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ピカデリーサーカスの広告、最後の日本企業も姿消す



Wall Street Journal


http://realtime.wsj.com/japan/2015/03/25/%E3%83%94%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%80%81%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%82%82%E5%A7%BF/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog




By Jun Hongo

ロンドンの観光名所ピカデリーサーカスではかつて、日本経済の躍進を象徴するかのように、日本企業の広告が大々的にスクリーンに映し出されていた。

だが、世界経済における日本の存在感が薄れるのに伴い、次々と日本企業の広告が姿を消し、今週、最後まで残っていた電子部品メーカーのTDKも広告を取り下げることになった。その結果、日本企業の広告が完全に姿を消すことになる。

TDKは世界でも大規模広告の名所の一つとされるピカデリーサーカスに1990年から広告を出してきた。当時、同社はまだ、カセットテープやビデオテープを中心とする消費者向け商品の販売が中心だった。

TDKの広報担当者はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、ピカデリーサーカスでの広告を打ち切る決断について、現在は企業向け事業に注力していることを反映するものだと説明した。同社はスマートフォン向けコンデンサなどさまざまな電子機器部品を製造している。

広告スペースの運営業者によると、ピカデリーサーカスに掲げられた広告は年間7200万人近い歩行者の目に留まることになる。ここでは過去100年間に、パナソニックやキヤノンといった日本企業を含め、50を超えるブランドの広告が登場した。

現在、ピカデリーサーカスでは、韓国の現代自動車やサムスン電子、米コカ・コーラなどの広告が人々の目を集めている。

原文(英語):Japan Exits Piccadilly Circus

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