【ニューヨーク=有光裕】「マリオット・ホテルズ」などのブランドで知られる米マリオット・インターナショナルが、「シェラトン」などを展開する米スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドを買収する案が、両社の株主総会でそれぞれ承認された。
両社が8日発表した。
今回の買収で、約5700か所の施設を展開する世界最大のホテルチェーンが誕生する。買収額は1兆3000億円を超える見通しだ。両社は今年6月までに手続きを完了させる予定だ。
両社が8日発表した。
今回の買収で、約5700か所の施設を展開する世界最大のホテルチェーンが誕生する。買収額は1兆3000億円を超える見通しだ。両社は今年6月までに手続きを完了させる予定だ。
マリオットブランド[編集]
- マリオット・ホテルズ&リゾーツ
- このグループのフラッグシップである高級ホテルブランド。半数以上のホテルがアメリカに集中する。
- ルネッサンスホテルズ
- 高級ブランド。
- JWマリオット・ホテルズ&リゾーツ
- マリオット・ホテル&リゾートより価格が高めの高級ブランド。
- コートヤード・バイ・マリオット(英語版)
- 中価格ホテルブランド。
- マリオット・エグゼクティブ・アパートメンツ
- アパートに近い長期滞在型ブランド。
- レジデンス・イン・バイ・マリオット(英語版)
- 長期滞在型ホテルブランド。
- フェアフィールド・イン・バイ・マリオット(英語版)
- 低価格ホテルブランド。
- マリオット・コンフェレンス・センターズ
- 会議設備が発達したブランド。
- タウンプレイス・スイート・バイ・マリオット(英語版)
- 長期滞在型ホテルブランド。
- スプリングヒル・スイート・バイ・マリオット(英語版)
- 部屋が広い割りにリーズナブルなホテルブランド。
- エディションホテルズ
- オートグラフ・コレクション・ホテルズ
- マリオット・バケーション・クラブ
- オーナーシップ型ブランド。
ザ・リッツ・カールトン[編集]
下記日本語公式サイトには掲載されていないが、大阪やシンガポール、ニューヨークなどにある「ザ・リッツ・カールトン」もマリオット・インターナショナルのホテルブランドのひとつである。マリオット・インターナショナルは1998年にザ・リッツ・カールトンを傘下に入れたが、他のマリオット・インターナショナルのブランドとは一線を画した独自の運営をとっているため、マリオット・インターナショナルの日本語公式サイトには掲載されていない。
日本での展開[編集]
- 関東
- コートヤード・バイ・マリオット東京銀座ホテル(東京都中央区) - 2007年3月31日までの名称はルネッサンス東京ホテル・銀座東武
- ザ・リッツ・カールトン東京(東京都港区)
- ザ・プリンス さくらタワー東京 - 2013年9月14日、日本のホテルとして初めて、「オートグラフ・コレクション」に加盟[2][3]。
- 東京マリオットホテル(東京都品川区) - 2013年12月3日オープン。ホテルラフォーレ東京を改装、リブランド。[4]
- コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション(2014年4月2日オープン。京橋トラストタワー内。)
- 中部
- 関西
- ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)
- ザ・リッツ・カールトン京都(京都市中京区) - 2014年2月7日オープン。ホテルフジタ京都跡地に建設。
- 大阪マリオット都ホテル(大阪市阿倍野区) - 2014年3月7日、阿部野橋ターミナルビル(あべのハルカス)内に「都ホテル」と「マリオット」のダブルブランドで開業[5]。
- コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション(2015年11月2日オープン。ホテルラフォーレ新大阪をリブランド。)
- 四国
- 沖縄
- オキナワ マリオット リゾート&スパ(名護市喜瀬)
- ルネッサンス リゾート オキナワ(国頭郡恩納村)
- ザ・リッツ・カールトン沖縄(名護市喜瀬) - 2012年5月29日オープン。「喜瀬別邸ホテル&スパ」を2011年8月末で閉鎖し、同年9月から改修工事に入っていた。
オープン予定ホテル[編集]
- 軽井沢マリオットホテル(長野県軽井沢町)
- ラフォーレ倶楽部 ホテル中軽井沢を改修・リブランドし2016年開業予定。
- 南紀白浜マリオットホテル(和歌山県白浜町)
- リゾートホテル ラフォーレ南紀白浜を改修・リブランドし2017年開業予定。
- 富士マリオットホテル(山梨県山中湖村)
- リゾートホテル ラフォーレ山中湖を改修・リブランドし2017年開業予定。
- 伊豆マリオットホテル修善寺(静岡県伊豆市)
- 総合リゾートホテル ラフォーレ修善寺を改修・リブランドし2017年開業予定。
- 琵琶湖マリオットホテル(滋賀県守山市)
- 総合リゾートホテル ラフォーレ琵琶湖を改修・リブランドし2017年開業予定。
- JWマリオットホテル奈良(奈良県奈良市)
- 奈良県が奈良警察署・県営プール跡地に整備を進める複合施設に2020年開業予定。
かつて運営していたホテル[編集]
- ルネッサンス岐阜ホテル(岐阜市)2006年1月1日より岐阜都ホテルに名称変更
- 東京マリオットホテル錦糸町東武(東京都墨田区)2006年4月1日より東武ホテルレバント東京に名称変更
- ルネッサンスサッポロホテル(札幌市豊平区)2015年10月1日よりプレミアホテル ―TSUBAKI― 札幌に名称変更
宿泊業以外での展開[編集]
- ロイヤル・マリオット・アンド・エスシー - ロイヤル(現在のロイヤルホールディングス)および住友商事との三社共同出資で1990年に設立された給食事業者。2008年にロイヤルコントラクトサービスに改称、マリオットとの提携は解消されている。
脚注[編集]
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スターウッド
ブランド[編集]
ブランド毎にビジネスモデルやターゲット層が異なるが、標準的な客室の宿泊料金が高い順に並べると以下のようになっている[5]。標準的な客室の宿泊料金により、ウェスティンやル ロイヤル メリディアンまでが高級ホテル、ル・メリディアンとシェラトンが中級ホテル、アロフト以下が低価格ホテルに分類される。
- 高級ホテル
- セントレジス (St. Regis)
- ザ・ラグジュアリーコレクション (The Luxury Collection)
- 王侯貴族が所有した歴史ある建物や、建物自体の美しさ、インテリアの豪華さなどに特徴のあるブランド。
- ダブリュー・ホテル (W )
- 宿泊に特化したデザイナーズ・ホテル。
- ウェスティン (Westin)
- バブル景気期に一時、日本の企業が所有した後、当社の傘下となった。
- ル ロイヤル メリディアン (Le Royal Méridien)
- エールフランスが経営していたホテルを端緒とするブランドの高級ホテルに相当する。
- トリビュートポートフォリオ (Tribute Portfolio )
- 2015年4月より展開している、独立系高級ホテルを厳選したブランド。
- シェラトングランド
- 同社最大のホテル数の上位ブランド
- 中級ホテル
- 低価格ホテル
- アロフト (Aloft Hotels )
- エレメント・バイ・ウェスティン (Element by Westin )
- フォーポインツ・バイ・シェラトン (Four Points by Sheraton )
- シェラトン系の低価格中規模ホテルブランド。