本当に不思議なことに、


一般的に、日本人は、


2017年でも


(最初は)恥ずかしがり屋で、


スマイルも下手で


おしゃべりや、論戦、スピーチ


なんて、もってのほかで、苦手で、


演技なんて、(プロの役者も含めて)



世界一下手で、



などなど、


の日本には、


「オレオレ詐欺」のみならず、


昔から、


詐欺師が


大なり小なり、


全国津々浦々、おります。


本当に、不思議です。



90%、彼らは、超有名大学卒業ではありません。


中学校、高校などでも、


(特に、失礼ですが、)


(地方出身者に多いです)


学校で一番、目立つとか、人気があるとか、


なになにで、一番だった



というような人間ではありません。


しかも、


中学高校などで、


勉強は、クラスで上位では、なかったけど、


話は、旨かったねえ!


というのも、聞いたことがありません。


いったい、どこから、こういう日本人の詐欺師たちは、


製造されてくるのでしょうか???


もう一つ、



この記事の関連で、


今話題の元谷社長は、


こういう詐欺にあっても、


昔の日本人なんですね!


遠いアメリカなんかから、見ていますと、


ネットだけの情報ですが、


こんな詐欺や、事件にあうと、


最強のメンバーを募って、


徹底的に


犯人を追い詰める


というように、見えましたが、


昔の日本人てきに、


騒いでも、絶対に、戻ってこないなら、


静かにしているほうが、よい。


という態度をとっているわけです。



もう一つ、年間にたくさんの不動産売買を


してきているAPAですが、


この記事のごとく、専門部署のサラリーマンが、


少なからず、配置されているわけですが、


会社のイメージから言いますと


(ごめんなさい、元谷社長)


給料も、対して、高給とは、お見受けいたしません。


そんな感じのサラリーマンが、


不動産や、


ビル(この場合、APAの、ビジネスホテル)の

建築工事の管理


という、


非常に問題・課題・難題がある


分野で、


高給じゃない、サラリーマンで、


手に負える環境ではありません。


繰り返します、


不動産取引と


ビルの建築工事の管理は、


本当に、難しいのです。





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アパホテルから12億円を騙し取った「地面師」驚きの手口 カネはどこに消えたのか?

現代ビジネス 2/23(木) 15:01配信



鮮やかすぎる手口

 凄腕の地面師が逮捕された。

 ここ数年、地面師グループのリーダーとして都内近郊に出没、私が把握しているだけで4件の架空不動産売買で約25億円を詐取した。警視庁捜査2課の調べが続けば、さらに被害金額が積み上がるに違いない。

 宮田康徳容疑者(54)――。

 都内各地で何社も経営するが、その多くはペーパーカンパニー。調査会社の報告書によれば、1985年に大学を卒業して損保会社に入社。不動産業に転じて、99年に会社経営者となり、その後、不動産売買、ホテル運営会社、米ハワイ州不動産会社の販売代理店、医療コンサルタントなどを経営するものの、「各社とも実態把握できない」という。

 少なくとも4~5年前からは、グループを組んで「成りすまし犯」を用意、偽造書類等で売買代金を詐取する地面師が本業になっていた。

 2月13日の逮捕案件は、墨田区の80代の女性が所有する土地や建物について、各種書類を偽造、横浜市の不動産会社から7000万円をだまし取ったというもの。

 この件もだました相手はプロだが、宮田容疑者の名が不動産業界で一躍有名になるのは、東京・赤坂の一等地を舞台に、精力的な不動産買い付けとホテル建設で知られるAPAホテルをだまし、約12億6000万円を詐取した事件からである。

 この件は、13年12月、売主に対して損害賠償請求訴訟を起こしたAPAが全面勝訴。判決文によれば、APAの解除権を認めて売主への支払いを命じているが、当然のことながらAPAに至るまでにも売買は繰り返され、資金の多くは費消され、損害は回復していない(後述のようにAPAは回答せず)。責任追及は、警視庁に委ねられた。

 手口は、鮮やかというしかない。

 宮田容疑者らが目をつけたのは、赤坂2丁目の外堀通りの近くにある四角い形状の約120坪だ。当時、駐車場として使われていたが、土地所有者は過去にこの土地を担保に借金をしたことがない資産家だった。

