外国の文化を
正しくない、
しかも、偏見を持った
間違った独自の解釈で
そのイメージが、
「典型」である
(この場合は、「日本女性のイメージ=芸者のイメージ」という意味です
その「芸者=売春婦」というのが、欧米社会の解釈です)
と、いう感じで
写真、
動画、
文章、
イラストなどを
公共の
商業ベースのメディアで
扱ったこと、
が、
アメリカ市民の視点から見て、
いけない
と、されているのです。
例えば例を挙げますと、
もっと、わかりやすいイメージが、
日本男性を表現するとき、
背が低く
猫背で、
顔も大きく
眼鏡をかけて、
目が細く
出っ歯で、
カメラを持って
というのが、以前の欧米には、
何千、何万、何千万と
存在していましたが、
その日本の女性版が、
欧米人にとって、「芸者」というわけです。
その「芸者」という解釈も、
イメージも、
欧米社会では、
「芸者=娼婦」
と、思っているというか、
信じているわけです。
ですから、
ファッション写真とはいえ、
日本典型の宗教・伝統の「神社」という
明治神宮の中での日本女性のイメージ
だから、
「芸者」となったわけです。
これが、普通の和服だったら、
問題は、「0%」だったわけです。
この記事の説明の中には、
売春婦、
とか、娼婦とか
風俗
という言葉を使っておりませんが、
繰り返しますが、
欧米世界では、『芸者 イコール 売春婦」
なのです。
ですから、
謝っているのです。
それにも、あとから気が付いたのが、
年間所得 20億円以上の
スーパー・モデルの
カイリー・クロスが、
あとから「おやっつ?」
と、気が付いて、謝罪しているのです。
(面白いことに、要は、彼女自身も、『芸者=売春婦』と信じているのです)
芸者をエンターテイナー
と、もし、信じていたら、
彼らの文化や社会では、
2017年
問題にならなかったのです。
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通常は、
アメリカのアジア協会を通して、
アメリカの日系人の団体が、
「偏見を持ったステレオタイプだ」
として、クレームをかけるわけですが、
今回は、違う筋からのようですね!


















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米ファッション誌「VOGUE」に白人モデルによる芸者風の写真が掲載されたことをめぐり、本国を中心に批判が相次いでいる。これを受け、モデルを務めたカーリー・クロスさん(24)は2017年2月15日、ツイッターに謝罪コメントを掲載した。
だが、当の日本人はこの謝罪について、いまいちピンときていない様子。一体何がこれほど問題になったのか。
■カーリー・クロス「私のものではない文化を盗用」
物議を醸しているのは「VOGUE」2017年3月号に掲載された写真特集だ。米メディアの報道によると、タイトルは「Spirited Away(神隠し)」。いずれも日本国内で撮影されたもので、日本髪風のウィッグと着物をおもわせるドレスを身につけたカーリーさんが、寺社の手水舎や四股を踏む力士などと一緒に写っている。
一連の写真に対してツイッター等で批判が殺到すると、カーリーさんは15日、自身のツイッターに次のような謝罪コメントを掲載した。
「これらの写真は、私のものではない文化を盗用したものでした。文化的に敏感でない撮影に参加してしまい、本当に申し訳ありません。私の目標は、常に、女性たちに力を与えインスパイアすること。今後の撮影や企画では、この使命を必ず反映していきます」
ところが、日本でこの騒動が報じられると、ネットユーザーからは
「これの何が問題なんだろう」
「ただ綺麗やと思うけどなあ」
「文化の盗用?日本人としてこの写真に不快感はないけど」
「非難している方が差別意識が強い」
といった声が目立った。作品群は日本文化に忠実とは言えないものの、「日本」「芸者」のイメージをデフォルメしたようなアーティスティックなビジュアルに、むしろ好印象を持った人が少なくなかったようだ。
アメリカでここまで問題視された理由は何なのか――。騒動のキーワードは、カーリーさんも謝罪していた「文化の盗用(Cultural appropriation)」と、「ホワイトウォッシング(Whitewashing)」だ。
「Cultural appropriation」は、ある文化圏の人々が異なる文化を搾取的に利用すること。特に、マイノリティの文化が本来の意味や伝統を理解されないまま、娯楽的・商業的に使われる際に用いられる。「Whitewashing」は、白人以外の役柄を白人俳優が演じることを指し、多くは人種差別的な意味合いで使われる。
どちらも日本ではあまり馴染みのないものだが、多様な人種が暮らすアメリカ国内――ハリウッドではたびたび物議を醸す問題だ。
今回の件では、日本文化を独自の解釈で扱ったこと、とりわけ欧米人の持つステレオタイプな日本のイメージ=芸者をデフォルメして扱ったことは「文化の盗用」であり、日本に縁のない白人モデルであるカーリーさんを起用したことは「ホワイトウォッシング」である...と受け取られたようだ。
実際、米国のネットユーザーからは
「『文化の盗用』はアジア人にも適用されるんだよ!うんざりする」
「なぜ白人モデルなの?世界で日本人モデルが不足してるの?」
と、日本とは異なる声がいくつも寄せられており、カーリーさんの謝罪もこうした批判に答えたもののようだ。
ちなみにVOGUE3月号のテーマは「多様性」。表紙を飾るのは肌の色や体型の異なる7人の女性モデルだった。米ファッションサイト「THE CUT」は、今回の騒動について次のように論評している。
「ヴォーグ3月号は『多様性』をテーマにしているが、そのコンセプトが実際に意味することを誤解しているようだ。1つ確かなのは、多様性を持つことは、カーリー・クロスを芸者にスタイリングすることではないということだ」
