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暗殺後に「家宅捜索」=ウクライナ侵攻の証拠押収か―ロシア




時事通信 3月2日(月)15時1分配信



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150302-00000061-jij-int




 【モスクワ時事】ロシア当局がモスクワで暗殺された野党指導者ボリス・ネムツォフ氏の関係先を次々と「家宅捜索」している。同氏はプーチン政権が認めないウクライナ東部への軍事介入の証拠を入手、暴露を計画していたとされる。ウクライナのメディアは1日、ロシア当局がこの証拠を既に押収したと伝えた。
 ロシア当局は懸賞金300万ルーブル(約580万円)を用意して有力情報の提供を呼び掛ける。プーチン大統領は「犯人を裁くため全力を尽くす」と約束したが、黒幕を含めて容疑者は明らかでない。
 ネムツォフ氏らは当初、1日にモスクワでウクライナ軍事介入に抗議する反戦デモを計画していた。暗殺を受け、急きょ追悼デモに変更された。
 ネムツォフ氏と交流があったウクライナのポロシェンコ大統領は「暗殺されたのは、ロシアが軍事介入している証拠を暴露しようとしたため」と主張。本人から数週間前、この証拠の存在を伝えられたと明らかにした。内容は不明だが、1日に反戦デモで披露するつもりだった可能性もある