この記事は、60%くらい、一見素晴らしいですが、


「南京事件」の真相について、


この記者の、(完璧ではなくても)事実に対する創造


だけでも、コメントするべきでした。


あなたは、南京に、当時、

何人の人口がいたと、思うのですか?


いたとしても、


戦争に忙しく


「暇で、やることがなかった日本の兵隊」が、


その当時、何人、南京に存在して、


しかも、何時間、何日かけて、


どうやって、30万人という大量の人間を、


殺戮することができたのかも、


意見や、想像を、いうべきでした。

記者が、「民主主義」という言葉を、


数回使っておりますが、

自分の意見(視点)だけを、述べるのでは、


片手落ちで、


事件そのものの「検証」をして

初めて、それで、五分五分で、

それが、民主主義というものなのです。



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アパホテル抗議デモの舞台裏、どんな人たちが参加したのか - 李小牧(り・こまき) 元・中国人、現・日本人

ニューズウィーク日本版 2/13(月) 22:23配信



<2月5日に東京・新宿で行われた在日中国人によるデモは、在日中国人による初めての「対日本」のデモだった。民主主義の初心者を受け入れた日本は素晴らしかった>

こんにちは、新宿案内人の李小牧です。今回は2月5日に行われた、在日中国人によるアパホテル抗議デモについて書きたい。

デモに関する記事はすでに数多く発表されているが、勘違いや的を外した内容も少なくない。私がお伝えしたいのは、デモに参加したのがどんな人たちで、彼らが何を思ってデモを行ったのかということだ。

デモの発起人はAさんという女性で、来日10年になる中国人だ。この間、尖閣諸島沖漁船衝突事故や安倍晋三首相の靖国神社参拝など、日中間にはさまざまな"事件"があったが、彼女はあまり関心がなく、これまで政治活動に参加することはなかったという。それが今回、なぜデモを企画したのか。

きっかけはテレビ番組でアパグループの元谷外志雄代表のインタビューを見たことだった。「日本人はみんなアパグループを応援している」と豪語する言葉に怒りを覚え、在日中国人が強く反発していることを示す必要があると思い立ったと話している。

【参考記事】アパホテル炎上事件は謝罪しなければ終わらない

同志を求めてインターネットや口コミを通じて参加希望者を募ったところ、1000人以上が集まった。みな留学生や会社員、自営業者などの一般市民だ。デモの写真を見ても、強面の男の姿はなく、女性や細身の男性が中心だったことがわかるだろう。どことなく頼りなげに見えるのはご愛敬といったところだろうか。

Aさんのみならず、ほとんどの参加者にとってこうした活動への参加は初めての経験だ。そもそも外国人がデモをしてもいいのかなど、すべてがわからなかった。申請のために出向いた警察署で教えてもらうことも多かったという。当初はアパホテルに意見書を提出するつもりだったが、そのためには事前にアパ側に連絡する必要があると警察に教えてもらい、それを断念したとも言っていた(事前に連絡することで、デモをすること自体を知られてしまうことになるからだ)。

また、不安に駆られて一度は中国大使館に電話してみたが、「法律を守ること、身の安全に気をつけること」との注意しか言われなかったという。デモをする前にわざわざ中国大使館に電話をするなど、民主主義の国の人々から見れば不思議な行動でしかないが、右も左もわからぬ民主主義の初心者なのだから仕方がない。

素人の集まりだけにデモの企画、運営は想像以上に大変だったとAさんは振り返る。警察への申請、参加希望者への連絡、スローガンやデモのスタイルの決定などなど、やらなければならないことは無数にある。「もう二度とやりませんよ」とAさんは苦笑していた。

資金の問題もあったが、寄付を集めると管理が大変になる上に留学生などお金がない人間が肩身の狭い思いをすることになると思い、Aさんが全額負担した。50万円を用意したが、最終的な支出は打ち合わせの会議室費用や横断幕の作成費など30万円強で収まったという。



さまざまな問題のなかでも大変だったのは意見の統一だったとAさんは言う。企画の初期から参加していた男性Wさんは横断幕により強い表現を使おうと主張したが、Aさんはあくまでデモの趣旨を元谷代表の著書の問題性を批判することにしぼり、同時に日中友好のメッセージも伝えたいと考えていた。

結果として、Aさんの願い通り、デモは平和的かつ統制のとれた内容になった。感情的になって抗議者と衝突しないよう「冷静になろう」と声をかけあっていたし、日中友好というスローガンも掲げられた。日本で生活する在日中国人のアピールとして、中国国旗だけではなく日の丸も身につけていた。

