



世間には、何十年にもわたって活発な性生活を保つカップルがいる。
長期間の男女関係における性的満足度について行われた史上最大級の調査結果によると、性生活に満足しているカップルは、多くのコミュニケーションを互いにやり取りしていることが判明した。研究チームはまた、ムード作り、多様な性行為の実践、頻繁にオーガズムを得る重要性なども指摘した。この研究結果は今月、学術誌「Journal of Sex Research」で発表される。
同研究によると、性的に満足していると回答した男女は、相手との関係でも満足度が高いことが判明した。
研究を行ったチャップマン大学、カリフォルニア州立大学、ソノマ州立大学、インディアナ大学キンゼー研究所のチームは2006年、ニュースサイトのMSNBCドット・コムに2週間にわたってアンケートを掲載。その後、夫婦ないし3年以上一緒に生活している男女の約3万9000組から得た回答を分析した。サンプルの平均年齢は女性が40歳、男性が46歳だった。
回答者は、現在の性的満足度と、付き合い始めから当初6カ月の性的満足度を1から7までの尺度で評価するよう求められた。全体の実に83%は、当初6カ月に満足していたと答えた。しかし、現在満足しているとの回答はわずか半数前後(男性が43%、女性が55%)だった。残りの回答は「普通」(男性16%、女性18%)だったり、「不満」(男性41%、女性27%)だったりした。
数年前の調査結果が今になって発表されるのは、研究者たちがこれほど大量のデータを分析し、同僚や編集者から審査を受けるのに通常何年もかかるからだ。
まず第1に、性生活に満足しているという人々は、不満だと回答した人々より頻繁にパートナーとセックスしていることが判明した。満足していると回答した男性の79%、女性の81%は週に1回以上セックスしていると答えた。不満と回答した人で、同じくらい頻繁にセックスしていると回答したのは、男性が17%、女性が23%にとどまった。
ただ研究者らは、性的満足度が先に来るのか、それともセックスの頻度が先に来るのかは分からないと述べている。論文の主執筆者であるチャップマン大学のデービッド・フレデリック助教(健康心理学)は、「ニワトリが先か卵が先かといった話だ」と説明。「満足しているカップルはより頻繁にセックスしたいと思う。これがカップルにより大きな満足を与え、頻度が増える」という。
研究では、興味深い男女差も明らかになった。男性の場合、満足の予測因子を強い順に並べると、ムード作り、多様な性行為、コミュニケーションとなった。女性では、オーガズムの頻度、ムード作り、コミュニケーションの順だった。
研究チームは、性的満足にとって重要な5種類のコミュニケーション、つまり言葉のやりとりを特定した。カップルがこれらのコミュニケーション戦略を使えば使うほど、性的満足度は高い。男女にとって重要度が高いものから挙げると、パートナーのベッドでの行為をほめる、どうしたいかをパートナーに聞かれる、パートナーにこうして欲しいと言う、日中にそういったことについてからかうような内容の電話ないし電子メールをパートナーと交わす、どう感じたかについてフィードバックを求める、の5つだ。
研究からは、ムード設定についても、満足している男女に共通して見受けられる5タイプが明らかになった。最も重要なのは、「愛している」と言うことだった。満足している男性の79%、女性の74%は直近の性交渉で、お互いに、もしくはパートナーが愛していると言ったと答えた。不満だと答えた男性では49%、女性では44%にとどまった。このほかのムード設定タイプを重要度の高い順に並べると、セクシーな話をする、行為中に起きたおかしなことを笑う、ろうそくを灯して照明を暗くする、バックグラウンド・ミュージックをかける、となった。
研究によると、セックスでの満足につながる行為のトップ5は、男と女で同じになった。新しい体位を試すことが、男女にとって最も満足度の高い行為となった。
長期間の男女関係における性的満足度について行われた史上最大級の調査結果によると、性生活に満足しているカップルは、多くのコミュニケーションを互いにやり取りしていることが判明した。研究チームはまた、ムード作り、多様な性行為の実践、頻繁にオーガズムを得る重要性なども指摘した。この研究結果は今月、学術誌「Journal of Sex Research」で発表される。
同研究によると、性的に満足していると回答した男女は、相手との関係でも満足度が高いことが判明した。
研究を行ったチャップマン大学、カリフォルニア州立大学、ソノマ州立大学、インディアナ大学キンゼー研究所のチームは2006年、ニュースサイトのMSNBCドット・コムに2週間にわたってアンケートを掲載。その後、夫婦ないし3年以上一緒に生活している男女の約3万9000組から得た回答を分析した。サンプルの平均年齢は女性が40歳、男性が46歳だった。
回答者は、現在の性的満足度と、付き合い始めから当初6カ月の性的満足度を1から7までの尺度で評価するよう求められた。全体の実に83%は、当初6カ月に満足していたと答えた。しかし、現在満足しているとの回答はわずか半数前後(男性が43%、女性が55%)だった。残りの回答は「普通」(男性16%、女性18%)だったり、「不満」(男性41%、女性27%)だったりした。
数年前の調査結果が今になって発表されるのは、研究者たちがこれほど大量のデータを分析し、同僚や編集者から審査を受けるのに通常何年もかかるからだ。
まず第1に、性生活に満足しているという人々は、不満だと回答した人々より頻繁にパートナーとセックスしていることが判明した。満足していると回答した男性の79%、女性の81%は週に1回以上セックスしていると答えた。不満と回答した人で、同じくらい頻繁にセックスしていると回答したのは、男性が17%、女性が23%にとどまった。
ただ研究者らは、性的満足度が先に来るのか、それともセックスの頻度が先に来るのかは分からないと述べている。論文の主執筆者であるチャップマン大学のデービッド・フレデリック助教(健康心理学)は、「ニワトリが先か卵が先かといった話だ」と説明。「満足しているカップルはより頻繁にセックスしたいと思う。これがカップルにより大きな満足を与え、頻度が増える」という。
研究では、興味深い男女差も明らかになった。男性の場合、満足の予測因子を強い順に並べると、ムード作り、多様な性行為、コミュニケーションとなった。女性では、オーガズムの頻度、ムード作り、コミュニケーションの順だった。
研究チームは、性的満足にとって重要な5種類のコミュニケーション、つまり言葉のやりとりを特定した。カップルがこれらのコミュニケーション戦略を使えば使うほど、性的満足度は高い。男女にとって重要度が高いものから挙げると、パートナーのベッドでの行為をほめる、どうしたいかをパートナーに聞かれる、パートナーにこうして欲しいと言う、日中にそういったことについてからかうような内容の電話ないし電子メールをパートナーと交わす、どう感じたかについてフィードバックを求める、の5つだ。
研究からは、ムード設定についても、満足している男女に共通して見受けられる5タイプが明らかになった。最も重要なのは、「愛している」と言うことだった。満足している男性の79%、女性の74%は直近の性交渉で、お互いに、もしくはパートナーが愛していると言ったと答えた。不満だと答えた男性では49%、女性では44%にとどまった。このほかのムード設定タイプを重要度の高い順に並べると、セクシーな話をする、行為中に起きたおかしなことを笑う、ろうそくを灯して照明を暗くする、バックグラウンド・ミュージックをかける、となった。
研究によると、セックスでの満足につながる行為のトップ5は、男と女で同じになった。新しい体位を試すことが、男女にとって最も満足度の高い行為となった。
By ELIZABETH BERNSTEIN