≪台湾≫ 歴史の正視、期待
戦後70年談話について、台湾の総統府は14日、「馬英九総統は、日本政府が今後も歴史の事実を正視し、深く反省し、教訓をくみ取り続けることを期待している」とする陳以信報道官の談話を発表した。その上で、日本に対し「前向きな思考と責任ある態度で周辺国家と友好協力関係を発展させ、地域の平和と繁栄をともに増進させることを望む」とした。
一方、オーストラリアのアボット首相は14日、安倍晋三首相の「お詫び」への言及を歓迎する声明を発表。アボット首相は「談話は各国の苦痛を認識している」と指摘し、日本との友好関係を強化することにつながると述べた。インドネシア外務省も同日、談話を「評価する」との声明を出した。(台北 田中靖人)
◇
≪米国≫ 「他国の模範に」と歓迎
【ワシントン=加納宏幸】米ホワイトハウスは14日、安倍晋三首相が発表した戦後70年談話が痛切な反省の念を表明したとして歓迎する声明を発表した。安倍首相が、戦後50年の村山富市首相談話、60年の小泉純一郎首相談話などの歴代内閣の立場を「今後も揺るぎない」としたことについても歓迎した。
声明は、米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官が発表。安倍首相が今後、世界の平和と繁栄に貢献すると述べたことを「評価する」とし、日本が戦後70年、平和、民主主義、法の支配を尊重してきたことは「他国の模範となる」と強調した。
米メディアも談話発表を一斉に報じた。AP通信は14日早朝、東京発で「深い悔悟を表明」と速報。日本が罪のない人々に「計り知れない損害と苦痛」を与えたと表明したと伝えた。米紙ニューヨーク・タイムズも電子版で談話全文を紹介し、村山、小泉両談話の「個人として反省の表現を示す過去のやり方」は踏襲されなかったと指摘した。
戦後70年談話について、台湾の総統府は14日、「馬英九総統は、日本政府が今後も歴史の事実を正視し、深く反省し、教訓をくみ取り続けることを期待している」とする陳以信報道官の談話を発表した。その上で、日本に対し「前向きな思考と責任ある態度で周辺国家と友好協力関係を発展させ、地域の平和と繁栄をともに増進させることを望む」とした。
一方、オーストラリアのアボット首相は14日、安倍晋三首相の「お詫び」への言及を歓迎する声明を発表。アボット首相は「談話は各国の苦痛を認識している」と指摘し、日本との友好関係を強化することにつながると述べた。インドネシア外務省も同日、談話を「評価する」との声明を出した。(台北 田中靖人)
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≪米国≫ 「他国の模範に」と歓迎
【ワシントン=加納宏幸】米ホワイトハウスは14日、安倍晋三首相が発表した戦後70年談話が痛切な反省の念を表明したとして歓迎する声明を発表した。安倍首相が、戦後50年の村山富市首相談話、60年の小泉純一郎首相談話などの歴代内閣の立場を「今後も揺るぎない」としたことについても歓迎した。
声明は、米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官が発表。安倍首相が今後、世界の平和と繁栄に貢献すると述べたことを「評価する」とし、日本が戦後70年、平和、民主主義、法の支配を尊重してきたことは「他国の模範となる」と強調した。
米メディアも談話発表を一斉に報じた。AP通信は14日早朝、東京発で「深い悔悟を表明」と速報。日本が罪のない人々に「計り知れない損害と苦痛」を与えたと表明したと伝えた。米紙ニューヨーク・タイムズも電子版で談話全文を紹介し、村山、小泉両談話の「個人として反省の表現を示す過去のやり方」は踏襲されなかったと指摘した。