静かに意思を表明したいという思いからシュプレヒコールをあげない沈黙のデモとするスタイルも徹底された。実質的にデモができない国・中国から来た人々による"初めてのデモ"としては合格点をあげられると私は感じた。

【参考記事】「冷静に、理性的に」在日中国人のアパホテル抗議デモ

デモ参加者が当初予定より激減した理由

もちろん、すべてがうまくいったわけではない。残念だったのは意見の分裂だ。上述のWさんは自分の意見が通らないことを知ると今度はデモの延期を主張。デモ開催日前日になって参加希望者連絡用のSNSに延期を伝える書き込みを独断で投稿した。

参加希望者の数は1000人を超えていたが、この投稿によって参加をとりやめた人も少なくなかったようだ。また、当日はデモ集合場所の周りが警官や抗議団体によって二重三重に囲まれていたため、現地まで来たものの怖くなって参加をとりやめた人もいた。

とはいえ、何より参加者数に大きな影響を与えたのは、デモの情報が漏れて前日に産経新聞に報じられ、保守派団体がカウンターデモの開催を呼びかけていたことだろう。当然、参加希望者たちはそれを知っていた。「右翼に暴行される」などと怖くなって、当日の集合場所に来なかった人はかなり多かったと思われる。

また、発起人のAさんに言わせれば、デモの出発予定時刻が午後3時だったのに、抗議団体に囲まれ、警察に促される形で予定の17分前に出発する羽目になったことも参加者数に大きく響いた。中国人は時間ギリギリに来る人が多いからだ。

そんなわけで、デモの参加者は最終的に100人に満たなかったようだが、それでもデモができない国からやってきた彼らがデモを成功させたことは賞賛に値するのではないか。静かなスタイルで、元谷代表の著書の問題性を批判するという彼らの目的は達せられたと言える。また、デモの目的地であるアパホテル前に到着した際には、遅れてきた人や直接アパホテルに向かった人たちが合流し、最終的には300人近くに人数が膨れ上がったことも記しておきたい。

いずれにせよ、これまで日本で、チベット問題や天安門事件など「対中国」のデモを在日中国人たちが行ったことはあったが、「対日本」のデモは今回が初めてだった。日本の警官隊が外国人である彼らの「対日本」のデモを守り、日本が民主主義国家として彼らに貴重な体験を与える度量を示したことは誇るべきことと言える。

在日中国人の人々が"初めてのデモ"を成功させたこと、民主主義国・日本が度量を示したこと、これはまことに喜ばしい。



ただし、喜べない出来事もあった。第一に、現場では少なからぬヘイトスピーチがあったことだ。カウンターのデモも意見表明の権利だ。プラカードを掲げたり、日章旗を振るなど、静かに意見を表明した抗議者も少なくない。その一方で拡声器を使って「支那人」「ちゃんころ」「出て行け」などの暴言が響き渡っていたのも事実。その姿は中国メディアのみならず、BBCなどの大手海外メディアによって全世界に報じられた。

デモの参加者たちは「抗議者のおかげで私たちのデモの注目度は高まったのでは」とメリットも感じていたが、現・日本人の私にとっては恥ずかしい出来事だった。

またネットの一部では参加者の身元を特定し、つるし上げようとする動きもあるようだ。参加者の大半はマスクをして身元を隠していたが、それでも恐れていたことが現実に起きている。

さらにデモ実施前のことだが、学校で知人をデモに誘っていた留学生が退学させられるという話もあったと聞く。学校側の説明は「政治活動は関係ない、出席率が不足しているからだ」というものらしいが、その学生より低い出席率で退学になっていない学生は他にいるし、学期途中での突然の退学処分は不自然極まりない。学校側はトラブルになることを恐れたようだが、デモ参加を理由に退学させるなどとんでもない話ではないか。

言論の自由、集会の自由が保障されているのが近代民主主義の国である。ごく一部の動きとはいえ、こうした嫌がらせによって外国人の間に「日本にはちゃんとした民主主義はないのだな」とのイメージが広がるとすれば、あまりにも残念だ。

さまざまな意見があるが、それでも互いを尊重するのが民主主義だ。卑劣な手段で弱い相手を吊し上げることは言論の自由ではない。デモの参加者も中国のメディア人も、日本当局がデモの許可を与え、万全の警備で守ったことを高く評価している。多様な意見を受け入れられる民主主義の国・日本、このことに私たちは誇りを持つべきだろう。





李小牧(り・こまき)

最終更新:2/13(月) 22:23
ニューズウィーク日本版