









今のところ、世界最高の
プロ並みのエスプレッソと
そのエスプレッソを使った、キャフェラテ、カプチーノなどができる
最高の家庭用エスプレッソ・マシーンのようです。
アメリカのレストランでは、
たいていこの『ポッド』という紙に包まれたエスプレッソ粉のパック
を、掃除が簡単なうえ、
味もマニュアルと、ほとんど変わらないため使っております。
その『ポッド』という便利なものを使用した家庭用マシーンは、
未だにありませんでしたが、
何とパナソニックが作ったのです。
世界の家電製品では、
カプセルを使ったネスプレッソ風などが、
幅を利かせておりますが、
しょせん「子供だまし」で、
おいしい、
といわれるエスプレッソはできませんが、
このパナソニックのマシーンは、大したものです。
お値段も、超・リーズナブルです。
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業務用に匹敵する20気圧で本格的な味が楽しめるパナソニックのエスプレッソマシン『NC-BV321』
Panasonic『NC-BV321-CK』実勢価格約2万2000円
エスプレッソもドリップも1台で対応できるスライドカセット方式のエスプレッソ&コーヒーマシン。スチーム式ミルクフォーマー機能でカプチーノやカフェラテが楽しめる。エスプレッソはカフェポッド抽出方式を採用して、手軽に本格的な味が楽しめる。●幅184×高さ367×奥行き360mm、5.1kg。
コーヒー好きなら一度は考えること、それはエスプレッソマシンを自宅に置いて、好きな時に好きなだけエスプレッソを飲む。マシンはステンレス製でポンプ圧力は20気圧は欲しいなんて妄想するのだが、業務用は大きくて重くて高くて、メンテも面倒で、とてもじゃないが導入は無理と考え直す。
まあ、お手軽に本格的な味を追求するなら、カフェポッドを使う手がある。普通にエスプレッソを入れようとすると、コーヒー豆を挽いて、フィルターホルダーに詰めて、タンピングして、スプレッソマシンにセット、いよいよ抽出となる。この粉を圧縮するタンピング作業にもコツがあるらしくバリスタの腕の見せ所になる。これに対してカフェポッドを使えば、フィルターホルダーにポッドをセット、マシンにセット、抽出となる。
さらにコーヒー豆のカスが出ないので掃除も簡単なのだ。弱点はカフェポッドのコストが高いことだが、業務用を購入すればかなりコストを低減できる。今回は44mmのカフェポッド対応でスチーム式ミルクフォーマーを搭載したPanasonic『NC-BV321-CK』でカプチーノのある生活をおくってみた。
【ゴン川野の結論】
まず、一般的なエスプレッソマシンと比較して『NC-BV321』は少し大きめだ。幅はそれほどでもないが高さがある。拙宅のキッチンカウンターに載せたら、操作パネルが見えなくなった。高さ36.7cm、奥行き36cmである。まず、置き場所を確保する必要がある。重さ5.1kgもあるので、使う時だけ出すというわけもいかない。出来ればキッチンのそばに置いた方が便利だ。とりあえずテーブルの上にセット。エスプレッソの入れ方は非常に簡単で、業務用と同じ20気圧を誇る圧力と独自のポッド押さえ機構の働きで、文句ナシの薫り高いエスプレッソが抽出された。
スチーム式ミルクフォーマーは、扱いがちょっと面倒で、まず本体に残っているお湯を排出してから、ミルクカップに溜まったお湯を捨てて、ミルクを入れてスチームレバーを下げて、泡立てる。手際よくやらないと先に出来たエスプレッソが冷める恐れがある。まあ、適温67度なので少しぐらい下がっても問題ないが。フォームドミルクは自動的に出来るので手間いらずで完璧なカプチーノやカフェラテが楽しめた。毎日、エスプレッソを飲む人にはオススメ。フォームドミルクの完成度は高いが作る過程は少々面倒である。一般のエスプレッソマシンに比べてお手入れは非常に簡単だった。
■オマケ! カフェポッドお試しセット味の傾向
illy「Normal roast」
元祖エスプレッソカフェポッド開発メーカー。LAVAZZA、KIMBO、Segafredoと並ぶイタリア4大ブランドの一つ。酸味があって飲みやすい。口当たりがキリリとしている。スッキリタイプ。私はこれが一番好きだ!
Musetti「ROSSA」
イタリア、ピアチェンツァで創業。20ヵ国以上のコーヒー豆を吟味して焙煎、ブレンドしている。デロンギとの関係が深い。ロッソは赤、カプチーノに適したポッド。苦味が強く、酸味は少ない。味は強すぎず飲みやすい。
KUN「ROSS BLNCND/Normal roast」
日本のカフェポッド専門店のプライドの集大成、オリジナルカフェ。ストロングな味わいで、これぞエスプレッソという感じ。酸味は少なく、苦味が強い。目が覚める一杯だ。
VNCRANI「espresso bar」
イタリア北部コモを中心に半世紀にわたり展開。マイルドな味わいで、エスプレッソが苦手な人にも飲みやすいと思う。
@velli「Mr.POD」
15万件あるイタリアのバールで最高の格付け。フルーティーな香りで、これもストロングな味わい。
LAVAZZA「GRAN CRNCMA」
イタリア圏内だけでなく、パリ、ロンドン、NYでコーヒー通を魅了する味。香りが立ち、スッキリした味わいながら、なかなかストロングだ。
クリーミーな味わいのカプチーノが完成。見た目も味も本格派。これが飲めるなら、多少の手間は気にならない。ラテアートにも挑戦したがうまくいかなかった。一筋縄ではいかないようだ。もちろん問題はミルクフォームではなく、腕の方である。
パーツを交換するとペーパーフィルターを使ったドリップコーヒーも入れられる。といっても最大2人分しか出来ない。今回は適合するフィルターが手持ちになかったため、残念ながら試飲できなかった。
ドリップ式の場合のみ、マグカップ、標準、アイスが選択できる。さらに標準を選ぶと1杯か2杯かが選択できる。抽出が終わるとピーピーと盛大なビープ音で知らせてくれる。
(文/ゴン川野)
<製品情報>
Panasonic
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=NC-BV321-CK