、女性教師の安否を心配する一方で、「日本は果たして安全な国なのか?」などと日本の治安を疑問視する記事も目立つ。

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 「福建省の26歳女性教師失踪事件が、社会の関心を引き続き集めている」

 中国のニュースサイト「中国新聞網」は2日、中国国内における同事件への関心の高さを強調した。実際、中国のニュースサイト上では同事件に関する多くの記事が掲載されており、SNS上でも関心の的となっている。

 ■22日に部屋に荷物を残したまま外出

 中国ニュースサイトの報道などによると、事件の経緯はこうだ。

 7月18日、福建省出身の小学校教師、危秋潔さんは個人旅行で北海道を訪れた。危さんは札幌市内のゲストハウスに宿泊していたが、22日に部屋に荷物を残したまま外出。帰国予定の25日になっても戻らなかった。その後、中国の家族などが危さんの行方を捜索しているが、本人からの連絡は一切ないままだ。

 注目されるのは、ゲストハウスからの外出後の足取り。

 22日は北海道東部の阿寒湖温泉のホテルに1人で宿泊し、翌23日朝にホテルをチェックアウトしていることが判明。阿寒湖のホテルをチェックアウトした後に、店に立ち寄ってパンを購入したという報道や、31日に阿寒湖から近い山奥の林道で危さんとみられる女性の目撃情報もある。

 さらに、中国版ツイッターと呼ばれる「微博(ウェイボー)」を、23日に札幌市内で使用した形跡があるとの報道や、危さんが「別れの手紙をゲストハウスに残していた」「残されていたのは別れの手紙ではなかった」などといった報道も。ただ、現時点では情報が錯綜しているという印象がぬぐえない。

 ■事実と異なるメッセージ?

 また、中国版LINEと呼ばれる通信アプリ「微信」を使い、中国にいる父親と連絡をとった内容も伝えられている。

 【危さん】「無事にホテルに戻りました」

 【父親】「今日はこんなに早いんだ」

 【危さん】「そうだよ~」

 【父親】「そっちは暑いのか」

 【危さん】「そんなことないよ」

 中国メディアで微信の画像付きで伝えられているこのやり取りは、7月22日夕方のものだ。

 危さんは「無事にホテルに戻りました」とメッセージに記しているが、実際には同時刻はまだ阿寒湖のホテルにはチェックインしていなかったという。

 また、旅行前には、失踪をうかがわせるような発言なども一切なかったといい、それだけに危さんの行動について謎は深まる一方となっている。

 ■「日本は果たして安全なのか」

 危さんの事件を受け、中国のネット上では「犯罪に巻き込まれたんじゃないのか」「日本は安全だと思っていたので驚いた」などと日本の治安を懸念する声が目立つ。

 新華社通信のニュースサイト「新華網」は、同事件に関連して「日本はまだ安全なのか?」とする記事を掲載。この記事は「少なくない人が日本の治安状況に注目し始めている。日本は果たして安全なのか、安全でないのか?中国人は日本で特に何に気をつけたら良いのか?」などとして、日本の治安状況などについて分析している。

 また、中国共産党機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」も「単独の海外旅行は安全第一で」と題した記事を掲載。「旅行先を慎重に選ぶ」「安全意識を高め、連絡手段を保つ」「見知らぬ人との付き合いには常に警戒心で」といった注意点を挙げている。

 ■「“敵対国家”に行くのは賛成しない」

 SNS上ではさまざまな意見が飛び交っている。

 「日本の変態に捕まっているに違いない」

 最も目立つのは、危さんが日本で犯罪に巻き込まれた可能性を指摘する声。一方で「不法就労のために消えたのではないか」「日本の文化に染まっておかしくなっていたんじゃないか」といった推測もある。

 また、日本を批判する投稿も目立つ。

 「日本や韓国などの“敵対国家”に行くのは賛成しない」

 「日本や米国では、中国人女性に危害を加える事件が相次いでいるのは明白だ!」

 「日本に旅行に行くのは死にに行くようなものだ」

 「日本の畜生ども。歴史を振り返れ!」

 さまざまな声がネット上にあふれているが、一刻も早く危さんが無事に姿を現すことが期待されるのは言うまでもない。





(外信部 三塚聖平)


最終更新:8/4(金) 11:30
産経新聞