フランスは昨年も世界最大の観光国、2位米国を大きく引き離す

ロイター 8月13日(水)13時20分配信







フランスは昨年も世界最大の観光国、2位米国を大きく引き離す


 8月12日、フランス中銀の統計によると、2013年に同国を訪れた観光客は約8500万人で、世界トップを維持した。写真はパリのルーブル美術館付近で撮影(2014年 ロイター/Jacky Naegelen)


[パリ 12日 ロイター] - フランス銀行(中央銀行)の統計によると、2013年に同国を訪れた観光客は約8500万人(前年比2%増)で、世界トップを維持した。景気低迷にもかかわらず、中国人の関心が高まったほか、北米の観光客が戻ってきたことが背景。

フランスは、地中海のビーチやスキーのできる山岳地帯、ベルサイユ宮殿からユーロディズニーまで、豊富な歴史的建造物や観光地に恵まれている。

2位の米国を訪れた観光客は6980万人、3位のスペインは6070万人だった。

13年にフランスを訪れた観光客を国別でみると、中国人が23.4%増、インド人が15.7%増で、アジアからの観光客が450万人に達した。世界金融危機で激減していた北米からの観光客は5.8%増の420万人となった。

スペイン、ブラジル、日本からの観光客はわずかに減った。中銀はこれについて、こうした国々での経済問題が背景にあると分析した。