 所有者が住んでおらず無借金――地面師にとっては狙い目である。宮田容疑者らは、13年6月頃から動き出し、APAの仲介業者に、物件購入を持ちかける。

 所有者はSY氏だが既に死去。相続したのは、その息子のSS氏とSK氏の兄弟。両氏は、ダイリツ(宮田容疑者が代表を務める上野の不動産会社)に売却することで合意している。ただ、ダイリツは中間登記を省略(登記には登場せず、直接の売主にはならない)し、千代田区のK社に売却するので、APAはK社からの購入になる――。

 不動産登記簿謄本上の流れは、SS氏とSK氏がまず相続して所有権登記。それをK社で購入の上、APAに売却する。

 全国に200軒以上のビジネスホテルを展開するAPAは、元谷外志雄会長の積極的な拡張戦略で知られるが、全国で物件を取得しているだけに不動産のプロを各所に配備、備えは万全の“ハズ”だった。

 赤坂案件では現地調査は仲介業者が行い、建築設計事務所がホテル建設用地としての可否を検討。登記実務は経験豊富な司法書士に委ねられ、社内で検討の末、購入が決定する。

 価格は12億6000万円で契約締結日と決済日は、13年8月6日に決まった。

 同日午前12時、メガバンクの赤坂見附支店に一堂が会した。大正15年生まれのSS氏(当時87歳)と昭和4年生まれのSK氏(同84歳)、ダイリツ代表の宮田容疑者、K社代表、APAから受任を受けた司法書士。他に、双方から弁護士、司法書士などが立ち会い、売買契約が成立し、APAからK社への支払いがなされ、法務局に登記が申請された。

 このSSとSKの両氏が、宮田容疑者から依頼を受けた「成りすまし犯」だった。APAサイドは本人確認を住民基本台帳カードで行うが、実は、これが偽造されたものだったのだ。不動産権利書、固定資産評価証明書、印鑑証明書など契約に必要な書類もすべて偽造だった。

 契約が成立し、振込が完了した時、数十万円から数百万円で雇われるという成りすまし犯の2人はホッと胸をなで下ろす。宮田容疑者ら地面師グループ(どこまで仲間かは現段階では不明)は、小躍りして喜んだに違いない。






地面師が跋扈する理由

 犯行が露見したのは、売買から6日後である。

 契約の主だった参加者は、東京法務局港出張所に呼ばれ、「印鑑証明書など登記の申請書類は偽造」と告げられた。その時には、麻布署の捜査員が待機、私文書偽造・同行使の疑いがあるとして、事情聴取を行っている。

 だが、「成りすまし犯」の2人は既に行方知れずで、宮田容疑者は取引直後、海外に“脱出”し、連絡が取れなくなっていた。

 この頃の宮田容疑者グループは、実に精力的だ。APA事件の3ヵ月前には、医療法人が品川区の一等地に所有する145坪に目を付け、港区の不動産会社A社に、「所有者が土地売却を急いでいる。知人の不動産会社アトミックを通じて買わないか」と、持ちかけた。この時もダイリツは中間登記省略で、所有権は医療法人→アトミック→P社と、移転することになった。

 売買代金は3億6000万円で、13年4月5日、所有権移転手続きが行われた。宮田容疑者、アトミック、P社の代表などの契約当事者の前に現れ、医療法人理事長として署名捺印したのは55歳の「成りすまし犯」で、司法書士らが行った本人確認は、運転免許証で行なわれた。アトミックの松元哲代表は、冒頭の80歳代の夫人の土地売買代金を詐取した疑いで、2月13日、宮田容疑者とともに逮捕されている。

 この他にも宮田容疑者は、茨城県日立市の不動産を都内の不動産業者に同じような手口で売却、約7億円を詐取したと報じられている。

 逮捕案件の7000万円が最も被害金額が少なく、APAの赤坂の土地、医療法人の品川の土地、日立市の土地を合わせると4件約25億円になる。そのカネはどこに消え、グループは何人なのか。

 被害者は、詐取されたカネが返ってくるわけでもないと情報開示に消極的で、大手メディアは「古めかしく、ありふれた事件」として大きくは取り扱わない。だが、高齢化の進展に伴う空家の急増などで狙われる土地が増え、地面師の跋扈が続く。

 知名度が高いうえ、こうした犯罪への対抗策を備えているAPAがだまされたことを報じることで、警視庁管内だけで60件近いとされる未解決地面師事件への警告にしたかったが、APAは「捜査中」を理由に取材に応じることはなかった。






伊藤 博敏


最終更新:2/23(木) 15:01
現代ビジネス