韓国がメルケル首相に平和賞を授与、海外メディアは日本を暗に批判と報道―中国紙

XINHUA.JP 9月18日(木)13時12分配信







韓国がメルケル首相に平和賞を授与、海外メディアは日本を暗に批判と報道―中国紙



環球時報は18日、「韓国がメルケル首相に平和賞を授与、海外メディアは日本を暗に批判と報道」と題した記事を掲載した。



韓国ソウル平和賞の審査委員会は17日、第12回ソウル平和賞をドイツのメルケル首相に授与すると発表した。ドイツを代表して第2次大戦の歴史に対して心から謝罪したことを評価したもの。メルケル首相本人が韓国を訪問する際、自ら表彰を受けるという。

17日付の韓国紙・中央日報によると、ソウル平和賞審査委員会の李哲承委員長は同日の記者会見で、世界各国が推薦する複数の個人や団体の候補者を客観的、厳正に審査した結果、最終的にドイツのメルケル首相に授与することを決定したと発表した。

審査委員会は、メルケル氏はドイツ初の戦後生まれの首相でありながら、ナチスの過去のユダヤ人虐殺など世界平和を脅かし、破壊する犯罪行為について、イスラエルと全世界に向けて反省と謝罪を繰り返し、被害国と加害国の間の矛盾を緩和させたと評価した。

ソウル平和賞は1994年にソウル五輪の開催成功を記念して創設された。授与は2年に1度行われ、これまでに国連の潘基文事務総長など11人が受賞しているが、現職の国家首脳に授与されるのはこれが初めて。

AFP通信はこれについて、「韓国は一貫して日本が過去に朝鮮半島を植民支配した歴史を十分に反省していないと批判している。今回の授与は暗に日本を批判したものだ」と報道。日本メディアではこの件は報じられていないが、韓国メディアの日本語サイトで知った日本のネットユーザーは「メルケル氏の戦争への謝罪が反日の政治道具と化し、韓国に利用されている」といった声をあげている。

(編集翻訳 小豆沢紀子)