英金融ロイズが登記所在地の移転検討、スコットランド独立なら

ロイター 9月3日(水)4時51分配信



[ロンドン 2日 ロイター] - 英金融大手ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>が、18日に行われるスコットランド独立の是非を問う住民投票で独立が賛成多数となった場合、登記上の所在地をスコットランドの首都エジンバラからロンドンに移すことを検討していることが関係筋の話で明らかになった。

関係筋によると、登記上の所在地をロンドンに移した場合、傘下のバンク・オブ・スコットランドは外国部門として運営することが検討されている。

ロイズの経営陣の大部分はロンドン本社に勤務しているが、ロイズの登記事務所の所在地はエジンバラ。このため、スコットランドが独立すれば、同行は法律上スコットランドの銀行として区分されることになる。

政府支援を受けた同行の株式25%は現在、英政府が保有。ロイズは住民投票の結果が明らかになるまで、何も決定しないとの立場を示している。