<スノーボードW杯>HP平野歩夢ら1~3位日本勢で決勝へ

毎日新聞 2月12日(金)19時25分配信
 スノーボードのワールドカップ(W杯)札幌大会は12日、札幌市のばんけいスキー場で男女ハーフパイプ(HP)の予選を行い、男子はソチ五輪銀メダルの平野歩夢(バートン)が90.50点の1位で、上位10人による14日の決勝に進んだ。ソチ五輪銅の平岡卓(同)は0.5点差の2位。今季開幕戦を制した片山来夢(同)は87.75点で3位、1月に2年ぶりのW杯優勝を果たした青野令(日体大)は71.25点の8位で通過した。

 女子の日本勢は、大江光(バートン)が3位、松本遥奈(クルーズ)が5位に入り、上位6人による決勝に進んだ。1位は劉佳宇(中国)。

 日本でHPのW杯が開かれるのは7季ぶり。2季ぶりのW杯参戦となる17歳の平野は予選後の記者会見で、「日本で大会をする機会は少ないので、自分の滑りを出して優勝したい」と語った。20歳の平岡は痛めていた左足の状態が良くなってきたといい、「調子は徐々に上がっていて楽しみ」と話した。

 既に7季ぶりの種目別優勝を決めている25歳の青野は辛くも予選を通過し、「滑りと点数がマッチしていないのは不安要素。決勝に行けてホッとしている。自分との戦いになる。満足する滑りをしたい」と話した。【江連能弘】
最終更新:2月12日(金)19時25分
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