ロシア大統領次女、表舞台に? =報道タブー終了か、リーク説も
時事通信 2月5日(木)14時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-00000062-jij-int
【モスクワ時事】ロシアで「国家機密」並みに扱われてきたプーチン大統領の次女(28)の近況が最近、報じられるようになり、話題を呼んでいる。17億ドル(約2000億円)を投じるモスクワ版シリコンバレー建設計画の責任者「エカテリーナ・チホノワ」氏が、その本人だという。満を持しての表舞台登場とさせるため、大統領府が意図的にリークした演出と臆測する見方もある。
次女の本名もエカテリーナさん。サンクトペテルブルク大で日本語を学び、訪日歴もある。かつて大統領は自著で「頭の良い子」と自慢していた。ロシアで盛んなダンス「アクロバットロックンロール」の有名な選手で、欧米メディアは「ダンシングドーター(踊る娘)」と異名で呼んでいる。
発端は、モスクワ版シリコンバレー建設計画に関するロシア経済紙RBKの1月の報道。経歴不詳の「チホノワ」氏が巨額プロジェクトを任されていると伝え、プーチン大統領側近が率いる国営企業とも協力関係にあると報道。RBKは「謎に包まれている」と意味深に伝えた。
これを受け、ロイター通信は関係者の話を元に「大統領の次女だ」と断定した。
これまで隠してきた次女をここへ来て「お披露目」した背景には、ウクライナ危機後の経済難がありそうだ。
反プーチン政権派は昨年9月、豊かな外国暮らしをしているとみられる政治家の子女のリストを公表。大統領の娘2人もここに入っていた。
暮らしが厳しくなる国民からは「愛国的ではない」とみなされかねない。危機感を抱いたか、大統領は11月、「2人はモスクワにいる」とタス通信に語り、反論していた。
次女と特定する報道について、ペスコフ大統領報道官は「知らない」とだけ述べ、否定はしていない。これまで「プーチン家の私生活を暴いたメディアはつぶされる」とタブー視されてきた中では異例の対応とみられている。
時事通信 2月5日(木)14時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-00000062-jij-int
【モスクワ時事】ロシアで「国家機密」並みに扱われてきたプーチン大統領の次女(28)の近況が最近、報じられるようになり、話題を呼んでいる。17億ドル(約2000億円)を投じるモスクワ版シリコンバレー建設計画の責任者「エカテリーナ・チホノワ」氏が、その本人だという。満を持しての表舞台登場とさせるため、大統領府が意図的にリークした演出と臆測する見方もある。
次女の本名もエカテリーナさん。サンクトペテルブルク大で日本語を学び、訪日歴もある。かつて大統領は自著で「頭の良い子」と自慢していた。ロシアで盛んなダンス「アクロバットロックンロール」の有名な選手で、欧米メディアは「ダンシングドーター(踊る娘)」と異名で呼んでいる。
発端は、モスクワ版シリコンバレー建設計画に関するロシア経済紙RBKの1月の報道。経歴不詳の「チホノワ」氏が巨額プロジェクトを任されていると伝え、プーチン大統領側近が率いる国営企業とも協力関係にあると報道。RBKは「謎に包まれている」と意味深に伝えた。
これを受け、ロイター通信は関係者の話を元に「大統領の次女だ」と断定した。
これまで隠してきた次女をここへ来て「お披露目」した背景には、ウクライナ危機後の経済難がありそうだ。
反プーチン政権派は昨年9月、豊かな外国暮らしをしているとみられる政治家の子女のリストを公表。大統領の娘2人もここに入っていた。
暮らしが厳しくなる国民からは「愛国的ではない」とみなされかねない。危機感を抱いたか、大統領は11月、「2人はモスクワにいる」とタス通信に語り、反論していた。
次女と特定する報道について、ペスコフ大統領報道官は「知らない」とだけ述べ、否定はしていない。これまで「プーチン家の私生活を暴いたメディアはつぶされる」とタブー視されてきた中では異例の対応とみられている。