イケア、チェストで死亡した子ども3人の家庭に58億超の賠償金支払いへ

女性自身 12/22(木) 16:28配信



アメリカとカナダのイケアで販売されていた「MALM」シリーズのモデルのチェストで子どもの死亡事故が相次いだ件で、ノースアメリカ・イケアは死亡した3人の子どもの家族に5000万ドル(約58億8,400万円)の賠償金を支払うことを発表した。

このチェストには、壁に固定されていない状態で抽斗を開けると不安定になり、手前に転倒しやすくなるという問題点があった。北米では転倒したチェストの下敷きとなった子どもが6人も死亡している。

今回、賠償の対象となった子どもたちの名はカーレン・コラス、カムデン・エリス、テッド・マクギー。3人とも事故当時わずか2歳だった。テッドが3人目の犠牲者となった直後の今年6月28日、イケアは製造時期が重なる同型のチェスト3,600万台を自主回収し、MALMシリーズの販売を休止。3家族はイケアを相手取り損害賠償請求訴訟を起こしていた。

被害者家族とイケアは合意に達し、賠償金5,000万ドルを支払うほか、3人の子どもたちが最期を迎えた3病院それぞれに5万ドルずつの寄付を約束した。5,000万ドルは3家族に均等に分配されるという。

MALMシリーズは現在販売が再開されているが、壁への固定を必須とする注意書きが添えられている。







最終更新:12/22(木) 16:28
女性自身