先住民の名「デナリ」に改称=北米最高峰マッキンリー―ホワイトハウス

時事通信 8月31日(月)9時4分配信

 【ワシントン時事】ホワイトハウスは30日、米アラスカ州の山で、北米大陸最高峰のマッキンリー(6168メートル)を、アラスカ先住民が呼んできた「デナリ」に改称したと発表した。
 先住民の言葉で「偉大な存在」を意味し、オバマ大統領が31日にアラスカ州で正式に宣言する。
 マッキンリーは1984年2月、登山家で冒険家の植村直己さんが消息を絶った山。日本でも広く知られた山の名だった。
 1896年、金採掘業者が当時の大統領候補ウィリアム・マッキンリーにちなみ名付けた。マッキンリーはその翌年、第25代大統領に就任した。
 しかし、先住民はその前から「デナリ」と呼んでおり、アラスカ州政府は1975年以来、デナリを公式に使うよう連邦政府に働き掛けてきた。
 改称にはマッキンリー大統領の出身地オハイオ州に反対意見があったものの、ホワイトハウスは30日の声明で「マッキンリー大統領はアラスカに足を踏み入れたことはない」と指摘。一帯が先住民にとって「聖域」であることから改称を決めたと表明した。 


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    最終更新:8月31日(月)12時22分
    時事通信