米マイクロソフトは2015年12月18日(米国時間)、ビジネスアナリティクスのためのデータ統合技術を開発してきたスタートアップ企業、Metanautix(「メタノーティックス」)を買収したことを明らかにした。
Metanautixの技術は、結果的にサイロ化してしまっているデータ間の境界をなくし、「組織におけるデータのタイプ、サイズ、所在にかかわらず。『データサプライチェーン』の接続を行うもの」とシロシュ氏はいう。
Metanautixは、SQL Server、Oracle Database、Teradataなどの従来型SQLデータベース、MongoDB、CassandraなどのオープンソースNo SQLデータベース、Salesforce.comなどのビジネスシステム、その他の多岐にわたるクラウドあるいはオンプレミスのデータストアにまたがるデータ統合を行えるという。
「Metanautixのアプローチにおけるカギは、多岐にわたるデータタイプを、最も広く使われているデータ問い合わせ言語であるSQLで、高速かつ高い拡張性を維持する形で、問い合わせられるようにしていることにある」(シロシュ氏)
マイクロソフトは、今後数カ月のうちに、Metanautixの技術をどのようにSQL ServerやCortana Analytics Suiteなどに統合していくかにつき、より詳しく説明するつもりと、シロシュ氏はブログポストで語っている
三木泉 IT